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紅葉シーズンを迎えつつありますが、木々の紅葉とともに落ち葉が大量に発生する時期となります。
これから木々が冬を迎える晩秋の風物詩ともいえますが、この落ち葉がクルマにとっては意外に厄介なものです。
降り積もった落ち葉は、タイヤをスリップさせることや、塗装を痛めるなどのトラブルを引き起こす原因になることもあります。
今回は、この時期ならではの、落ち葉が原因で起きるクルマのトラブルについて、いくつか紹介していきましょう。
このページの目次
落ち葉が多い時期はいつ
落ち葉の多い時期としては、紅葉のシーズン以降が最も多く見られますが、台風などによって強風が吹いた後にも、大量の落ち葉が発生することがあります。
また、西日本に多い樫の木やシイノキなどの常緑樹は春から初夏にかけて、新芽との入れ替わりのために落葉するものもあるようです。
落ち葉の上は想像以上に滑りやすい
落ち葉の上が滑りやすい理由
みなさんも、落ち葉の上を歩いていて靴底が滑った経験はありませんか?
実は多くの木の葉には、乾燥から守るために「クチクラ層」と呼ばれる、油分を含んだ層が存在しています。
葉が落ちて水に濡れることによって、「クチクラ層」が分解されてしまい、葉から多くの油分が葉の表面に浮き上がってしまい、これが落ち葉の上では人やクルマが滑る大きな原因の一つとされているのです。
落ち葉の表面が乾いていても注意が必要
雨が降った後などは落ち葉の表面も濡れているので、注意を払うドライバーも多いのですが、たとえ降り積もった落ち葉の表面が乾いていても、中は濡れていることが多いので、落ち葉の上を通過する際には、タイヤのスリップには注意が必要です。
また、水分で濡れた落ち葉は油分が多くしみ出しているため、雪道や凍結路並みに滑りやすいとも言われています。
とくに気をつけたいのがイチョウの葉で、油分をたいへん多く含むため、降り積もった落ち葉の上を通る時には、たとえ落ち葉の表面が濡れていなくても、速度を落として急なハンドル操作を避けるなど、細心の注意を払う必要があります。
スリップ以外の落ち葉によるトラブル
落ち葉の吹き溜まりは避けて通りましょう
山道などで道路の端に落ち葉の吹き溜まりがある場合、対向車が来たからと左側に寄るため、その上を通過してしまいがちですが、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
山道などでは道端に側溝があることも多く、大量に降り積もった落ち葉で埋まっていることも少なからずあるようです。
運が悪ければ、携帯電話も繋がらない山道で脱輪してしまうことになりますので、落ち葉の吹き溜まりは避けて通るようにしましょう。
塗装面を傷める原因になることも
クルマのボディに降り積もった落ち葉をそのままにしておくと、くっついた落ち葉がボディを擦ることで塗装面に傷がつくことや、落ち葉の油分がシミを作ってしまう可能性があります。
また、落ち葉が乾いてこびりついた際には、水を付けて柔らかくすると取りやすくなるようです。
吸気口を詰まらせることも
乗用車の多くは、フロントウィンドウの下側あたりに、エアコンの吸気口が設置されています。
落ち葉がこの吸気口をふさぐことで、エアコンの効率が低下してしまうことも、起こりうるトラブルの一つです。
また、ラジエーターが落ち葉で詰まることで、エンジンの冷却効率が低下するため、オーバーヒートの原因となることも考えられます。
いずれにしても、落ち葉をこまめに取り除くことが必要といえるでしょう。
まとめ
今回は落ち葉が原因で起きるクルマのトラブルについて、紹介をしてきましたが、とくに路面に積もった落ち葉によるスリップは、事故に繋がることから気をつけたいものです。
過去には落ち葉が原因で死亡事故も起きていますので、落ち葉の上を通過する際には、速度を落として、慎重な運転を心がけることをおすすめします。
【参考】
● くるまのニュース「落ち葉はクルマの天敵! スリップ事故の原因に!? 落ち葉トラブルを回避する対処法とは」