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トヨタら、国内メーカーが水素エンジン・脱炭素燃料で連携

トヨタら水素エンジンで連携
【コンテンツ監修者】
Sato Tomoki
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    筆者たかまさ
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    地球温暖化や大気汚染を防ぐために環境への影響は各メーカーが取り組んでいかなければならない課題の一つです。

    そんな中、ガソリン車、ディーゼル車と違い、二酸化炭素を排出しない「水素自動車」と作ってきたトヨタが国内メーカーとの連携を発表しました。

    トヨタら国内メーカー5社が連携

    11月13日にトヨタ自動車、マツダ、SUBARU(スバル)、川崎重工業、ヤマハ発動機の5社が岡山県にあるサーキットで会見しました。

    トヨタ、スバルはバイオマス由来の剛性燃料、マツダは使用済み食用油など使ったバイオディーゼル燃料を使った車でレース参戦を発表しています。

    川崎重工業、ヤマハ発動機は二輪車向けの水素エンジンを共同研究することを検討しています。

    脱炭素化に向けて

    これまで、EV車や自動運転などは各メーカーが独自の研究・開発を行っていましたが5社で共同会見は非常に珍しい機会ですね。

    トヨタは「水素カローラ」でレースに参戦しており、続いてマツダがバイオディーゼルの「デミオ」、スバルは合成燃料を使用した「BRZ」で参戦する予定です。

    サーキットという厳しい環境で走ることにより、バイオ燃料の可能性を探し、安定性を確保する目的がある発言されています。

    水素やバイオディーゼルなどは燃料コストが高く、補給できるステーションが少ないというデメリットがあります。

    その点に関してはバイオベンチャーであるユーグレナとトヨタ自動車のデンソーが提携して2025年には2000倍の生産量に引き上げることを目標にしています。

    燃料を補給できるステーションが増え、各メーカーでバイオディーゼルや水素エンジンの車両が出てくると新しい選択肢として出てきそうですね。

    二輪車に関してもホンダやスズキを加えて、可能性を探っていきたいという方針を説明してたので新しい可能性が期待できる会見でした。

    欧州や中国のEV開発とは違う流れですが、日本独自の技術で脱炭素化に向けて開発を進めていく姿勢は嬉しいですね

    EUなどのEVの流れとは異なる日本独自の流れに期待

    海外の有名自動車メーカーがEV車への切り替えが進めている中で、こうした共同会見は日本独自のシステムが開発されそうで楽しみになります。

    各社の共同開発による技術立国「日本」の巻き返しに期待したいものです。

    EV車の分野では遅れを取っていますが、日本の各メーカーが協力すれば開発力が上がり、追い越せる可能性も高くなり、それらに付随した産業の基盤も強化できるため、一石二鳥です。

    水素自動車やバイオディーゼルは車両の選択肢がないことやステーション不足などの問題が解決すれば、ぜひ利用してみたいですね。


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