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フロントガラスの傷!放置は危険なことも。補修か交換の目安も解説

フロントガラスの傷の放置は危険
       
筆者たかまさ
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走行中に小石などが当たりフロントガラスが傷ついてしまうことは、長い間車を運転している人にとっては一度や二度は経験があるのではないでしょうか?

フロントガラスの傷は前方の視界を妨げるだけでなく、傷の大きさによっては走行中に突然割れてしまうなど思わぬトラブルにつながることもあります。

そこで今回はフロントガラスの傷ができる原因や傷ついた場合の対処の他、補修か交換の目安を中心に解説いたします。

フロントガラスに傷がつく原因

路上の小石の跳ね上げ
走行中に前を走る車が跳ね上げた小石がフロントガラスに当たり、傷がつくことがありますが、その大きさは飛来物の大きさや当たる角度などによって違い、1mm程度の細かい傷から大きいものでは10円玉くらいの傷がついてしまうこともあります。

特に気をつけたいのが大型車の後方を走行中に、タイヤの溝に挟まっていた石が外れて飛来した際には、フロントガラスにひびが入ってしまうことさえありますので、大型車の後ろを走行する際には車間距離を空けるなどの注意が必要です。

また、ワイパーゴムに細かい砂やゴミなどが溜まってしまった状態でワイパーを作動させてしまうと、フロントガラスに細かい線のような傷をつけてしまうこともあります。

ゴムが劣化したワイパーでも傷がつくことがありますので、こまめに点検を行いゴムが劣化しているようならば交換しましょう。

フロントガラスの傷の放置は危険

走行中にひびが拡大

走行中に突然ひびが拡大することも

現代の車のフロントガラスにはガラスとガラスの間に樹脂膜を挟み込んだ合わせガラスが使用されていますので、走行中にガラスが割れて前方の視界がまったく効かなくなることはありません。

しかし、表面のガラスに傷がついたままで放置していると、走行中の振動や風圧、車内と車外の温度差などによって傷が広がり、走行中に突然フロントガラスがひび割れてしまうこともあります。

ひび割れてしまったフロントガラスは前方の視界も悪くなることから危険ですので、早急な補修または交換が必要です。

車検に通らないこともあります

フロントガラスの傷は、「〇㎝以上は車検に不合格」といった明確な基準はありませんので、検査官が保安基準をもとに合否の判断をします。

とくにフロントガラスにひび割れがある場合や、傷がガラスを貫通している場合、傷の位置が運転席側で前方の視界が妨げられる場合などは車検に通らないことが多いようです。

また、細かな傷でも数が多いと強度を維持できないと判断をされて、車検に不合格となることもあります。

フロントガラスに傷がついてしまったら

車の修理工場

補修か交換は傷の大きさや状態による

フロントガラスに傷がついてしまった場合、一般的には傷の大きさが500円玉よりも小さければ補修、超えているようならば交換と目安にされています。

ただし、傷がガラスを貫通してしまっている場合や、傷がフロントガラスの冊子に近い位置にある場合、デフロスター吹き出し口に傷がある場合などは交換になることが多いようです。

また、500円玉よりも大きな傷でも補修が可能な場合もありますので、詳しくは自動車ガラスの専門家にご相談ください。

応急措置として保護フィルムを貼る

フロントガラスが傷ついてしまったが旅行中などで専門家の補修にすぐ出せない時には、傷の大きさが1㎝未満の場合や傷の位置が助手席側で運転に支障がなければ、応急的に保護フィルムを貼って傷がこれ以上広がることを防ぎましょう。

ただし保護フィルムはあくまでも応急措置ですので、早急に専門家に措置をしてもらうようにしましょう。

補修は自動車ガラス専門業者などに依頼

フロントガラスの傷の補修は修理キットを購入して自分で行うことも可能ですが、補修後の強度や仕上がりを考えると、自動車ディーラーや自動車修理工場、自動車ガラス専門業者に依頼することが一般的です。

補修にかかる費用は傷の大きさや状態によって違い、2~4万円程度が相場になります。

なお、補修は専用のガラスリペア剤を補修箇所に注入して行いますが、傷が広がるのを防止して目立たなくするもので、完全に傷がなくなってしまうわけではありません。

フロントガラスの交換は10万円以上かかることも

フロントガラスの交換費用は車種によって違いますが、国産普通車の場合は主に自動車ディーラーで取り扱っている純正品であれば10万円以上、修理工場や自動車ガラス専門業者などで取り扱っている社外品で8万円以上することが一般的です。

いずれにしても費用は高額になることから、見積もりをとってから依頼することをおすすめします。

まとめ

今回はフロントガラスに傷がつく原因や傷ついた場合の対処の他、補修か交換の目安を中心に解説いたしました。

フロントガラスの傷は、車の安全性にも大きくかかわります。

そのため、見た目の傷の大きさだけでなく深さや位置などによっても措置が異なることからも自分で判断をしないで、傷が広がらないうちに専門家の適切な措置をしてもらうことが必要といえるでしょう。

【参考】
チューリッヒ保険会社「フロントガラスの傷の原因と線傷消しなど補修方法」

【サイト監修者】
Tomoki
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