- 全損とは?全損となった車の2つの選択肢と車両保険について解説! - 2022年4月22日
- 事故車の売り方を損傷レベル別に紹介!高く売るためのコツを4つ伝授 - 2022年4月14日
- 自損事故とは?実際に自損事故を起こした時の対処方3STEPで解説 - 2022年4月13日
「車の下取りの相場を知りたい…そもそも相場ってどうやったらわかるの?」
車の下取り相場は、ディーラーがサイト上にシミュレーターを公開しているのでそこから知ることができます。
ただし、ここで知れる下取り相場がきっちり正確な相場であるのかと言われればそうではないので注意しましょう。
あくまでシミュレーターやネット上に出ている相場帯は過去の実績でしか表示されていないのです。
実際には、実車をディーラーで見てもらい査定をしてもらわなければ下取り価格はでません。
車体の状態や走行距離によって下取り価格は大きく変わるので相場情報は鵜呑みにしないようにしましょう。
そもそも下取りは査定額が高くつきにくいという特徴があります。
もし少しでも高い売却金額を望んでいるのであれば「買取」を選択することが賢明です。
そこで今回の記事では、車の下取り相場を知る方法と相場がどのように変化していくのかについて解説していきます。
下取りという判断以外にも車は売却することができるので、その方法についても詳しくお伝えします。
このページの目次
あなたの車の下取り相場はどれくらい?調べる2つの方法
車を売ることに決めて、1番気になるのはやはり「いくらになるのか」というポイントでしょう。
下取りに出す前にある程度の価格を知っておきたいですよね。
しかし、下取りの相場価格は時期や車買取業者によって常に変動しています。
そこで、下取りの相場価格の調べ方について大きく2つに分けて紹介します。
方法①:下取りシュミレーター
最も一般的な方法と言えるのが、車を販売している各メーカーのWEBサイト上の下取り参考価格シュミレーションページでおおよその相場価格を把握するという方法です。
用意してあるフォームに車種や年式などを入力するだけで分かるため、手っ取り早く相場価格を知りたいときに手軽に利用することができ、とても便利です。
トヨタや日産などの大手自動車メーカーでもWEBサイトに下取り参考価格情報を掲載していて、同様に、メーカー / 車種 / 年式 / グレード の情報を選択するだけですぐに参考相場価格を調べることができます。
ただし、こういったWEBサイトに出てくる相場価格は過去の下取り価格を参考にして算出する参考情報であるため、実際の下取り価格とは異なり、あくまで目安であるということを忘れてはいけません。
また、参考情報ということは、つまり、車種がかなり古い場合や集積されている情報が少ない珍しい車の場合などは相場情報が出てこないこともあるということです。
そのため、目安ではなく、はっきりとした額が知りたいのであれば、実際にディーラー店舗で下取り価格の相談をするしかありません。
店舗でディーラーと1対1で相談すれば当然、実際の正確な情報が分かります。
方法②:一括査定
一括査定とは、1回の登録で複数の車買取業者に対して査定の申込みを行えるサービスのことです。
一括査定に登録している車買取業者は業者用のオークション相場を基準に査定額を算出しているため、かなり高い精度で相場価格を知ることができます。
ただし、一括査定は仕組み上、交渉や他社の条件で査定額が大幅に変わるため、即決する意思がない場合はなかなか最終価格を提示してくれないことがあります。
また、1番気になるのが一括査定を申し込むサイトによっては、申込み後に複数の車買取業者から大量の営業電話がかかってくるということです。
一括査定では、下取りシュミレ―ションで入力したような車の情報の入力の他に、個人情報の入力も必要になります。
そのため「相場を知りたいだけ」といった気軽な気持ちでの利用は避けた方がいいでしょう。
「まだ売るかどうか決めていない」
「下取りの相場価格がどのくらいのもなのかちょっと知りたい」
というような段階であれば、車好きの知人に聞いたり、雑誌などでチェックするといった情報収取の方法でもいいかもしれませんね。
下取り相場の変動を知ろう!3つの大きな査定ポイント
車の下取りをしてもらう場合、査定士に車を査定してもらう必要があります。
その際にどういったポイントを見られて、それがどのくらい相場価格に影響してくるのか気になりますよね。
