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ソニー損害保険株式会社が、月に1回以上車を運転する18歳〜59歳の男女を対象に、2023年6月23日~26日の4日間にわたり、「全国カーライフ実態調査」を行いました。
カーライフに関わる幅広い分野について、インターネットを通じて行われた今回の調査では、1,000名の有効回答を得られて公表されましたので、今回は調査の結果をいくつかピックアップして、紹介いたします。
このページの目次
クルマの年間走行距離と維持費について
年間走行距離の平均は2022年より微増
年間走行距離についての質問では、「3,000km超5,000km以下」が25.8%と最も多く、「5,000km超7,000km以下」が22.5%で続いています。
なお、全回答者の年間走行距離の平均は6,791kmで、2022年調査の6,727kmから微増となり、年齢別でみると10代・20代が最も多く7,098km、50代が最も少なく6,380kmとなりました。
維持費は3年連続で増加
1ヶ月あたりのクルマの維持費についての質問では、「5,000円〜10,000円未満」が32.3%と最も多く、次いで「10,000円〜15,000円未満」が21.7%で、維持費の平均額は13,500円でした。
維持費の平均額は2021年が11,700円、2022年が12,800円で、3年連続で増加しています。
主に運転するクルマのボディタイプ別でみると、軽自動車は平均額11,000円と最も低い維持費となりました。
諸経費の負担感と燃料代節約の方法について
クルマの諸経費、負担に感じるもの
クルマの諸経費の中で負担に感じるものについての質問(複数回答)では、「自動車税」が68.6%と最も多く、「ガソリン代・燃料代」が66.4%、「車検・点検費」が61.0%で続く結果となりました。
「ガソリン代・燃料代」は2021年の調査では54%でしたが、2022年の調査でも68.1%と大幅に増加していることから、近年の燃料価格高騰を反映した結果となっているようです。
燃料代の節約はいろいろな工夫がされていた
ガソリン代・燃料代の節約方法についての質問(複数回答)では、「セルフ式ガソリンスタンドで給油する」が43.2%と最も多く、「急発進・急停車をしない」は27.9%、「ガソリンスタンドの会員になる」が26.5%と続いています。
その他にも、「速度を出しすぎない」が25.7%、「エアコンの使用を控える」も23.4%と少なくないことから、燃料高騰のあおりを受けて複数の方法で燃料代の節約をしている人が多いようです。
自動車事故や交通違反に対する意識や認知について
クルマの運転中に恐怖に感じること
クルマを運転していて最近恐怖に感じること(体験に限らず認識のみも可)への質問で(複数回答)は、「あおり運転による事故」が51.9%と最も多く、次いで「高齢者・高齢運転者との事故」の47.8%、「スマホ・携帯電話のながら運転による事故」が36.3%で続いています。
なお、「あおり運転による事故」は2年連続の1位となり、TVなどのニュースでドラレコの映像が取り上げられることも多いことからも、被害に遭うことに恐怖感を抱く人が多いことも考えられるようです。
高速道路のガス欠など、認知度が低い交通違反も多い
全回答者1,000名に交通違反に該当する行為を提示して、そのなかで交通違反と知っているものを質問したところ、「信号機のない横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいても一時停止しない」が62%と、質問の中では最も違反の認知度が高いものとなりました。
次いで「緊急車両が接近してきても道を譲らない」が56.6%、「むやみにクラクションを鳴らす」は56.4%と続いています。
一方で認知が低かったものでは、「エンジンをかけっぱなしで車を離れる」が20.0%と最も低く、「高速道路でガス欠になる」も26.0%と、4人~5人に1人しか交通違反と認識していないようです。
まとめ
今回はソニー損害保険株式会社が行った、「全国カーライフ実態調査」の結果をピックアップして紹介いたしました。
ご紹介しましたように、クルマの平均維持費は3年連続で増加しましたが、2024年1月には自動車保険料の値上げも予定されており、来年も維持費が増加することが考えられそうです。
また燃料代の節約方法についても、燃料費の高騰が続く昨今では、より多くの人が節約を実行することが考えられます。
【参考】
● ソニー損害保険株式会社「2023年全国カーライフ実態調査」