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円安が続いている関係で、輸入車の販売には逆風が続いている昨今ですが、2022年の輸入車新規登録台数が、JAIA(日本自動車輸入組合)より2023年1月に発表されました。
今回は2022年1月~12月までの1年間を対象に、登録台数のメーカー別ランキングや車種別ランキングにあわせて、都道府県別ランキングも紹介いたします。
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輸入車全体(海外メーカー車)での販売台数は前年比割れに
2022年の1年間に日本国内で新規登録された海外メーカー生産車(乗用車のみ)は、240,758台と前年の258,637台を下回り、前年比93.1%の結果となりました。
また、海外で生産された日本メーカー車(乗用車のみ)の新規登録台数は、37,289台と前年の56,352台を大きく下回り、前年比66.2%となっています。
これらには半導体など部品調達の問題による生産遅延や、円安による影響が考えられるようです。
車種別の登録台数には大きな変動がありました
メーカー別では前年比増でメルセデスがトップをキープ
2022年の1年間の輸入乗用車新規登録台数をメーカー別にみてみると、海外メーカー車ではメルセデス・ベンツが前年比101.3%の52,359台と、前年に続きトップとなりました。
2位にはVWが前年比91.5%の32,226台で入り、3位にBMWが前年比86.0%の30,887台、4位にはアウディが前年比92.1%の20,750台、5位にBMW MINIが前年比105.5%の19,208台で続いています。
ここまではドイツ勢が独占していますが、6位にはボルボが前年比97.2%の16,166台、7位にはJeepが前年比66.4%の9,478台、以下は8位ルノー、9位プジョー、10位ポルシェと続く結果となりました。
車種別ではBMW MINIが7年連続のトップに!
次に輸入乗用車新規登録台数を車種別にみてみると、2022年の1年間で最も多く登録された海外メーカー車はBMW MINIで、19,207台と7年連続の輸入車トップに輝いています。
2位には2021年にフルモデルチェンジを行ったメルセデス・ベンツのCクラスが14,111台と2019年以来のベスト3に返り咲きをはたしました。
続いて3位には前年5位からランクアップしてVWのゴルフが9,241台、4位にボルボの60シリーズが7,569台、5位には前年2位からランクダウンでVWのT-Crossが6,570台と続いています。
10位にはメルセデスのGクラスがランクイン
続いて6位~10位の結果は、6位にVWのポロが6,368台、7位にボルボの40シリーズが6,343台で続き、8位にはVWのT-Rocが5,123台、9位にBMWの3シリーズが5,117台、10位にはメルセデス・ベンツのGクラスが4,807台と、BMWの主力車種3シリーズに迫る勢いでランクインしました。
一方で昨年は8位にランクインして今回はランク外となったJeepのラングラーは2022年11月にフルモデルチェンジ、同じく昨年10位にランクインしたメルセデス・ベンツのAクラスは、2022年秋にビッグマイナーチェンジが行われましたので、2023年はそれぞれの巻き返しにも注目したいものです。
都道府県別の輸入車の新規登録は?
輸入乗用車新規登録台数(海外メーカー車のみ)を都道府県別にみてみると、1位は前年と同様に東京都で41,121台となりましたが、2位は神奈川県で22,473台、3位には愛知県が21,615台、4位に大阪府の17,735台、5位は兵庫県で12,600台、6位は埼玉県で12,465台、7位に千葉県が10,788台と続いています。
トヨタ自動車のお膝元である愛知県が、意外にも輸入車購入が多いのは少し意外な気もしますが、都道府県別の軽自動車を含む乗用車保有台数が4,225,480台(自動車検査登録情報協会・2022年11月時点)と全国で一番多いことから、納得できる順位ともいえるでしょう。
まとめ
今回はJAIA が発表したデーターをもとに、2022年の海外メーカー輸入車の登録台数メーカー別ランキングや車種別ランキングに加えて、都道府県別ランキングを紹介してまいりました。
2023年はBMW MINIのフルモデルチェンジなど、魅力ある輸入車の日本市場投入が予定されていますので、今後もランキングの推移が気になるところです。
【参考】
● 輸入車新規登録台数(速報) 発表資料 | JAIA 日本自動車輸入組合