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車の疲れないシートの選び方!その素材と座面が重要

車のシートは素材が重要
       
筆者たかまさ
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運転中や乗車中に快適性や疲労感にも大きく影響を及ぼし、また車内空間での存在感が最も大きいものがシートではないでしょうか。

形状や表面の材質、色、堅さなど、好みも人それぞれで、各自動車メーカーも内装類の中で、開発に力を入れているのもシートです。

最近ではスポーツカーなどの需要が減ってきたため、バケットタイプのシートはあまり見掛けなくなりましたが、一昔前にはカタログなどに「バケットシートを採用」など、大きく書かれていた時期もありました。

また一時期は高級車ブームで、ワインカラーのモケット(布製)シートがもてはやされた時代もあったようです。

シートも時代とともに変遷(へんせん)をたどっていますが、意外と無頓着な人が多いようです。

今回はそんなシートにスポットをあてて紹介していきます。

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車のシートと家庭用ソファー、ここが違う

座り心地がよい車のシートは、「まるでソファーみたい」などと表現されることもありますが、多くのシートがソファーとは異なった思想で作られています。

ここでは、その違いについて紹介していきましょう。

ソファーは居間や応接間といった家屋内に置かれているので、地面からの振動もなければ、横揺れもありません。

それに比べて、車のシートは車に固定はされているものの、地面からの振動やカーブを曲がるときの横揺れなど、使用される環境に大きな違いがあります。

またソファーは寛ぐために座るものですが、車のシートは運転席ではハンドルを回す、シフトチェンジをするなどの動作も加わりますので、その目的も異なると言えるしょう。

一般的にソファーは座り心地や安らぎを与える快適性に、最も重点をおいて設計されて作られています。

しかし車のシートは、座り心地や快適性も必要ですが、ドライバーや乗員をホールドすること、長距離運転での振動やショックを軽減させる疲労対策、運転動作を的確に行えるようにすることも必要があるのです。

このように、置かれた環境や座ることの目的が違うことから形状や硬さなど、ソファーとは大きく違ったコンセプトで作られているとも言えるでしょう。

シートの表面素材は種類も豊富

ここでは、車のシートに使われる表面の素材について、紹介していきます。

ファブリック(布製)シート

国産車で最も多く使われているのが、難燃性化学繊維でできたファブリックシートです。

モケットを代表格にその種類も豊富で、通気性も良いので日本の気候にも合っていること、手入れが要らない、低コストで作ることが可能など、多くのメリットを持ち合わせています。

その反面で、コーヒーの染みやペットの毛などの汚れが付きやすいこと、高級感がレザーに比べて落ちることなどがデメリットとして挙げられるでしょう。

レザー(本革)シート

国産の高級車や輸入車に多く見られますが、主に牛革に色付けをしたものを使用しています。

レザーシートの魅力は、何よりも本革独特の経年変化が楽しめることでしょう。

その他には、見た目の高級感があること、ファブリックシートに比べて染みや汚れがつきにくいことなどが、メリットとして挙げられます。

デメリットとしては、定期的に革専用クリームなどで手入れが必要なこと、コストが高く付くこと、通気性が悪いので夏は暑く冬は寒いことなどが挙げられるでしょう。

アルカンターラ(人工皮革)シート

日本の化学会社である「東レ」が開発して、イタリアの会社が生産を行っている、化学繊維でできたスウェード調の人工皮革です。

本革に比べて質感も柔らかく、通気性が良いことが大きな魅力になっています。

また他にも、耐久性が高い、汚れに強いなど、多くのメリットがあり、従来の人工皮革とは全く違うと言っても良いでしょう。

ただし、製造コストが高いので、価格的には本革シートよりも高くなることが、デメリットとして挙げられます。

長時間のドライブで疲れにくいシートは?

長時間の運転による疲れは、シートによってもその差が出てきます。

ここでは、どのようなシートが疲れにくいのか解説していきましょう。

シートの硬さによる違い

ソファーの様にフワフワした柔らかいシートの方が、快適で疲れもないのではないかと思われがちです。

しかし、サスペンションなどの足回り、履いているタイヤなどの条件にもよりますが、一般的には柔らかめのシートより硬めのシートの方が、長時間のドライブでも疲れが少ないと言われています。

柔らかめのシートでは、路面からくる振動、カーブを曲がった際の横揺れなどをシートが吸収やサポートをできないので、体の筋肉が絶えず強張った状態になってしまい、その結果疲れを増加させてしまうことがその理由です。

また座面の厚みが薄いシートも、同様に振動を伝えやすく、この傾向があると言えるでしょう。

座った時の接地面積にも注目

ドライバーがベストなドライビングポジションをとった時に、背中の接地面積が大きいシートは、疲れにくいシートと言えるでしょう。

接地面積が大きいことで、背中や腰への負担が分散されることが、大きな理由になっています。

またハンドルを切るなどの動作も、身体の接地面積が大きいほうが安定するので良いと言えるでしょう。

車の運転時に腰が痛くなるのは、シートと体の接地面積の少なさが原因の1つとも言われています。

車のシートのまとめ

今回は車のシートについて、家庭用のソファーとの違い、表面素材の違い、疲れにくいシートを紹介してきました。

車を選ぶ時にシートは、デザインや機能、内装の色とのマッチングなどに目がいきがちですが、表面の素材や硬さ、自分のドライビングポジションにフィットするかなど、重要なファクターをいくつか含んでいます。

ドライバーだけでなく車に乗る人すべてが、一番長い時間接するものがシートです。

今後の愛車選びにも、この記事を参考にして戴ければと思います。

【サイト監修者】
Tomoki
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