少しでも高額で売却するために車の下取り査定において重要となる項目やポイント、その見方は抑えておきたいところです。
チェックポイントを事前に把握しておくことで査定前に対処することができるようになります。
ここでは、その中でも特に重要視されり3つのポイントをご紹介します。
2-1:走行距離
車の走行距離は「車を所持してからどのくらいの年月が経過しているか」「どれほどの頻度で車を使っているか」によって異なります。
同じ時期に購入した車であっても、毎日車に乗る場合と休日にしか車に乗らない場合では走行距離に大きく差が出るため、メーターで数値を確認してみましょう。
1つの目安として、年間の平均走行距離は約1万kmとされています。
車の年式から計算して、年間走行距離が1万kmを上回っているか、それとも下回っているかによって、中古車の査定価格は大きく変化します。
走行距離が長ければ長い程、それだけエンジンや車体が酷使されてきたと判断されるため、査定価格は低くなってしまいます。
中古車の購入者も走行距離を重視するため、査定のポイントとしても走行距離は重要なポイントとなるわけです。
中でも 5万km / 10万km といったキリが良い数字を超える前に手放すかどうかで買取価格が大きく変わります。
5万kmを超えると「多走行車」と呼ばれ、多く走っていると認識されるため、5万kmを超えるか超えないかによって下取り価格に大きく差が出ます。
10万kmを超えると「過走行車」と呼ばれ、故障しやすいといったリスクなどから、買い手が付きにくく、買取価格も大きく下がる傾向があります。
走行距離が大台に乗る前に手放す方が車を高く買い取ってもらいやすくなることは間違いないでしょう。
そのため、車を下取りしてもらうことを決め、走行距離が5万kmもしくは10万kmを超えそうな場合、乗るのを控えるのも1つの手段です。
2-2:年式 / グレード
同じ車種の車であっても装備や燃費料などが違うことから下取り価格に違いが出ることがあります。
その区別をするためのものが「グレード」です。
グレードはボンネット内部にあるコーションプレートで確認することができます。
他にも直接記載されているわけではないですが、車検証に記載されている車台番号をメーカーの公式ホームページ内にあるグレード商法検索サービス欄に入力すると簡単に車のグレードを調べることができます。
グレードが高いとそれだけ購入価格も高くなり、装備や性能も上がるため車のグレードが高いほど下取り価格も高くなる傾向にあります。
また、グレードだけではなく、「年式」も大きく関係してきます。
よく年式の新しい車種よ「高年式」年式の古い車種を「低年式」と言いますが、年式の新しいものほど評価は高くなります。
10年落ちのような年式の古い低年式の車よりも年式の新しい高年式の車の方が当然スペックも高く、見た目も流行りの外装であることから買い手が付きやすいというのが理由になります。
2-3:車体の状態
車体の状態に関しては大きく「外装」と「内装」の2つに分けることができます。
外装は素人でも判断しやすい査定ポイントで、ボディのへこみ / キズ / 下回りの錆 / ランプの不備 などが挙げられます。
こういったマイナスポイントは無いに越したことはありませんが、多少のキズや小さなへこみだけなら、査定額があまり変わらないといった場合も少なくないです。
そのため、わざわざ査定前に修理工場で板金塗装を行ったり、タッチペンで自分で修理するなどした場合、査定額よりも板金塗装費用が高くなってしまったり、素人による補修は逆にマイナス査定になってしまうことがあるため、しない方がいいといえるでしょう。
外装と同様に内装も査定の評価対象です。
シートやマットが汚れていたり、破れやほつれがあったりすると当然マイナスポイントとなります。
内装はできるだけ購入したときの状態に戻しておくことで下取り価格を上げる可能性が広がります。
中でも特に注意してほしいのが「臭い」です。
車内でたばこを吸ったり、ペットを乗せたりして臭いが付着している場合、なかなか買い手がつかないことから、大きなマイナスポイントになります。
換気を十分に行って、炭などで脱臭して少しでも臭いを取り除くようにしましょう。
このとき、芳香剤などを使うと、今度は芳香剤の臭いがついてしまうため、これもあまり好まれません。
なるべく無臭の状態に近づけるようにしましょう。
人気国産車と外国車の下取り相場一覧!
