- アルファードの口コミ・評判を調査!メリットデメリットも紹介 - 2024年12月6日
- 横断歩道で自転車にまたがった人が待っていた場合の車の停止義務は? - 2024年11月17日
- 上京時に車はどうする?売却するべきかどうかの判断基準について - 2024年9月27日
駐車場でのトラブルと言えば、スーパーや施設などの駐車場内におけるドアパンチや、当て逃げを思い浮かべる人が多いかと思われますが、最近では自宅車庫内に駐車しているにも関わらず、車両盗難に遭ってしまうトラブルをテレビニュースなどで、ご覧になられた方も多いのではないでしょうか?
2022年10月に警察庁が発表した犯罪統計資料では、2022年1月~9月の車両盗難件数は4,297件と前年同期比約12%増となっており、検挙率は42.9%と前年同期比7.2%減と低下していることがわかりました。
2022年10月27日~10月31日の5日間にわたり、カーナビやドラレコを製造しているパイオニア株式会社が、車を保有する男女1,200名に「ドライブレコーダーの利用状況に関する調査」を行いました。
今回はその調査結果を中心に、駐車中や駐車場内のトラブルについて紹介させていただきます。
このページの目次
駐車中(駐車場)のトラブルに対する不安を持つ人は多い
最初に「駐車中のトラブルに対する不安に関する質問」で、回答者自身が運転する車についての駐車中のトラブルへの不安では、当て逃げやドアパンチに対する不安を持っている人の割合が82.8%と高いことが判りました。
また、車上荒らしについては72.2%、いたずらについては73.1%、車の盗難についても63.4%と、いずれも多くの人が駐車中のこれらのトラブルについて、不安を抱えていることが判ります。
実際に駐車中(駐車場など)のトラブルに巻き込まれた人が意外に多い
駐車中のドアパンチは約3人に1人が経験あり
スーパーなどで駐車場に車を駐車して戻ってきたら、車のドアなどにヘコミやキズがつけられていた。
ドアパンチによる被害ですが、今回の調査では31.5%の人が経験ありと回答しました。
ドアパンチでドアにヘコミができてしまった場合には、修理代がヘコミや傷の程度によって違いますが、3万~10万円ほどかかることもありますので、痛い出費となってしまいます。
当て逃げは5人に1人が経験あり
当て逃げも不特定多数の人が利用する駐車場で起こる事が多いトラブルですが、今回の調査では20.9%の人が経験ありと回答しました。
当て逃げの場合は損傷した箇所や程度によっては、ドアパンチよりも高額な修理費用がかかることも多いので被害がより甚大だといえるようです。
ちなみにドアパンチや当て逃げによる損害は、オールリスク型車両保険に加入していなければ保険金が支払われないので、未加入の場合は痛い出費になってしまうことも考えられます。
車上荒らしや車両盗難も少なくありません
今回の調査で車上荒らしに遭った経験があると答えた人は8.7%と、10人に1人近くの人が経験されていることが判りました。
また車両盗難も2.3%となっており、決して少なくない数の人が被害に遭う経験をされています。
これらの結果から、多くの人が何らかの駐車中のトラブルに遭っていることが判りました。
車上荒らしや車両盗難へ効果があると感じる対策は?
位置情報がすぐにわかる、音によるアラートが上位でした
今回の調査で「車上荒らしや車両盗難で、どのような対策が有効と思うか?」の質問では、「位置情報がすぐにわかる」と回答した人が最も多く48.6%でした。
続いて多かったのが「異常を検知した時に音でアラートを発してくれる」で45.5%です。
以下は「異常を検知した時は通知で知らせてくれる」は41.8%、「物理的にタイヤやハンドルをロックされている」の36.6%、「いつでもどこでも車内や車周辺の映像をみることができる」が35.3%と続いています。
GPS機能を利用している人はまだ少数派でした
ドライバーの中には車両盗難対策として、GPS機能を使った対策をしている人は、一般車両保有者で8.0%となっており、ランドクルーザーやプリウスなど盗難が多い車種の保有者では13.4%の調査結果となりました。
駐車場でのトラブルのまとめ
今回は駐車中(駐車場など)のトラブルについて、パイオニア株式会社が行った調査結果を紹介させていただきました。
今回の調査では、所有者の目が離れてしまう駐車中には、今回紹介したようなトラブルに遭ってしまう人も決して少なくはないことが判りました。
そして、位置情報や車の異常が、車から離れていてもリアルタイムでわかる機能などが、ユーザーから求められているようです。
忘れてはいけないのは、駐車場(私有地)であっても、スーパーの駐車場のように、不特定多数の人が利用できる状態であれば、道路交通法の対象になることです。
したがって、何らかの事由で、他人の車に接触してしまったり、傷つけてしまったり、した時などは必ず警察に届けなければなりません。
【参考】
● パイオニア株式会社 「ドアパンチ、当て逃げ、車上荒らしなど、急増する「駐車中のトラブル」盗難されやすい人気車種のドライバーが求める最新対策」