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燃料価格の高止まりが続いていますが、資源エネルギー庁の調査によると、9月26日現在のレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットルあたり170円(税込)、軽油は150円(税込)と、相変わらず高止まりの状態が続いています。
このように燃料価格の高止まりが続く中で、車の維持費も年々増加していることなどが、ソニー損害保険会社が2022年6月17日~6月20日に、自家用車を所有しているユーザー1000名を対象として行った「全国カーライフ実態調査 第4弾」で判明しました。
今回はこの調査結果をもとに2022年のカーライフ事情について、紹介させていただきます。
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走行距離は2021年に比べて大幅増加に
ソニー損害保険会社の調査によると、今回の調査では年間走行距離の平均は6,727kmと、2020年の6,017km、2021年の6,186kmよりも大幅増加になりました。
これには、2021年までの2年間はコロナ禍で県外への移動が自粛される時期がありましたが、2022年に入ってからは自粛も解消されて、県をまたいで旅行や仕事で移動する機会が増えたことが要因として考えられます。
内訳では、「3,000km超5,000km以下」が25.6%と一番多く、「5,000km超7,000km以下」が20.6%、「9,000km超11,000km以下」が15.0%と続く結果でした。
車の維持費は平均月額12,800円でした
*車の維持費とは保険料、ガソリン代・燃料代、駐車場代、修理代等(税金、ローン返済、有料道路通行料は除く)
2021年調査時より1,100円上昇しました
今回の調査ではボディタイプ別に調査をしていますが、全体でみると維持費の平均月額は2021年調査の11,700円より1,100円高くなり12,800円でした。
ボディタイプ別にみると、軽自動車が平均10,200円と一番低く、コンパクトカーが11,500円、ミニバンが14,100円と15,000円を切っています。
また、SUV ・クロカンが16,300円、セダンが17,000円といずれも15,000円を大きく超える結果となりました。
燃料価格の高騰が主な要因に
このように、車の維持費が上がっている要因としては、燃料価格の高騰が考えられます。
資源エネルギー庁の調査では、2021年1月第1週時点でレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットルあたり136.1円(税込)であったのに対して、2022年1月第1週では164.7円(税込)と、1リットルあたり28.6円も上昇しました。
今回の調査内容では他に大幅な価格変動があるものは見当たらないため、車の維持費上昇=燃料価格の高騰の図式が考えられるでしょう。
燃料代や自動車税、車検費用の負担が大きい
車の諸経費で負担に感じるものについて
ソニー損害保険会社の今回の調査結果では、「車の諸経費で負担に感じるもの」についての質問(複数回答可)では、「ガソリン代・燃料代」への回答が68.1%と最も多く、「自動車税」の67.6%、「車検・点検費」の63.7%と続き、いずれも60%を超える多くの人が負担に感じていることがわかりました。
その他では、「自動車保険料」の49.8%、「駐車場代」の20.7%と続いていますが、「駐車場代」については都市部で33.5%と地方で18.1%と、地域によって大きな開きがあります。
また、「ガソリン代・燃料代」の68.1%については、2020年調査の際は50.9%であったことを考えると、燃料価格の高騰が大きく影響していることが考えられるでしょう。
ガソリン代・燃料代の節約方法
「ガソリン代・燃料代を節約するために行っていること」についての質問(複数回答可)では、「セルフ式スタンドで給油する」が41.3%と最も多く、「適度にエンジンオイルを交換する」が34.6%、「急発進・急停車をしない」が34.4%と続く結果となりました。
2022年のカーライフ事情のまとめ
今回は、ソニー損害保険会社が2022年6月17日~6月20日に行った調査「全国カーライフ実態調査 第4弾」をもとに、2022年のカーライフ事情を紹介させていただきました。
燃料価格の高騰や高止まりが、車の維持費上昇にも大きな影響を与えていることが、おわかり戴けたかと思います。
今回の記事をお読みいただきまして、ありがとうございました。
【参考】ソニー損害保険株式会社 「2022年 全国カーライフ実態調査 第4弾」