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高速道路のガソリンスタンド!なぜ割高なの?それには理由があります

高速道路のガソリンは高い
【コンテンツ監修者】
Sato Tomoki
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    筆者たかまさ
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    高速道路を走行中に、燃料の残りが少なくなっているのに気づいて、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)のスタンドに駆け込んだ経験、高速道路をよく使われる方には、一度や二度はあるのではないでしょうか。

    給油も終わり代金を支払う時、一般のスタンドに比べて価格が割高なことに、気づかれたこともあるかと思われます。

    一般スタンドの価格に比べて高速道路のガソリンスタンドでは、1リッターあたり10円~20円くらいは高くなっていることが多いようですが、同じ高速道路上でもスタンドによって、価格もまちまちなのが現状です。

    今回は、高速道路と一般のガソリンスタンドで価格差がなぜできるのか、その謎について掘り下げてみます。

    実際に検証してみると、やはり価格差はありました

    では、実際にどれくらいの差があるのか、東名高速静岡県内の上り車線にあるSA内のスタンドを例に、検証してみましょう。

    令和4年2月1日現在の価格でみてみますと、こちらのスタンドではレギュラーガソリン価格が、184円/リットル(税込)でした。

    同時期に静岡県内のガソリン平均価格は、165.7円/リットル(税込)ですので、SAのスタンドが、平均価格よりも18円ほど高いことがわかります。

    地域により価格差の大小はありますが、全国的に高速道路のスタンドの方が高い傾向があることが現状です。

    また、同じ東名高速道路上のスタンドで比較してみると、神奈川県内のあるSAでは179円/リットル(税込)、愛知県内のあるSAでは179円/リットル(税込)と、地域によって価格もバラツキがあることがわかりました。

    それでは、なぜ高速道路と一般のスタンドで価格差ができるのか、その謎について解説していきます。

    高速道路はコストが高くなる

    ここでは、スタンドを運営するコスト面から考えてみましょう。

    輸送コストの問題

    ガソリンや軽油の輸送コストには、流通経路が大きく関わってきます。

    中東からタンカーで輸入された原油は、各地にある元売り会社の製油所でガソリンや軽油に精製されて、タンクローリーで各スタンドに運ばれてきます。

    製油所は港近くにある関係上、港から遠く離れたスタンドは、輸送コストが高くなり、この分が価格に反映されるのです。

    高速道路のスタンドは、通常の輸送費に高速道路の通行料がかかってきますので、一般のスタンドよりも必然的に輸送コストは高くなります。

    補足になりますが、タンクローリーは大型車または特大車の通行料区分になりますので、普通自動車の1.65倍~2.75倍の通行料になります。

    また地域によっては、高速道路上のトンネルをタンクローリーが通行できないため、より遠くの製油所から運んでくるケースもあるようです。

    このように、同じ高速道路上での価格差も、輸送距離の問題が考えられるでしょう。

    高速道路は24時間営業のスタンドが多い

    高速道路のスタンドでは、24時間営業のスタンドが75%以上を占めていますので、一般のスタンドに比べて24時間営業は、かなり多い比率になっています。

    物流の大動脈を担う高速道路では、深夜でも給油できる利便性と緊急性を考えて、24時間営業をしていることは消費者にとってはありがたいことですよね。

    ただ、スタンドの運営コストが高くなってしまう、原因のひとつになってしまうのかもしれません。

    高速道路のスタンドは、収益源が限定されている

    次に、高速道路と一般のスタンドの違いを収益面と販売環境の面で考えてみます。

    ガソリンや軽油以外に収益があがらない

    一般のスタンドでは、洗車やオイル交換、用品の販売、車検など、ガソリンや軽油など燃料の販売以外に収益をあげる手段が、いくつかあります。

    それに比べて高速道路のスタンドでは車検はもちろん、需要も少ないのか洗車やオイル交換など、車のメンテナンス業務を行っていることをほとんどみかけません。

    このことから、ガソリンや軽油の販売が収益の大半を占めていることが推測されます。

    実は一般のスタンドにおける利益の多くは、燃料の販売ではなく洗車やオイル交換などで得られています。

    スタンドの経営を維持していく上で、高速道路では軽油やガソリンの価格を高く設定せざるを得ない、理由の一つとして考えられます。

    競合相手やライバルがいない

    一般のスタンドは地域にもよりますが、競合店との価格競争が存在します。

    競合店が多い地域では、利益を度外視した価格を設定せざるを得ない、そのようなケースもあるのが現状でしょう。

    それに比べて高速道路の場合、隣のスタンドまでの距離は数十kmと離れていることが一般的なので、競合店が存在しないことは明白です。

    競合店が存在しないことで価格競争が発生しないことにより、店舗を運営できる価格を維持できるのではないかと思われます。

    高速道路のスタンドが割高なのは、特殊な事情が原因

    前述してきましたように、高速道路のスタンドは、特殊な環境に置かれている関係から、コスト、収益、販売環境の面で一般のスタンドよりも厳しい面も見受けられます。

    特に、ガソリンと軽油以外の収益が、一般のスタンドよりもはるかに少ないのは、一般のスタンドと同じガソリンや軽油の価格では、収益面からも難しいかと思われます。

    価格が高いことに納得できる面もいくつかありますが、消費者としては安いに越したことはありません。

    少しでも一般のスタンドでの価格に近づくことを願っています。

    最後に、高速道路を走行していてガス欠を起こして路肩停車することは、交通違反になりますし、なによりも危険ですので気をつけましょう。


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