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ハザードランプの正しい使い方!安易な点滅は違反の可能性も

ハザードランプの使い方
【コンテンツ監修者】
Sato Tomoki
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    筆者たかまさ
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    普段運転をしていると、道の端や路肩に駐停車する車をよく見かけるはずです。

    その中には、ハザードランプを点滅させながら進路を変更し路肩や道路端に車を寄せているドライバーもいます。

    実は、そのような車は道路交通法に違反しているのです。

    そこで、この記事では「正しい路肩への駐停車の方法」や「駐停車からの正しい発進方法」についてご紹介していきます。

    意外と間違った認識をしている方が多いポイントですので、少しでも不安な方はぜひチェックしてみてくださいね。

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    ハザードランプの正しい使い方

    そもそもハザードの定義とは

    ハザードランプについては、『道路交通法第18条』に以下のように定められています。

    “夜間、道路(歩道又は路側帯と車道の区別のある道路においては、車道)の幅員が五・五メートル以上の道路に停車し、又は駐車しているときは、車両の保安基準に関する規定により設けられる非常点滅表示灯又は尾灯をつけなければならない。”

    つまり本来のハザードランプの本来の使い方では、道幅が5.5m以上ある道路に駐停車を夜間に行うときに付けることが義務付けられている行為なのです。

    ハザードランプの使い方はさまざま

    道交法で義務付けられたハザードランプの使い方はお伝えした通りですが、それ以外にもドライバー同士のコミュニケーション手段としてハザードランプは浸透しています。

    代表的な例で言うと、道を譲ってもらった時にハザードランプを点滅させることで「ありがとう」の気持ちを伝える、通称『サンキューハザード』などが挙げられます。

    しかし、中には道路交通法違反になる可能性のあるハザードランプの使い方も存在もあるので注意しましょう。

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    路肩や道路端に車を寄せる前のハザード点滅は違反

    なぜ駐停車する前のハザード点滅はいけないのか

    駐停車する前にハザードランプを点滅させてから、路肩に寄せる方も多いのではないでしょうか。

    実は、この行動は道路交通法違反なのです。

    そもそも、ハザードランプにはさまざまな意味がありますので、急に出されても後続車は「何を伝えているのか」が分からない場合もあるでしょう。

    そんな状態で前の車が急に減速したらとても危険ですよね。

    路肩を寄せる場合どうすればいいのか

    まず、『路肩や道路の端に車を寄せることは車線変更にあたる』という認識が重要です。

    この認識があれば、駐停車のためであっても路肩に車を寄せるときにウインカーを出さなくてはならないことが分かるはずです。

    道路交通法では『進路変更のときは3秒以上前からウインカーを出さなければならない』ことが定められています。

    同じように、路肩に寄せる3秒前からウインカーを出して後続車に合図を出すことが大切です。

    ハザード点滅で駐停車を知らせると

    駐停車の前にハザードを点滅させてから路肩に寄せているドライバーは、厳密には『合図不履行』という罰則が課される場合があります。

    罰則内容は『違反の点数は1点、反則金は普通車の場合6000円』です。

    また、ウインカーを寄せる方向に出していれば、後続車もその方向に行くのだと判断できるため、あなたの進行方向とは逆に避けてくれるでしょう。

    しかし、ハザードではどちらの方向に行こうとしているのか?なにをしようとしているのかを後続車は判断できません。

    「駐停車するのかな?」は、単なる後続車の予想になってしまいます。

    この予想が合っていればいいですが、合っていなかった場合には思わぬ事故を引き起こしてしまう可能性もあるでしょう。

    このように、あなたの『合図不履行』からさまざまな危険が起こり得ることを認識することは非常に大切です。

    発進の前にもウインカーは忘れずに

    ウインカーを出さずに発進するとどうなる?

    発信する前に、なんの合図も出さないで発進する車を見かけることがあります。

    しかし、道路交通法で発信前には進行方向にウインカーを出すことが義務付けられていますので、これも『合図不履行』の罰則が課される場合もあるのです。

    後続車がいなくてもウインカーは出さなくてはいけません

    「後続車が見えないからウインカーを出さずに発進しても問題ないよね」と考えるドライバーも中にはいるでしょう。

    しかし、この考えは間違っています。

    進路変更する際はウィンカーの適切な使用が法律で義務付けられていて、後続車両の有無などはその要件にはありません。

    また、後続車の有無は、あくまでもドライバーの主観であって、各車両には固有の死角もあり、身勝手な判断と言わざるを得ません。

    交通量の多い道路や直線の道路などでは、スピードを出して走っている車も多くいます。

    そのような車から見れば、遠方からでもウインカーが見えれば「発進するから避けよう」と思えますが、ウインカーを出していないとまさか発進するとは思いません。

    また、発進直後の車はすぐには加速できないので、あっという間に後続車に追いつかれてしまうでしょう。

    ですので、ドライバーから後続車が見えなくてもウインカーを出してから発進するクセづけが大切です。

    正しいサインで事故を未然に防ぎましょう

    今回は、路肩や道路端に正しく寄せて駐停車する方法と、正しい発進方法についてご紹介していきました。

    道路交通法で定められている以上「分かればいいよね」は通用しません。

    また、あなたの認識と他のドライバーの認識が、必ずしも共通の認識とも限りません。

    根拠がないまま、何となく慣習的な使用を続けるのは、とても危険です。先ずは、道路交通法に則った正しいルールで運転をすることが大切です。


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