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横浜と言えば、赤レンガ倉庫や海の見える公園、夜景などがありおしゃれ街というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。
しかし、自動車業界では横浜に本社を移転したり、研究施設を設置する動きが多く見られます。
トラック・バスなどの商用車を製造するいすゞ自動車も5月から本社を横浜市に移転します。
横浜は多くの拠点が集中するスポットに
いすゞ自動車は2019年に横濱ゲートタワーへ本社を移転することを発表していました。
日産自動車の本社も横浜市にあり、自動車部品の製造をしている多国籍企業ボッシュも2024年には日本法人の本社を横浜に移転する予定です。
大手自動車部品メーカーである横浜ゴムは神奈川県平塚への本社移転を2023年3月末までに行うことを発表しました。
ドイツのタイヤメーカー・コンチネンタル、国際的な部品メーカーであるZF、世界最大の自動車シートメーカーであるアディエントなど海外メーカーの拠点が多くあります。
今、横浜市周辺は自動車関連産業が集まるスポットになっているのです。
拠点に向けての横浜の課題
横浜に多くの自動車関連産業が集まっている理由は前横浜市長である林文子氏の力があります。
ファーレン東京(現・フォルクスワーゲンジャパン販売)やBMWの代表取締役、 日産自動車執行役員などの経歴を持っており企業拠点の誘致にも積極的でした。
そのため、在任中は 京浜急行電鉄本社、中外製薬研究所、コーエーテクモゲームス本社の誘致に成功しています。
日産自動車の移転も林氏の在任中であったため、多くの企業が移転するきっかけを作ったとも言えます。
しかし、現山中竹春市長は企業誘致に消極的なため、今後も自動車メーカーが移転してくるかは不透明です。
ボッシュは地上7階、地下2階で、延べ床面積は5万3000平方メートルの新社屋建設を計画しており、他のメーカーの移転もあれば一大拠点になる可能性が大いにあります。
横浜市は様々な実験も行われており株式会社e-Mobility Poweが協力して行っている公道充電ステーション設置の社会実験、昨年は日産自動車株式会社は株式会社NTTドコモが行った自動運転車両を活用した「Easy Ride」などが行われていました。
自動車関連産業が集まっている利点を活かした新しい技術が横浜を中心に広がっていくと嬉しいですね。
横浜は実証実験には好都合か
厳しい状況にある自動車業界ですが、新たな開発の中心地ができることで活性化する可能性もあるので横浜市は誘致などを積極的に行ってほしいですね。
都市部を想定した実証実験も可能なので、様々な技術と情報が集約される拠点になることを期待します。
半導体不足もあって中古車の価格は上昇傾向にあるようですが、業界全体を盛況にする勢いはなさそうです。