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LEDヘッドライトをハロゲンと比較!メリットとデメリット。

LEDヘッドライトをハロゲンと比較
       
筆者たかまさ
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最近では家庭用照明として普及しているLEDですが、英語での正式名称は「Light Emitting Diode」、日本語に訳すと「発光ダイオード」のことです。

自動車においては2007年にレクサスLS 600hに、世界で初めて「LEDヘッドライト」が搭載されました。

当初は高価なこともあって高級車を中心に「LEDヘッドライト」が採用されていましたが、近年ではコストダウンによる低価格化が可能になったため、軽自動車のヘッドライトにも一部車種では採用されているようです。

また「LEDヘッドライト」のイメージとしては、一般的には「省エネ」や「長寿命」などのメリットを思い浮かべる方が多いかとは思いますが、LEDにもデメリットがいくつか存在しています。

今回はヘッドライトの移り変わり、「LEDヘッドライト」のメリットとデメリットを中心に紹介いたします。

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ヘッドライトの移り変わり

電気式のヘッドライトは1910年頃に、ロールス・ロイスなどの欧州車が採用したものが始まりだといわれています。

その後1940年代にはアメリカで、レンズと反射板で挟んだ密封空間に不活性ガスを封入した「シールドビーム」が普及しはじめ、世界的にも多くの車に採用されて、ヘッドライトといえば「シールドビーム」の時代が長く続きました。

この「シールドビーム」はヘッドライト自体がひとつの電球になっているため、故障などをした際には交換が必要で、修理代が高くつくことが難点といえます。

1980年代には電球内部にハロゲンガスを封入した「ハロゲンライト」が登場しはじめましたが、電球交換ができて低コスト、また長寿命なことや光量も「シールドビーム」よりも多いことから普及して、現在でも純正ヘッドライトとして採用している車種もあるほど長期間にわたって使用されています。

その後は1990年代後半にフィラメントがないことから高寿命でハロゲンよりも明るい「ディスチャージランプ(以下:HID)」が普及しはじめ、LEDの普及前には数多くの車種で採用されていましたが、「ハロゲンライト」に比べて高価なため、低価格化してきた「LEDヘッドライト」に押されて採用されることも減ってきました。

LEDヘッドライトのメリット

消費電力が少ないためバッテリーへの負担も軽いこと

ヘッドライトに使用した場合、「ハロゲンライト」では片側だけで55W~60W、「HIDライト」の場合で片側35W(ハイビームは60W )に対して、LEDの場合は片側15W~20Wほどと消費電力に大きな違いがあります。

消費電力が少ないことはバッテリーへの負担も減るため、バッテリートラブルが起きる可能性を低くできるといえるでしょう。
ただし、最近では光量を強化した30Wを超える「LEDヘッドライト」もあるため、「HIDライト」との差は少なくなってきたといえます。

寿命が他のものに比べてかなり長い

「LEDヘッドライト」は発光ダイオードという半導体を利用して光っていますので、劣化スピードが遅いため寿命は10,000時間~20,000時間といわれています。

一方で「ハロゲンライト」は600時間~1,000時間、「HIDライト」でも寿命が2,000時間ほどですので、LEDは、はるかに長寿命だといえるようです。

特に最近の新型車では昼間もヘッドライトを自動点灯させるようになっていますので、寿命の長さは大きなメリットといえます。

点灯後は素早く最大光量を発揮できる

「ハロゲンライト」や「HIDライト」では、点灯後に光量が安定するまでにタイムラグがありますが、「LEDヘッドライト」では点灯後すぐに最大光量で安定させることが可能です。

そのため、トンネルへの侵入時にも安定した光量で視界の確保が期待できます。

LEDヘッドライトのデメリット

レンズに付着した雪がとけない

「ハロゲンライト」や「HIDライト」の発する光には赤外線が含まれているため、ヘッドライト自体が熱を持ち、レンズに付着した雪をとかすことができます。

「LEDヘッドライト」が発する光には赤外線がほとんど含まれていないため、ヘッドライトに熱を持たせることができないため、雪をとかすことができませんので、降雪が多い地方ではデメリットになるといえるでしょう。

HIDライトに比べると光量は少なめに感じる

「ハロゲンライト」の光量はおよそ1,200ルーメンほど、「HIDライト」では倍以上の3,000ルーメンほどの光量がありますが、一般的な「LEDヘッドライト」では2,400ルーメンと、「HIDライト」よりはやや光量が少なめです。

また「LEDヘッドライト」は青みが多い光のため、条件によっては視覚的にも暗く感じることもあります。

故障時にはユニットごと交換のため費用が高くなる

ほとんどの「LEDヘッドライト」は、ヘッドライトユニットと一体化されているため、故障した際にはユニットごとの交換が必要になるため、修理費用がかなり高額になります。

「ハロゲンライト」や「HIDライト」の場合は、バルブ交換だけで済むケースが多いので安く済むので、その点ではデメリットといえるでしょう。

まとめ

今回はヘッドライトの移り変わり、「LEDヘッドライト」のメリットとデメリットを中心に紹介いたしました。

「LEDヘッドライト」にはデメリットもいくつかありますが、消費電力の少なさや寿命の長さは、「ハロゲンライト」や「HIDライト」に比べて大きなアドバンテージがあるといえるでしょう。

最近では光量の面でも「HIDライト」にあまり劣らないものも登場していますので、今後の普及を期待したいものです。

【参考】
CarMe(カーミー)「需要が高まるLEDヘッドライト、メリット・デメリットは?」

【サイト監修者】
Tomoki
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