下取り相場価格の決め方・調べ方が分かったところで、実際にだいたいそのくらいの価格になるのか、人気国産車・外国車をそれぞれ5つピックアップして調べてみました。
3-1:国産車5種
メーカー | ホンダ |
車名 | N-BOX |
年式 | 2013年式 |
グレード | 2トーンカラースタイル G / L パッケージ |
走行距離 | 80,000km |
下取り参考価格 | 37.9万円 |
メーカー | 日産 |
車名 | ノート |
年式 | 2013年式 |
グレード | MEDALIST |
走行距離 | 80,000km |
下取り参考価格 | 11.1万円 |
メーカー | ホンダ |
車名 | フリード |
年式 | 2013年式 |
グレード | Gジャストセレクション プラス6人乗 |
走行距離 | 80,000km |
下取り参考価格 | 29.7万円 |
メーカー | トヨタ |
車名 | CH-R |
年式 | 2016年式 |
グレード | G |
走行距離 | 50,000km |
下取り参考価格 | 106.4万円 |
メーカー | トヨタ |
車名 | プリウス |
年式 | 2014年式 |
グレード | Sツーリングセレクション マイコーデ |
走行距離 | 70,000km |
下取り参考価格 | 63.7/span>万円 |
3-2:外国車5種
メーカー | フォルクスワーゲン |
車名 | ポロ |
年式 | 2014年式 |
グレード | GTI |
走行距離 | 70,000km |
下取り参考価格 | 34万円 |
メーカー | BMW |
車名 | 2シリーズグランツアラー |
年式 | 2015年式 |
グレード | 218dグランツアラー Mスポーツ |
走行距離 | 60,000km |
下取り参考価格 | 108万円 |
メーカー | メルセデス・ベンツ |
車名 | Gクラス |
年式 | 2018年式 |
グレード | G550左ハンドル |
走行距離 | 31,000km |
下取り参考価格 | 846.8万円 |
メーカー | BMW |
車名 | 3シリーズセダン |
年式 | 2014年式 |
グレード | 320dMスポーツ |
走行距離 | 70,000km |
下取り参考価格 | 94.4万円 |
メーカー | BMW |
車名 | Z4 |
年式 | 2014年式 |
グレード | sDrive20iMスポーツ |
走行距離 | 70,000km |
下取り参考価格 | 158.6万円 |
下取りちょっと待った!車売却なら下取り以外にも2つ方法がある
どうせ車を売るのなら「楽に高く売りたい」と思いますよね。
車を売る方法には「下取り」以外にも「買取」や「オークションを利用する」と言った方法があります。
下取りは基本、新しい車を購入するときに、購入店舗やディーラーに売却することを指すため、車を新規に購入することが前提となります。
そして、結論を言うと下取りは楽に売却することはできますが、他の2つに比べると買取価格は低い傾向にあります。
「高く売りたい!」と思っているなら、下取りだけでなく他の方法にも目を向けてみましょう。
4-1:買取
「買取」は今乗っている車を、車の購入とは関係なく車買取専門店や中古車販売業者に買い取ってもらうことを指します。
一般的に「下取り」よりも「買取」を選ぶ方が売却額は高くなると言われています。
車買取店では、車を買い取った後、商品として再販売することで利益を出しています。
このように車を高く売る手段があるため、必然的に査定額を高くすることができ、場合によっては下取りと10万円以上もの差ができることもあります。
ただし、買取の場合、高く売ろうと思うのなら、車買取業者の比較を行わなければならず、買取方法によっては価格交渉をする必要もあります。
売却と購入を1つの店舗で済ませることができ、車買取業者を選んだり、オークションにかけたりといった手間のない下取りに比べると多少手間はかかってしまうでしょう。
4-2:オークション
車の売却方法には「オークション」もあり、ここ数年知名度の高まっているサービスになります。
通常、車売却のオークションというと、自社で販売ルートを持たない、車買取専門店などの「業者」が利用するもので、車買取業者でなければ出品することができないなどの条件がある場合がほとんどです。
こういった業者用オークションに個人で出品するには、代行サービスなどを利用しなければなりません。
しかし、当然、その場合は代行業者に手数料を支払う必要があり、売却したい車が市場で需要の少ない車種である可能性もあることから安易にオークション代行を利用するのは賢い方法とは言えないでしょう。
そんなときに活用したいのが、一般人でも個人的に参加・出品することのできるオークションサービスです。
WEBサイトを介して出品申込みを行い、提携の店舗で査定を受け、出品された後、国内外の需要者から入札されるという仕組みです。
