- 上京時に車はどうする?売却するべきかどうかの判断基準について - 2024年9月27日
- 車売却で契約後に査定額を勝手に減らす業者から身を守る簡単な方法 - 2024年9月19日
- MOTA車買取を使って2日のスピード売却に成功。デメリットは? - 2024年9月5日
今年1月1日に石川県能登地方で発生した「令和6年能登半島地震」では、多くの人の生命や財産が奪われ、電気や水道、道路などのインフラも甚大な被害を受けました。
今回の「令和6年能登半島地震」でも、広範囲にわたってスマホなどで緊急地震速報のアラームが鳴りましたが、中には車を運転中の人もおられたのではないでしょうか?
地震国ともいわれる日本では、いつどこで大きな地震が発生しても不思議ではないため、地震への備えを日頃から行っておきたいものです。
今回は、車の運転中に緊急地震速報のアラームが鳴った時、または大地震が発生した際に、ドライバーがとるべき行動について解説いたします。
このページの目次
震度5強で運転は困難になってしまう
スマホなどへの緊急地震情報のアラームは、携帯電話各社によって気象庁が緊急地震速報(警報)を発表した地域内の端末に、一斉に通知が発信されるものです。
また、緊急地震速報(警報)が発表される条件は、「最大震度5弱以上と予想される地震」の際に、「最大震度4以上が予想される地域」と定められています(他にも発表されることがあります)。
車を運転している時はタイヤやサスペンションが揺れを吸収するため、震度3以下の場合は小さな地震に気づかないことも少なくありません。
しかし、震度4を超えると地震の揺れに気づき、震度5強を超えると車を運転すること自体が困難になってしまうことからも、緊急地震速報のアラームが鳴った際には、運転を中止して避難が必要なケースも十分にあり得るといえるようです。
緊急地震速報受信時・地震の揺れを感じた時は?
まずは安全に車を停める
運転中に緊急地震速報受信時または地震の強い揺れを感じた際には、急ブレーキや急ハンドルは避けて、周りの交通状況に注意をしながら、ハザードランプを点灯させ、高い建物の横や交差点内を避けて道路左側に車を停車させます。
また、橋の上やトンネル内を走行中に遭遇した際には、できれば安全を確認しながら通過して安全な場所まで走行してから停車しましょう。
停止後はすぐに車を降りずに情報収集を
安全な場所に車を停止させた後は、揺れがおさまっても強い余震の恐れもあることからすぐに車を降りずに、カーラジオやスマホなどで地震情報や交通情報を収集しましょう。
高速道路上では、ハイウェイラジオまたは電光掲示板、道路パトロールカーの案内で情報が提供されます。
また、周りを見渡して、道路の陥没や崩壊、建物や高架の倒壊、火災の発生などがないかなど、状況を確認してから車から離れて避難するか運転を再開する
かを判断することが必要です。
なお、津波の被害を受ける心配がある際に、周りに高い建物など安全な場所がない場合は、車での避難も考えましょう。
車を置いて避難する際の注意点
エンジンキーは持ち去らない
大きな地震発生時には道路上の危険や大渋滞を引き起こすことを避けるためにも、生命の危険などやむを得ない事情がない限り、車での避難は控えたいものです。
車を置いて避難する際には、できる限り道路外の場所に移動しておき、やむを得ず道路に置く際には、車の移動がすぐに出来るようにエンジンキーはダッシュボードや運転席付近などわかりやすい場所に置き、窓をすべて閉めてサイドブレーキをかけ、ドアロックはしないで避難しましょう。
車内に連絡先のメモを置いておく
車両が移動された場合には、連絡が取りやすいように携帯電話番号など連絡先を書いたメモを残しておくとよいです。
また、車検証は所有者の確認にもなりますので、避難時には持って出ましょう。
まとめ
車の運転中に緊急地震速報のアラームが鳴った時、または大地震が発生した際に、ドライバーがとるべき行動について解説をいたしました。
地震は台風などと違い予知が難しいため、日ごろから地震発生時の対策を考えておくことが必要といえます。
また、運転中に緊急地震情報のアラームが鳴った際には、すぐに大きな揺れがあることを認識して、身の安全を第一に考えた冷静な行動をすることが大切だといえるようです。
【参考】
● 国土交通省 中部地方整備局 静岡国道事務所 「運転中に、地震を感じたら」