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危険!高速道路の逆走パターン3つ。原因は認知症だけではない

高速道路の逆走は危険
       
筆者たかまさ
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高速道路上での逆走事故のニュースが、TVや新聞などのニュースで取り上げられることも少なくありません。

NEXCO東日本によると、2日に1回の割合で全国の高速道路上で逆走が発生しているそうです。

少し古いデータになりますが、2018年には全国の高速道路上で200件の逆走が発生して、その中で32件(死亡事故1件を含む)が事故に繋がっています。

逆走による衝突事故は他の事故と比較しても重大事故に繋がる可能性も高く、死傷事故の割合が約4倍、死亡事故となる割合が約40倍高くなると、国土交通省では注意を促しています。

今回は、逆走事故発生の状況、発生する原因、逆走車に遭遇した際に取るべき行動を中心に紹介させていただきます。

高速道路上の逆走は高齢ドライバーだけではない

NEXCO東日本の調査では、2018年に発生した逆走200件をドライバーの年齢別に区分すると、一番多いのが75歳以上の高齢ドライバーの96件と全体の48%を占めていました。

次に30歳以上65歳未満の45件が22%で続き、65歳以上75歳未満が41件で21%、30歳未満が18件で9%の結果となっています。

このように逆走の発生は75歳以上の高齢ドライバーが多くを占めていますが、65歳未満のドライバーでも31%と決して少なくない数が発生しているので、どの年齢のドライバーでも起こり得ると言えるでしょう。

また、発生する場所については国土交通省が発表したデータによると、IC(インターチェンジ)やJCT(ジャンクション)が最も多く60%、次いで本線が16%、SAやPAが5%、その他不明が19%となっています。

逆走が発生する原因について

逆走が発生する原因は、大きく分けると3つに分類できますので、NEXCO東日本が2018年に発表したデータと国土交通省のデータを基に紹介していきましょう。

過失による逆走

逆走の原因としては全体の38%と一番多く、77件が発生しています。

過失による逆走をした理由は主なものとして、一般道から高速道路の侵入時に誤ってICの出口から侵入して本線をそのまま逆走したもの、SAやPAから本線に戻る時に誤ってSAやPAの導入路側に侵入して逆走したものなどです。

過失による逆走では、高速道路を初めての利用、ほとんど利用したことがないドライバーの割合が70%以上と多数を占めていることから、不慣れな高速道路での出入り口標識の見落としなどが原因と考えられるでしょう

故意による逆走

こちらは間違いに気付いて正常なルートに戻るために、意図的な逆走をしてしまったケースで、全体の25%で50件が発生しています。

主な理由としては、分岐またはJCTで行き先方向を間違えて侵入して本線手前でUターンしたもの、下りる予定の出口を通り過ぎてしまったために本線上でUターンしたもの、誤って手前のICやJCTに進入後に本線に戻るために反対車線との合流地点でオフランプ(出口側)に侵入して本線を逆走したものなどです。

故意による逆走は他の分類に比べて、高速道路の利用頻度が高いドライバーが40%以上を占めており、65歳未満の年齢のドライバーが約50%を占める高い割合になっています。

ドライバーに最後まで認識がない逆走

ドライバーがどこをどちらに走っているかの認識もないケースが多く、逆走の原因としては全体の21%を占めて41件発生しています。

原因としては認知症の他に、飲酒や薬物の使用などが考えられ、ドライバーに逆走をしている認識がないだけに事故率も高く危険です。

認識がない逆走は、高速道路を初めての利用、ほとんど利用したことがないドライバーの割合が約78%と高く、60歳以上のドライバーが約93%を占めています。

高速道路上で逆走車に遭遇した時は

逆走車の存在を知った時には

電光掲示板などで逆走車の存在を知った時には、逆走車は追い越し車線を走行してくる傾向があるので、追い越し車線を走行中の際には速やかに走行車線に戻り、速度を落として走行しましょう。

逆走車を発見した時には

高速道路を走行中に逆走車を発見した時には、逆走車も高速で走行しているので、お互いに速いスピードでの正面衝突を避けなくてはいけません。

そのためには、急ハンドルを避けて正面衝突にならないように車を寄せて、速度を落としてやり過ごすようにしましょう。

また、NEXCOでは同乗者による110番通報の他に、SAやPAに設置されている非常電話からの通報、料金所の係員等への申し出を推奨しています。

高速道路の逆走のまとめ

今回は逆走事故発生の状況、発生する原因、逆走車に遭遇した際に取るべき行動を中心に紹介させていただきました。

高速道路上での逆走は相変わらず発生しており、悲惨な死傷事故もニュースでみかけます。

特に故意による逆走は悪質で、「危険運転致死障罪」に問われるケースもありますので、絶対にやめましょう。

高速道路でICやJCTを間違えた際には、次のICまで行き料金所の係員に間違えた旨を告げれば、特別転回証明書を発行してもらえますので、指示に従ってUターンをすれば、余分な料金はかからずに戻ることが可能です。

また間違えて逆走してしまった場合は、路肩にハザードランプを点灯して停め、発煙筒などで走行車両に知らせた後に、携帯電話や非常電話などで道路管理者に知らせましょう。

今回の記事をお読みいただきまして、ありがとうございました。
【参考】NEXCO東日本「高速道路における逆走の発生状況」

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