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高速道路の豆知識!吹き流しの役割や渋滞三角マークの意味は

高速道路の豆知識
【コンテンツ監修者】
Sato Tomoki
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    筆者たかまさ
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    まもなく夏休みやお盆休みが到来しますが、高速道路で遠出を計画されている人も多いのではないでしょうか?

    あまり高速道路を利用しないドライバーに限らず、普段から高速道路を利用しているドライバーであっても設備や仕組みについて、意外に知られていないものが多いようです。

    また、知っているだけで高速道路を走行する際に、運転の役に立つ情報を示してくれるものも少なくありません。

    今回は、あまり知られていない高速道路の設備や仕組みにまつわる豆知識を、いくつか紹介いたします。

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    高速道路を事故で通行止めにさせた場合の損害賠償は?

    タンクローリー
    NEXCO中日本の見解では、高速道路を事故などで通行止めにさせてしまった際に、事故の原因となった者への負担金は、ガードレールや標識など物理的損害に対する現状復旧に必要な費用のみとされます。

    通行止めによって生じた料金収入の減収分については、あくまでも想定上のものとされることから請求されないそうです。

    ただし、過去には首都高速でタンクローリーの横転による炎上事故で、数ヶ月にわたって通行止めになったことから、多額の損害賠償請求がされたケースも例外的にあります。

    走行中にも役立つ、知っておきたい豆知識

    吹き流しは風の向きや強さを知る目安

    高速道路の吹き流し
    トンネルの出入り口や橋の上などの周りに風をさえぎるものがない場所では、吹き流しが設置されていることをご存じでしょうか?

    この吹き流しは急な横風によってハンドルをとられないように、風の向きや強さを知る目安になります。

    吹き流しの角度が約30度で風速3~4m/s、約45度では風速5m/s、地面と水平になびいていたら風速10m/sと、ドライバーに風に関する情報を知らせる役割をもっているのです。

    ちなみに、風速10m/sでは、多くのドライバーが横風でハンドルを取られる感覚を受けますので、吹き流しが水平になびいている時は特に注意しましょう。

    渋滞情報掲示板の三角マークにも意味があります

    渋滞の三角マーク
    高速道路の渋滞発生時には渋滞情報掲示板の距離の横に、右上がりや右下がりの赤い三角マークが表示されることがあります。

    これは右上がりであれば渋滞が増加傾向であることを示し、右下がりであれば渋滞は縮小傾向を示すサインです。

    渋滞が増加するか減少するかがわかれば、迂回するか手前のSAやPAで休憩するかなどの判断が可能になりますので、意味を覚えておくとよいでしょう。

    なおNEXCO中日本など道路運営会社によっては、右下がりの三角マークは表示されません。

    キロポストは故障時などに位置を知らせる目安です

    高速道路のキロポスト
    高速道路の路肩に数字が書かれた立て札が設置されていますが、その道路の起点からの距離を示す、キロポストと呼ばれるものです。

    このキロポストは100m間隔で設置されることが多いのですが、故障時や事故時に自分のいる位置を知らせる際に役立ちます。

    また、車間距離の目安としても使えるほかに、音声での渋滞情報はキロポストで案内されますので、走行中に少し意識しておくとよいでしょう。

    まだまだある、高速道路にまつわる謎

    SAやPA内は歩行者優先ではなかった!

    高速道路のSA
    最近はテレビなどでも特集が組まれるSAやPAですが、パーキングスペースをのんびり歩いて渡る人も多く、歩行者を渡すためにひんぱんに停車する車で、休日などでは渋滞が起きることもあります。

    実はSAやPA内の駐車スペースの通路は、一般道と違って車両優先になっているのです。

    もちろん、エリア内の横断歩道は歩行者優先になりますが、横断歩道以外の通路を歩行者が横切る際には、車をやり過ごしてから渡るようにしなくてはいけません。

    また、SAやPA内は制限速度40km以下に決められていますので、ドライバーも速度超過には気をつけましょう。

    高速道路で水たまりをほとんど見掛けない理由

    高速道路は水たまりがない
    雨の日の高速道路を走行していると、一般道に比べて水たまりがほとんどないことに気付かれたドライバーも多いのではないでしょうか。

    水たまりが多いと、「ハイドロプレーニング現象」が起きる原因になることや、前走車があげる水しぶきで視界が妨げられることも考えられます。

    そこで高速道路の路面には「高機能舗装」と呼ばれる技術が使われていて、道路の舗装面は表層と基層の2段構造となっているのです。

    表層では通常の舗装に比べてアスファルトの隙間が多く取られているので、雨水を素早く浸透させることができ、基層部分のアスファルトに染み込ませて排水する仕組みになっています。

    この「高機能舗装」が採用されていることから、高速道路の路面は一般道と違って、雨水を道端に流すための左右への傾斜はつけられていません。

    まとめ

    今回は、あまり知られていない高速道路にまつわる豆知識について、いくつかを紹介いたしました。

    高速道路には一般道とは違った技術や設備が導入されていますが、その多くはドライバーが安全で快適に走行するためのものです。

    また、最低速度50kmの制限や、本線上での駐停車禁止など、高速道路特有の交通法規も存在しています。

    これらを正しく理解することで、高速道路をより安全・便利に使うことができるともいえるでしょう。

    【参考】
    NEXCO中日本「よくあるご質問 交通」

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