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春は進学や就職、引っ越しなどのライフイベントも多く、これを機会に自動車保険への新規加入や、見直しを考えられる方も多いのではないでしょうか?
自動車保険に加入する際には、大きく分けると代理店型とダイレクト型(通販型)の2つの選択肢がありますが、どちらも一長一短がありますが、どちらを選ぶのか迷われる方も多いのではないでしょうか?
2023年1月にチューリッヒ保険会社が、週5日以上運転する人の中で自分名義の自動車保険に加入している人を対象に「自動車保険の見直しに関する実態調査」を行い、調査結果が3月15日に発表されましたので、その内容について紹介いたします。
このページの目次
自動車保険加入の理由は、「高額な賠償に対応するため」がトップ
「自動車保険加入のきっかけについて」の質問(複数回答あり)では、「賠償金額が高額になった場合に備えたいから」が最も多く、63.9%の人から回答を得ました。
次に多かったのが、「自分や同乗者のけがに備えたいから」で49.1%を占めており、続いて「事故時の対応がわからないから」を22.7%の人が加入のきっかけとして挙げています。
今回の回答からも、強制保険の自賠責保険だけでは死亡事故を起こした場合に3,000万円が最高限度額と補償が不足することや、運転者自身のケガや対物、自分の車両への損害は支払われないことなどから、自動車保険への加入を考える方が多いようです。
代理店型とダイレクト型、どちらかを選ぶ理由は?
およそ60%の人が代理店型を選択
「現在の自動車保険に加入した際、代理店型とダイレクト型のどちらを選択したか」の質問については代理店型を選んだ人が59.3%と、ダイレクト型を選んだ人の34.7%を大きく上回りました。
1996年にアメリカンホーム保険会社が日本初のダイレクト型自動車保険を発売してから27年が経ちますが、代理店型を選択する人が多いようです。
代理店型を選択した理由は付き合い重視が最多
「代理店型を選択した理由」についての質問(複数回答あり)では、「長年の付き合いがある」が48.2%と最も多く、次いで「対面で説明を受けたいから」の34.7%、「手続きを代行してくれ、手間がかからないから」が32.2%と続いています。
このことから代理店型を選択する人は、長い付き合いを重視すること以外にも、ダイレクト型では受けることができない対面での詳しい説明や、保険金請求時や補償内容変更時に発生する手続きの代行を望む声が多いようです。
ダイレクト型を選択した理由は、保険料が割安なことが最多
次に「ダイレクト型を選択した理由」についての質問(複数回答あり)では、「代理店型に比べて保険料が割安だから」が81.5%と最も多く、次いで「対面での手続きが煩わしいから」が34.0%、「自分で調べて納得のいく保険内容にしたいから」が33.4%と続いています。
代理店手数料が発生しないダイレクト型は保険料が安く、手続きもインターネットで完結できるため、自分自身で自動車保険について調べることが可能な人にとっては、コストパフォーマンスがよいといえるでしょう。
自動車保険を選択するポイントで重視するのは?
最も重視するのは保険料の安さ
「現在加入している自動車保険は、どのようなポイントを重視して選びましたか」の質問(複数回答あり)では、「保険料の安さ」が53.7%と最も多く、次いで「事故対応」の48.3%、「補償内容の選択の自由度」が28.7%で続いています。
事故時の対応の善し悪しも保険を選択する上での大きなポイントになっていることは、自動車保険の本来の目的を考えると大切だと考える人が多いようです。
自動車保険を見直すきっかけは?
これまでに複数の保険会社での契約を経験した人に、「保険料を見直すきっかけ」についての質問(複数回答あり)では、「保険の契約更新通知が届いたから」が46.0%と最も多く、次いで「年齢条件が変わったから」の22.2%、「車の使用目的が変わったから」が19.2%と続いています。
このことからも、年に1回の更新時に見直しを考える人が多いようです。
まとめ
今回は、チューリッヒ保険会社が行った「自動車保険の見直しに関する実態調査」について、調査結果を中心に紹介いたしました。
代理店型とダイレクト型のそれぞれを選択する理由について、その傾向がお判りいただけたかと思いますが、今後の自動車保険を見直す際のご参考にしていただければと思います。
【参考】
● チューリッヒ保険会社「自動車保険の見直しに関する実態調査」