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新年度を迎える4月は、就職や進学などで引っ越しをされる人も多い時期になります。
住民票や保険証、電気、ガスなどの手続きは行っても引っ越し直後は何かと忙しいことから、つい忘れてしまいがちなものが車に関する住所変更などです。
そこで今回は、車庫証明や車検証、運転免許証、自動車保険の引っ越しによる住所などの変更手続きについて紹介いたします。
このページの目次
車庫証明の変更手続きについて
車庫証明とは
車庫証明の正式名称は「自動車保管場所証明書」と呼ばれますが、簡単にいえば車の保管場所があることを証明する書類のことです。
普通自動車などの登録自動車の所有者は「自動車の保管場所の確保等に関する法律」によって、申請することが定められています。
車の購入時と同様に自動車販売店などで代行して手続きをしてもらうことが一般的ですが代行手数料もかかりますので、節約をしたい場合は自分自身で警察署に出向いて手続きすることも可能です。
引っ越し後は変更手続きが必要
引っ越しによって所有者の住所が変わった際には、保管場所の変更がなくても車庫証明の住所変更手続きが必要となります。
また、車の保管場所が変更になった際には、管轄の警察署にて変更された日から15日以内に、「保管場所届出手続き」を行うことが必要です。
なお、賃貸住宅の駐車場や月極など駐車場を借りる場合は、不動産管理会社や地主などの署名・捺印が必要な「保管場所使用承諾証明書」が保管場所の変更時に必要になりますが、駐車場の賃貸契約書のコピーでも代用可能な場合もありますので管轄の警察署に相談してみましょう。
軽自動車でも届け出が必要な地域もあります
軽自動車は車庫証明ではなく「自動車保管場所届出書」が必要となる地域もあります。
各都道府県庁や人口10万人以上の市町村、都心部から30km圏内の市町村などでは警察署への届け出が必要となりますので、事前に全国軽自動車連合会のホームページなどで確認しておきましょう。
(全国軽自動車連合会HP:https://www.zenkeijikyo.or.jp/kei/garage)
車検証の住所変更手続きについて
変更手続きに必要な書類と場所
車庫証明の住所変更手続きが完了後は、以下の書類などを準備して住所の変更された日から15日以内に車検証の住所変更手続きが必要となります。
<車検証の住所変更手続きに必要なもの>
・車検証
・住民票の写し(発行から3カ月以内のもの)
・車庫証明書(自動車保管場所証明書)
・変更登録申請書(窓口で入手)
・手数料納付書(窓口で入手)
・使用者・所有者の認印(シャチハタは不可)
車検証の住所変更手続きは、普通自動車であれば管轄の運輸支局、軽自動車は軽自動車検査協会事務所で行います。
また、車検証の使用者と所有者が異なる場合には、委任状などが必要な場合もありますので、あらかじめ窓口での確認が必要です。
なお、自動車販売店などに変更手続きの代行を依頼も可能ですが、自分自身で行えば変更手数料は350円ほどで済みます。
ナンバープレートの変更が必要な場合も
引っ越しによって陸運局の管轄が変わる場合は、ナンバープレートの変更が必要となります。
その際には普通自動車は古いナンバーのついた車を持ち込みむことが必要です(軽自動車はナンバープレートのみで可能)。
運転免許証や自賠責・任意保険の住所変更も必要
運転免許証の住所変更について
引っ越しなどによって住所が変更になった場合には運転免許センターまたは警察署に出向いて運転免許証の住所変更を速やかに行う必要があります。
その際には、認印(シャチハタは不可)と住民票の写しまたは健康保険証など新しい住所がわかるものが必要です。
また、以前の住所と違う都道府県に引っ越した場合は、写真が必要な地域もありますので事前に確認しておきましょう。
自賠責保険の住所変更について
自賠責保険は住所変更をしなくても罰則規定はありませんが、満期の通知などが届かないことも考えられるため、引っ越しをした際には早めに手続きをしておきましょう。
手続きは加入している保険会社の窓口または郵送にて行いますが、現在の自賠責保険証明書の原本と認印(シャチハタは不可)、車検証のコピー(ナンバープレートに変更があった場合)のが必要になります。
任意保険の住所変更
任意の自動車保険も引っ越した際には、住所や電話番号、車両ナンバーなどの変更があった箇所の手続きが必要となります。
変更の方法は保険会社によって異なりますが、近年ではWEB上で変更手続きを完結可能な保険会社が多いようですので、ご加入中の保険会社のホームページなどでご確認ください。
まとめ
4月は引っ越しの多い時期でもあることから、今回は車庫証明や車検証、運転免許証、自動車保険の引っ越しによる住所などの変更手続きについて紹介いたしました。
引っ越しの際は何かと雑用も増えることからうっかり忘れてしまいがちですが、車に関する住所などの変更手続きもきちんと済ませておきたものです。
とくに車庫証明や車検証については変更の期限が法律で定められており罰則規定もあることからも、期限内に忘れずに手続きを済ませておきましょう。
なお、多くの手続きに住民票の写しが必要になることから、住所を変更された際には必要な枚数を把握して取得しておくことをおすすめします。
【参考】
● 関西電力「引越しする際に必要な車の手続き一覧!車検証や車庫証明の住所変更をする方法」