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中国は先端技術の分野でも大きな存在感を発揮しており、スマートフォンやPC、テレビは性能が向上し、「安かろう悪かろう」のイメージから脱却しています。
そして、自動車業界でも成長が著しくEV市場では日本よりも一歩抜き出ている印象を受けます。
こうした背景もあってか、1-5月の輸出台数はドイツを上回り、日本に次ぐ第2位に躍り出ました。
中国が輸出台数100万台を突破
上半期の中国輸出台数は100万台を突破し、1-5月の累計で前年より43%増加した108万台になりました。
この数字はドイツを上回り、日本に次ぐ世界第2位になる数字です。
世界的に半導体などの材料不足や新型コロナウイルスの影響による工場稼働停止で思うように生産スケジュールを消化できない中で中国の増加率は群を抜いています。
日本や欧米では自動車生産が縮小傾向にありますが、東南アジア市場ではニーズが高いため、品質とコストパフォーマンスが高まっている中国車は供給不足を追い風にできたのでしょう。
このまま中国は1位になるのか
中国はガソリン車の開発では日本やドイツなど、自動車製造の歴史が長い国に差をつけられていましたが、EVなどの新エネルギー車の開発では世界的に見ても優れています。
新型エネルギー車の5月の輸出台数は前年比の130%増加した4万3000台と大幅に増加しています。
中国国内でのEV車販売台数の上位はほとんどが国内メーカーになっていて、唯一上位に入っているのはテスラのみでした。
上海GM五菱汽車が発売している軽EV「宏光MINI EV」はテスラの「モデルY」に次ぐ売上になっている日本よりも先に軽EVの販売に成功していると言えるでしょう。
新エネルギー車の輸出先はベルギー、英国、ドイツ、フランス、オーストラリアなど先進国であることから、値段だけでなく、品質も評価されていることがわかります。
ホンダも中国にEV新工場建設を開始していることを発表しており、湖北省武漢市に敷地面積63万平方メートル、EV生産能力年間12万台の新工場を2024年に稼働開始することが目標になっています。
国内だけでなく、海外輸出も好調であることから、しばらくは中国の自動車業界の勢いが止まることはないでしょう。
中国の勢いは加速している
昨年よりも43%も増加している中国は今年中に日本の輸出台数を越す可能性も十分にあるでしょう。
日本もこのまま追い越されるのではなく、東南アジア市場でのシェア獲得で1位の座を守ってほしいですね。
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