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2023年の小型・普通乗用車では、プリウスを皮切りに、アルファードやヴェルファイア、クラウンセダンのフルモデルチェンジと、人気車種の新型車投入が目立つ年となりました。
また、軽自動車でも、ホンダ・N-BOXにスズキ・スペーシアと人気どころのフルモデルチェンジもあり、一昨年までのコロナ禍や納期遅延による停滞から、自動車業界も活気を取り戻した感があります。
そこで今回は、一般社団法人日本自動車販売協会連合会(以下:自販連)が発表した2023年の1年間を通じた小型・普通乗用車の販売順位と、一般社団法人全国軽自動車協会連合会(以下:全軽自協)が発表した軽乗用車の販売順位を紹介いたします。
このページの目次
新車販売台数は2022年に比べていずれも増加に
2023年の1年間を通じた小型・普通乗用車の新車販売台数は、自販連の発表では2,651,397台と、前年の2,223,303台から前年比19.3%の増加となりました。
とくに普通乗用車が好調で、前年を30.6%も大幅に上回る1,758,169台となっています。
一方で軽乗用車の2023年販売台数は全軽自協の発表によると1,341,330台、前年の1,224,994台より9.5%の増加となりました。
小型・普通乗用車車名別販売ランキング
ヤリスが4年連続でトップに
2023年の小型・普通乗用車販売台数は、トヨタ・ヤリスが194,364台と前年比15.3%増で、2020年から4年連続のトップとなりました。
2020年に登場した現行モデルは、燃費の良さだけでなく、走行性能や安全性能、デザインも高品質な点が、幅広い年齢層から支持を受けていることから、販売台数も順調に伸ばしているようです。
トヨタ車が3位までを独占
続いてトヨタ・カローラが154,870台と前年比17.7%増で2022年に引き続き2位にランクイン、現行モデルは2018年にカローラスポーツ、2019年にセダン・ツーリングが発売開始となっています。
登場から4年以上を経過した現行モデルは、ボディバリエーションの豊富なことから高い人気を獲得しているようです。
次に3位には、トヨタ・シェンタが132,332台と前年比92%増でランクイン、2022年8月にモデルチェンジされたこともあり、前年の8位より大きく販売台数を伸ばしています。
注目のプリウスは6位にランクイン
現行モデルが2020年に登場した日産・ノートは昨年の3位から一つ順位を落として4位、昨年末にビッグマイナーチェンジを受けましたので、巻き返しに期待したいところです。
現行モデルが2016年登場と古いトヨタ・ルーミーは、昨年の4位から順位を落として5位、昨年フルモデルチェンジを行ったトヨタ・プリウスは前年20位から大幅に順位を上げて6位にランクインしました。
以下は、7位にトヨタ・ノア、8位はトヨタ・ヴォクシー、9位がトヨタ・アクア、10位にホンダ・フリードと、ベスト10内にはトヨタ車が8車種もランクインしています。
軽乗用車車名別販売ランキング
N-BOXが9年連続でトップ
昨年10月に3代目へとフルモデルチェンジが行われたホンダ・N-BOXですが、前年比14.4%増となる231,385台が販売され、軽乗用車として9年連続、小型・普通車を含めた総合順位としては2年連続のトップの座に輝きました。
今や軽自動車だけでなく、国産車を代表する人気車として、確固たる地位を築きつつあるようです。
スペーシアは3位にランクイン
続いて2位にはダイハツ・タントが159,392台で続き、昨年フルモデルチェンジが行われたスズキ・スペーシアは122,275台と販売も好調で、前年の4位から5位へと順位を一つ上げてベスト3入りを果たしました。
以下は4位にスズキ・ハスラー、5位は日産・ルークス、6位にダイハツ・ミラ、7位にはダイハツ・タフトと続いています。
まとめ
今回は昨年の1年間を通じた小型・普通乗用車と軽乗用車の販売台数順位を、それぞれ紹介いたしました。
消費者の自動車購買意欲が高まりつつある昨今ではありますが、昨年末に発覚したダイハツの安全性能不正認証問題が、自動車全体の販売にどのような影響を及ぼすのか気がかりなところです。
【参考】
● 一般社団法人日本自動車販売協会連合会/車種別登録台数