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日本国内の自動車生産台数は3年連続で減少する形になりましたが、台湾では7年ぶりに増加する結果となっています。
多くの日本企業から技術を吸収し、精密機器なども生産可能な台湾だからこそ、増加に繋がったのでしょう。
台湾の生産台数1位はトヨタが出資する国瑞汽車
2021年の台湾内での自動車生産台数は前年比8.0%増の26万5,320台となっており、生産台数1位を獲得した国瑞汽車(こくずいきしゃ)は12万4,815台で前年度比から25.4%も増加しています。
国瑞汽車はトヨタと日野自動車が出資している企業になり、トヨタが好調なことに影響して生産台数を伸ばすことができたのでしょう。
また、2位の中華汽車は生産台数が4万3,848台で、国瑞汽車は3倍近くの差をつけており、台湾の生産台数の47%を占める結果になりました。
フォード社の現地パートナー企業である福特六和汽車は生産台数では4位になっていますが前年度比から11.6%も増加しており、今後のシェア拡大が期待されます。
台湾の自動車業界!2022年も生産台数は増加か
台湾の経済が安定している状態にあるため、自動車業界も活性化されることが見込まれており、販売台数も増加すると予想されています。
しかし、台湾での輸入自動車販売台数は減少しており、前年比6.7%減の20万1,270台となっています。
半導体不足や輸送混乱による影響で輸入台数が少なくなったことが影響したと見られています。
しかし、台湾でのEV総売り上げでの1位はテスラの「モデル3」が1位となっていて、三菱のパートナー企業である中華汽車の「e-Veryca」は5位、ヒュンダイの「コナエレクトリック」は7位、日産「リーフ」は9位と欧米メーカーの勢いに飲まれている印象を受けます。
中国国内ではEVの人気が高まっているのでトヨタの「bZ4X」やホンダの「e:NS1」などがランキングに食い込むこともあるでしょう。
台湾は精密機器の生産も盛んで高い技術力を持っているため、海外生産の拠点として非常に重要な場所になります。
2021年度は生産台数が減少していた台湾本田汽車や日産の現地パートナー企業である裕隆汽車も新車発表の波に乗って生産台数増加に期待したいですね。
日本と立地が異なるのが増加の原因か
日本とは違い、生産台数が増加した背景には大陸に近い、地理的要因も含まれているのでしょう。
比較的、安定している経済状況なので旅行や住宅関連分野も伸びていきそうですね。