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近年は自動車に様々な機能が搭載され、販売価格も上昇傾向にありました。
半導体不足やロシアによるウクライナ侵攻などの影響を受けて、原材料費の値上がりが不安視されていましたがニッケルとリチウム価格が上昇しました。
そして、天然ゴムなども原材料費が費が高騰したため、国内外のタイヤメーカーの多くが値上げを実地しています。
天然ゴムなどの価格上昇はタイヤ価格にどれだけ影響があるのか
ニッケルは産出国で大きな輸出国であったロシアからの物流が止まったことによる影響を受けて、価格が急騰しています。
EVを生産するうえで重要な部品であるリチウムイオン電池の材料であるリチウムはメキシコの国有化宣言でこちらも値上がりをしています。
さらに天然ゴムを始めとする原材料の価格が上がってしまったため、各タイヤメーカーは7〜10%ほど値上がりすることになりました。
今後も新型コロナウイルスが世界的に流行していることにより、輸送コストが上がったことやウクライナ侵攻によって不安になった世界情勢の影響を受けて原材料が高騰する可能性があります。
ガソリン代の値上がりもあるため、自動車の維持コストも膨れ上がっていく可能性もあるでしょう。
このまま値上がりは止まらないのか
豊富な資源を持っているインドネシアでは2019年からニッケルの輸出を止めており、そのことで多国籍企業はインドネシアに工場や拠点を作る動きを見せました。
アルミニウムの原材料であるボーキサイトの輸出を中断し、来年からは銅原鉱の輸出も禁止されます。
メキシコ政府はチリやボリビアなど中南米の輸出国でリチウム輸出によって得られる利益をコントロールしようとする動きが見られます。
レアメタルなど貴重な鉱物資源は石油などよりも産出国が集中しているため、資源国が輸出制限をかけ産出量を制限していくことになるでしょう。
そうなると、多くの鉱物資源が必要になる自動車の値上がりはしばらく続く可能性が非常に高いでしょう。
新型コロナウイルスの感染が収まり、世界情勢が安定することで高騰が収まることに期待しましょう。
燃料であるガソリンや消耗品のタイヤも上がっているため、自家用車を持つハードルがどんどん上がっていきそうです。
平和の貴重さが分かる日々
自動車関連の製品はほとんど値上がりをしているので、通勤などの日常生活で使っているだけでも以前より出費が多くなっています。
平和とは、どれだけ多くの恩恵をもたらしてくれているのかが分かります。
特にタイヤなどの消耗品は、価格高騰などで交換や手入れを怠ると事故に繋がってしまうので、これ以上は維持費が高騰しないことを願うばかりです。