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自動運転技術は各メーカーが様々なコンセプトで開発を行っています。
トヨタの「Advanced Drive」、ホンダの「Honda SENSING」、スバルの「アイサイト」などがあり、メーカーの特徴にもなっています。
そして、マツダが11月4日に運転支援システム「MAZDA CO-PILOT CONCEPT(コ・パイロット・コンセプト)」を発表しました。
自動運転コンセプト、「Mazda Co-Pilot Concept」
システム名になっている「コ・パイロット」は副操縦士という意味です。
今回のシステムはドライバー中心のシステムになっていて、名前の通り、すぐ横で見守っているかのようなサポートをしてくれます。
通常時は快適な運転ができるようシートやペダルを調整し、ドライバーが体調不良や居眠りで正常な運転ができ無くなれば安全に車両を停止させるようになっています。
マツダは2022年から「Mazda Co-Pilot Concept 1.0」を導入する予定で2025年以降に改良した2.0を発表していく予定になっています。
運転手の状態を察知する「人間中心」の設計思想
マツダは開発において「人間中心」という考えを持って設計を行っていて、「走る歓び」をドライバーに感じてもらうことを追求しています。
「コ・パイロット」は他のメーカーと違い、ドライバーが主導になっていてサポートに重点が置かれていますね。
車内に搭載されたカメラでドライバーが通常時とは異なる挙動やハンドルやペダルの操作などから総合的に判断して、自動運転に切り替え行い、高速道路での走行時には外部に異常を知らせ、緊急通報まで行ってくれます。
高速運転時のサポートを行うシステムは多いですが、通常走行でもサポートを行うのは非常にありがたいサポートですね。
交通事故総合分析センターの調査では体調が急変した際の事故は98.5%で時速60㎞以下の速度で発生しています。
一般道路での事故発生を防ぐ機能をつけてくれることは交通事故の減少につながることが期待できるでしょう。
また、助手席の同乗者が異常に気づいた際には「緊急通報ボタン」を押すことで事故を防ぐことができます。
2022年に導入されるのはモデルは発表されていませんが、おそらく「MAZDA6」「CX-60」などではないかと予想されます。
そして、2.0ではドライバーに異常が出る前に探知することを目標にしていてさらなる安全性向上を予定しています。
どんなに進化しても扱うのは人間
マツダの「コ・パイロット」は全てのドライバーに取ってとても頼りになる支援システムになりそうですね。
ドライバーが運転する楽しさを感じれるような、「人間中心」の設計思想はマツダの理念が形になってように思えます。
しかしながら、こうした支援システムは、どんなに進化しても、それを扱うのは人間です。正しく理解して適切に使用しなければ、むしろ危険になる恐れもありますので、この点にだけは注意したいものです。
※ ページ上部画像の出典
マツダの自動運転の考え方