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中古車の査定相場は次の4つの要因で決定します。
- 車種による要因
- 車両の状態による要因
- 車両の需要と供給による要因
- 時期・タイミングなどによる要因
これら要因の中にはさらに細かく査定ポイントがあります。この査定ポイントを全て把握しておく必要はありませんが、重要なポイントを把握しておくことで実際に査定をしてもらった際に少しでも査定金額をUPさせることも可能です。
車の売却を考えている方はこの記事で紹介する査定相場が決まる4つのポイントについて把握しておきましょう。
このページの目次
【要因①】車種による要因
- 車種(モデル)
- 年式
- ボディカラー
車種による要因とは主にこの3つのポイントを指します。
査定金額を決める大きな部分としてとても大事なポイントです。
1-1:車種(モデル)
当然ですが、新しい車種・モデルであればあるほど査定価格はあがる傾向にあります。
逆にモデルチェンジをしたばかりの車種は査定金額が一気に減少してしまいますので、所有している車がモデルチェンジすると噂を聞いたら、売却のタイミングだと覚えておきましょう。
1-2:年式
年式も車種(モデル)同様に新しければ新しいほど査定金額は高くなります。年式についてはモデルチェンジをすることよりも年々価値が減少していくイメージを持っておきましょう。
1年経過後が一番価値の減少が大きく、その後は徐々に徐々に車両の価値が減少していきます。人間と同じで車もその日が一番若く、価値が高いので売却を検討し始めたら1日でも早く決断をして動くといいでしょう。愛車を少しでも高く売却できるのはやはり気分がいいです!
1-3:ボディカラー
同じ車種でもボディカラーが赤なのか、黒なのかで査定金額は変わります。これは単純にボディカラーによって人気度合いが異なるからです。
派手な色や純正にないようなボディカラーは基本的に高評価とはなりません。シルバーや白、黒といった定番色と呼ばれるボディカラーであれば無難に査定金額がつきます。
売却のことまで考えて車を購入するのであればボディカラーも意識しておくべきポイントです。
【要因②】車両の状態による要因
- 傷やダメージ、車内の状態
- 走行距離
- 純正オプション
- 禁煙車か喫煙者
車両の状態とはこれら4つの項目を指します。
前章でお伝えした車種による要因とは違い、これまで乗車してきたことに対してよる評価される要因です。
2-1:傷やダメージ、車内の状態
車両の状態による要因の中でも、傷やダメージ、車内の状態は特に査定結果を大きく左右するポイントです。
凹みや傷においてはダメージ具合によって減点加減は割と変動します。ボディーに対してのダメージは分かりやすいポイントですが、エンジン周りへのダメージやタイヤのすり減り方なども査定結果に直接影響が出るポイントです。
ダメージといえばこれまでに挙げたような部分ですが、忘れてはいけないのが車内のシートやフロアマットの綺麗さも査定対象になります。
修復歴や事故歴がある車両は大きく減点される可能性が高いので、もし該当する場合は覚悟しておかなければいけません。ネットに出ているような査定価格よりはまず低くなると想定しておきましょう。
2-2:走行距離
走行距離は短ければ短いほど査定時の評価が高くなります。
1つの指標として、次の2つの場合で把握しておくといいかもしれません。
ガソリン車で10万キロ、ディーゼル車で20万キロ。この走行距離を境に査定金額は大きく下落すると言われます。これは実際に私も経験し感じたことがあります。
日本車であれば10万キロ走っても故障もほとんどしませんし、車両トラブルなんてなかなか起きません。しかし、査定時の評価にはやはり響いてくるのが走行距離なのです。
ちなみに1年で1万キロが平均走行距離と言われ、5万キロ走行している車だと5年落ちの車と同評価付近で査定をされます。
2-3:純正オプション
純正オプションは評価が高くなる査定ポイントです。
反対に純正以外でカスタマイズをしたり、オプションを搭載したりしている車は評価されにくくなります。
純正オプションが愛車に搭載されている場合は必ず査定前に担当スタッフまたは査定士にあざとくアピールをしましょう!
2-4:禁煙車か喫煙車
禁煙車は査定に有利となるケースがここ近年で増えています。
禁煙車であれば買取をする業者も次の購入者へ販売をしやすいことから、査定の重要評価ポイントとして考えているのでしょう。
タバコが昔ほど世の中的に受け入れられていないことからも、禁煙車の価値は上がっています。
もし売却したい車でタバコを吸っていたのであれば、査定前に灰皿を綺麗にし、車内の匂いをできるだけ消すように努力しましょう。
【要因③】車両の需要と供給による要因
- モデルチェンジ
- メーカーのリコールやトラブル
- 他社モデル
車両の需要と供給による要因はこれら3つが大きく関わってきます。いわゆる世の中のトレンドも車の査定評価に影響をするのです。
3-1:モデルチェンジ
要因①でも少し触れた部分ですが、モデルチェンジをしたタイミングで査定相場は大きく変わります。
新しいモデルの評価や人気が高ければ、旧モデルは大きく下落し、反対に新モデルが不評であれば旧モデルが再評価され査定相場が上がるケースが過去にありました。
モデルチェンジによるトレンドの変化は査定相場へ大きく影響します。
3-2:メーカーのリコールやトラブル
そうそう起きないことですが、自動車メーカーのリコールやトラブルによって査定相場が揺れることがあります。そうそう起きないとお伝えしましたが、過去に私は二度影響を受けました。リコール対象やトラブルのあった年式の車種に該当していれば査定評価はなかなか高くなりません。
3-3:他社モデルとの比較
競合するモデルの人気度合いと、愛車のモデルの人気度合いは査定相場に影響します。
私は自分の趣味や好みで車を購入したいとも思いますが、先に売却することを考えると売却のことを考えて購入する車を検討します。
人気が出そうな車種やモデルを見極める先見の明は車を購入する際にとても大事だと気づかされます。
【要因④】時期・タイミングなどによる要因
車の査定額が高くなる時期は「1〜3月」「6月〜8月」です。これがなんの時期かと言うと、新生活とボーナスのタイミングになります。
いわゆる購入者が増える時期であるため、買取をする業者はいつもより相場を上げて査定をして買取をするのです。相場より高くても台数を集めたい買取業者のこの時期を狙うのは上手な売却と言えます。
あとは、日本の景気や社会の状況によっても査定相場が変動することがありますが、これは狙って起きるタイミングではないためこのタイミングを待つのはナンセンスでしょう。
まとめ
車の査定相場が決まる4つの要因は下記の通りでした。
- 車種による要因
- 車両の状態による要因
- 車両の需要と供給による要因
- 時期・タイミングなどによる要因
査定相場に直接影響する要因と間接的に影響する要因がありましたが、全て査定相場を構成する重要なポイントです。これから車の売却を行うのであれば把握しておくことで少しでも査定金額のUPを狙うことができるはずです。査定前にもう一度この記事を見直して挑んでみましょう。
下記記事では車を最高価格で売却する方法を詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。