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スライドドアの危険性!デメリットも知っておきましょう

スライドドアの危険性
       
筆者たかまさ
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日本ではミニバンの人気が高いことから軽自動車から普通自動車まで、スライドドアを採用した車種が数多くあります。

また手動式に電動式といった違いに加えて、片側か両側、リモコンで開閉できるものや足で開けることができるものまで、メーカーや車種によってバラエティに富んでいるのが現状です。

開口部が大きなスライドドアは、一度使ってしまうと便利でなくてはならない存在になってしまうユーザーも多いようですが、メリットばかりではなくデメリットや危険も存在します。

特に、後続車から乗降の様子が視認し難いので注意が必要です。

今回は大人気のスライドドアのメリットとデメリットを紹介いたします。

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日本でスライドドアの登場は、なんと60年近く前

国産車で初めてスライドドアを採用したのは、今から60年近く前の1964年に登場した「ダットサン キャブライト ライトバン」でした。

当時は助手席のみに採用されましたが便利なことから好評を得て、1966年にはマツダの初代ボンゴ、1967年にはトヨタの初代ハイエースなど、各自動車メーカーの1BOXカーに採用されています。

その後は、1982年に登場した乗用車の日産プレーリーは初めて両側にスライドドアを採用しましたが、センターピラーを廃止して大きな開口部を確保したものの、車両重量が重くなったことやボディ剛性が弱いことから、大人気とはなりませんでした。

そして1999年発売の日産セレナとマツダMPVが両側スライドドアを採用して、ハイト系ミニバンにスライドドアの便利さから大人気を博したことが、ミニバン+スライドドアの組み合わせが普及するきっかけになったといえます。

スライドドアのメリットを紹介

大きな開口部は乗り降りもラクラク!

一般的なヒンジ式ドアに比べてスライドドアは、開口部の高さや幅が大きいので、体をねじることや腰をかがめて乗り降りする必要がないことは大きなメリットといえるでしょう。

また小さな子どもを抱っこして乗り込むことや、チャイルドシートに子どもを座らせる際にも楽な姿勢で行えること、荷物を持ったまま乗り降りができること、雨の日に傘を直前までさしていられることなども、ドア開口部が大きいスライドドアならではの便利な点です。

狭い駐車場でも隣の車にドアパンチをする心配がない

狭い駐車場などでヒンジ式ドアの車では隣の車や壁などに、うっかりドアパンチをしてしまう恐れもありますが、スライドドアならドアパンチをする心配がありません。

特に風が強い日などにヒンジ式ドアでは、ドアが強風であおられて勢いよく開いてしまうこともありますが、スライドドアはその心配がないので安心して乗り降りができます。

電動式スライドドアならば運転席などからもドアの開閉が可能

ヒンジ式ドアの場合はタクシーを除いてドアノブの操作でドアを開閉する必要がありますが、電動式スライドドアならば運転席でのスイッチ操作でもドアの開閉が可能です。

また、荷物で両手が塞がっていても、キーをポケットに入れておけば自動的に開く「ウェルカムオープン」や、足元のセンサーで感知してドアを開けることができる「ハンズフリー」など、たいへん便利な機能がついた車種もあります。

それに加えてチャイルドロックも運転席で操作できるので、運転席から降りて外側からドアを開ける操作も不要な点も、子どもを乗せる機会が多いドライバーにとっては便利な点です。

スライドドアのデメリットを紹介

車重が重くなることから燃費が下がることも

スライドドアは大きな開口部が必要なため、ボディ剛性を保つために車体を補強する必要がありますが、そのために同クラスのヒンジ式ドア車に比べて車重が増加するため、燃費が悪くなる傾向があります。

また、重量が重くなることで車種によっては重量税が割高になる場合も、考えられるでしょう。

電動スライドドアの故障時には修理費が高額になる場合も

ヒンジ式ドアや手動式スライドドアの場合は事故などでぶつけたりしなければ、故障することはほとんどありません。

その一方で電動式スライドドアは、ドアを開閉するモーターやスイッチなどの部品点数も増えることや構造が複雑になることもあり、故障した際の修理費も高くつく傾向があります。

特に電動モーターが故障すると、修理費用が10万円~15万円と高額になる場合が多いようです。

また電動スライドドアは故障時などにスイッチで手動への切替えが可能ですが、ドアが重たいことから手動式のものに比べて操作に余分な力が必要になります。

後続車からは乗り降りが分かり難く危険

ヒンジ式ドアの車は、降車時は構造上、人よりも先にドアが車体から飛び出ます。これにより、後続車も人が下りてくることが予見できます。

しかし、スライドドアの降車時は、ドアの開閉が後続車から視認し難いため、人の乗り降りがあることが予想し難いため危険です。

後続車が充分な減速をせずに横を通過したり、近づきすぎたりする可能性が高まります。

特に小さなお子さんが車外に降りる際には、大人による安全確認は当然ですが、可能な限り子どもを先に降ろさないなどの注意が必要です。

まとめ

今回は人気のスライドドアの歴史とメリット、デメリットを中心に紹介いたしました。

スライドドアは日本の道路事情や生活習慣に合うことから、海外に比べて幅広く普及しています。

たいへん便利なスライドドアですが、「ウェルカムオープン」や「ハンズフリー」など、より便利な機能が採用されている車種もありますので、購入前によく調べておくことが必要でしょう。

特に、後続車から降車の状況が視認し難いため、両側スライドドアの車両については、子供の降車には注意が必要です。

【参考】
チューリッヒ保険会社「パワースライドドアが「開かない」「閉まらない」故障の原因は?」

【サイト監修者】
Tomoki
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