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現在の日本では数多くの海外の自動車メーカーから、多種多様な車が輸入販売されています。
また国内メーカーの海外生産も進み海外生産車の輸入車として、数多くの車種が輸入販売されているのが現状です。
今回はJAIA(日本自動車輸入組合)から発表されました、2022年4月の輸入車新車登録台数を中心にランキングを紹介していきます。
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輸入車登録台数2022年4月の現況
コロナの長引く影響やウクライナ情勢による部品供給の停滞、半導体不足に円安など、きびしい状況が続いている自動車業界ですが、外国メーカー車の輸入車新規登録台数(貨物車を含む)は2022年4月単月では15,861台となり、前年同月16,501台と比べて3.9%の減少となっています。
また今年1月から4月までの累計では75,316台となり、前年同期85,365台と比べて11.8%の減少となりました。
メーカー別登録台数はドイツ車がやはり強かった
ベンツが3月に引き続き首位をキープ
国内メーカー車の輸入車を含むメーカー別の乗用車新規登録台数では、2022年3月に引き続き4月もベンツが3,441台と首位をキープしました。
ベンツは2015年3月以来83ヶ月間輸入車新規登録台数の首位をキープしていましたが、2022年2月に日産に首位を奪われて3月に再び首位へと返り咲きました。
昨年6月にフルモデルチェンジしたCクラスを中心に、3月の5,568台には及ばなかったものの、前年同月3,212台を上回る好調な登録台数となっています。
VW(フォルクスワーゲン)は 2位に躍進
続いて2位にはVW(フォルクスワーゲン)が1978台(前年同月1953台)と、前年同月比微増で続いています。
2022年3月は3,099台で日産、BMWに続く4位でしたが、4月は2位にランクアップしました。
VWはゴルフやポロの人気が高く、安定した販売をしていることがこの結果につながったようです。
日産は3月の2位よりランクダウン
3位には国内メーカーの日産の海外生産車が1,572台で入っていますが、前年同月は2,292台でしたので前年同月比68.6%と大きく登録台数を落としています。
また2月には3,935台とベンツを抜き首位の座を取ったのですが、その反動からか登録台数を大きく減らした結果となりました。
なおこの台数はタイ工場で生産されているキックスやマーチの販売が含まれているもので、マーチがモデル末期であることが原因だと考えられます。
BMWが4位、VOLVOが5位の結果でした
その他は4位にBMWが1,530台、VOLVOが1,473台と5位に入っています。
BMWは前年同月比67.6%、3月の3,419台の3位から順位を落としてしまいました。
一方でVOLVOは前年同月比153.4%%と大きく台数を伸ばして、3月の1,889台で6位からランクアップしています。
リチャージ(EV車)シリーズの人気が好調の原因かと思われますが、今年はXC40のリチャージ版も導入される予定ですので、しばらく好調が続きそうな勢いです。
車名別の2022年第1四半期ランキングも一部紹介します
続いてJAIAが四半期ごとに発表している、車名別の新規登録台数の第1四半期分(1月~3月)を紹介していきます。
BMW MINIは16期連続で首位を維持
今回の車名別登録台数でもBMW MINIが、5,053台と首位を維持しました。
BMW MINIは過去10年間でトップ3を外れたことがなく、18年第2四半期以来16期連続の首位と安定した人気車種となっています。
ベンツCクラスが2位と販売の好調をキープ
続いてベンツCクラスが3,324台で2位にランクインしています。
セダンだけでなくステーションワゴン、クロスオーバーモデルなど、幅広いラインアップを誇る車種だけに、モデルチェンジから1年に満たないこともあって人気が続いているようです。
VWポロが3位、ゴルフが4位とドイツブランドが4位まで独占
3位にはVWポロで1,821台、4位には僅差でVWゴルフ1,807台とVW社の車がランクインしています。
どちらもファミリーカーとしての人気が高く、車名別でのベスト10常連として安定した台数を販売している結果だといえるでしょう。
以下、5位にVOLVO60で1,701台、6位にVW・Tロックの1,659台、7位にVOLVO40シリーズの1,509台と続きます。
輸入車新車登録台数のまとめ
今回は2022年4月のメーカー別輸入車新車登録台数、第1四半期の車名別のランキングを中心に紹介させていただきましたが、ドイツのメーカーが上位の多くを占めている調査結果となりました。
メーカー別の登録台数上位では、2位のベンツCクラスのみが4ドアセダンを中心に販売していることが、セダン離れが進んでいる昨今を象徴しているのかもしれません。
最後になりますが、今回の記事をお読みいただきまして、ありがとうございました。