こういった、オークションには向き・不向きがあります。
オークションサービスを利用すると、店舗側と価格交渉をする必要がなく、営業電話を受けることもないため、「業者と話をするのが苦手」「話し合いの機会を設けるのが面倒」と感じる場合は向いているでしょう。
また、相場より高く売れる場合もあるというのがオークションサービスのメリットです。
しかし、売却までに1ヶ月以上かかることもあるため、長い時間がかかっても高く売りたいといった意思のある場合に利用するのがいいでしょう。
逆に、査定依頼から売却手続きまでを短期間で済ませたい場合はオークションサービスはあまり向いていないと言えます。
また、交渉が得意であるのなら、買取の方がスムーズにやり取りを進められます。
オークションでは、落札する最低金額を設定することから、交渉は通常行いません。
自分自身で直接交渉して買取額を上げたいのであればオークションよりも買取の方がおすすめです。
最高価格で売却するなら「一括査定×買取」がおすすめ
車を売却する方法は主に3つあり、中でも「買取」が少しでも高く売却することのできる手段だということは分かりましたね。
でも、さらに高額での売却を可能にする方法があるのです。
それは「車一括査定サービス」を利用して「買取」をしてもらうという方法です。
ディーラーに下取りに出すよりも車買取店の方が高い査定価格を出してくれる傾向にありますが、このときに見積りを1社だけで済ませてしまうと、査定額が相場に合っているのか判断できないうえに、車に関する知識が乏しい場合、足元を見られるリスクが高まります。
それを防ぐためにも、最低2社以上は見積りを取り、査定額を引き上げることが重要です。
ただ、いちいち複数の車買取業者に連絡を取り、依頼を行い、日程調整を行うのは手間がかかり、現実的ではありません。
依頼する業者が多ければ多いほど、時間もかかるので、途中で心が折れてしまい、諦める人も少なくありません。
そこでおすすめなのが「車一括査定サービス」です。
たった1回、必要事項を記載して申し込みを行えば、瞬時に複数の車買取業者に査定の依頼をすることができます。
車を売却するときに「高く売りたい!」と思わないなんてことはないでしょう。
手間がかからないうえに、車を高額で売却するチャンスが広がる「車一括査定」使わない理由がありません。
5-1:3つのメリット
高額売却を最も実現しやすい「車一括査定サービス」
3つの大きなメリットがあります。
「車一括査定サービス」を利用しているということはつまり、競合している車買取業者が存在するということになります。
業者側もこれを分かっているため、自社で買取ができるよう、買取時に少し価格を上乗せしてくれたり、交渉次第では最も高い査定額を提示してくれることもあります。
仮に査定額に差が出なかったとしても、担当者の良し悪しで決めることができる、など、車買取業者の選択肢が広がるというのは車一括査定サービスの最大のメリットとも言えます。
1度の申し込みで複数の車買取業者に査定の依頼をすることができるため、自らたくさんの車買取業者に連絡するなどの手間が省けます。
申込み後、複数の車買取業者から電話がかかってくるため、その対応は必要になりますが、自分で車買取業者を探して、連絡を取って、同じ情報を何度も伝えてという面倒がなくなるだけで大きなメリットと言えます。
車一括査定サービスでは、査定時に車買取業者が無料で出張査定してくれることが基本で、余分な交通費や移動時間をかけずに済みます。
ディーラーでの下取りの場合、店舗まで車に乗って直接持ち込むことが前提になりますが、車一括査定サービスの無料出張査定なら業者が自宅もしくは職場まで来てくれます。
売却予定の車が車検切れや故障で動かない場合は特に重宝したいメリットの1つです。
5-2:一括査定なら「カーセンサー」を使え
車を下取りにだすならぜひ利用してほしい「車一括査定サービス」ですが、利用者も増えたこともあり、複数サイトが存在するため、どれを使ったらいいのか悩んでしまいます。
そんなときにぜひおすすめしたいのが「カーセンサー」です!
なんといっても提携している車買取業者が多く、業界トップです。
提携業者が多いということはそれだけ査定依頼できる業者の範囲が広がるということです。
また、連絡方法をメール指定にできるというのも魅力の1つです。
提携業者数が圧倒的に多く、連絡手段の選択もできる。
車一括査定サービスの中では最も使いやすく高額に売却できる可能性も高いサイトであると言えます。
まとめ
- 下取りシュミレーターは大まかな値段しか分からない。
- 正確な相場金額を知るためには実車を査定してもらうほかない。
- 高額買取を目指すなら走行距離が5万kmと10万kmの大台に乗らないようにする。
- 余裕があれば査定前に車の掃除をしておきたい。
- 車を売却するなら「車一括査定サービス」を使って「買取」を依頼する。
- 車一括査定サービスおすすめサイトは「カーセンサー」