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ドラレコの普及率が約50%に!前後や全方位カメラの装着も増加

ドラレコの前後装着
       
筆者たかまさ
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事故発生時の証拠として、あおり運転対策などの目的で、ドラレコ(ドライブレコーダー)を愛車に搭載する人が近年は増えています。

ドラレコが発売された当初は、前方のみ撮影の1カメラタイプが主流でしたが、最近では前方と後方撮影可能なものや、360度撮影+後方カメラ可能な2カメラタイプが売れ筋になっているようです。

筆者もドラレコを装着していたおかげで、接触事故の過失割合が「10:0」になった経験があります。

今回は、こうした経験を紹介しつつ、今般のドラレコの普及率や最近のドラレコ事情について、紹介させていただきます。

最近では半数の自家用車がドラレコを搭載

ソニー損害保険会社が2022年6月17日~6月20日に、自家用車を所有しているユーザー1000名を対象として行った「全国カーライフ実態調査 第4弾」では、ドラレコを搭載しているユーザーは49.3%に達していることがわかりました。

同社の調査では2020年が31.9%であったことから考えると、この2年間で一気にドラレコの搭載率が高まったようです。

また、ドラレコを付けたいと思うユーザーも39.9%に達しており、ドラレコへの関心の高さがうかがえます。

ドラレコ購入時のポイントと平均購入価格について

前章に引き続き、ソニー損害保険の「全国カーライフ実態調査 第4弾」の調査結果より、購入時に重視した点と実際に購入した価格帯を紹介していきましょう。

購入時には価格と画質を重視

すでにドラレコを搭載しているユーザーへの調査では、ドラレコを選ぶ際に重視した点(複数回答有り)では、「価格」を挙げたユーザーが54.2%、「画質が良い」が37.7%に達していました。

せっかく撮影しても画質が悪くて不鮮明では、ドラレコとしての用をなさないので、画質が良いドラレコを望む声が多いのは当然の結果といえるかもしれません。

また、「前後の映像を記録できる」が23.3%、「全方位の映像が記録できる」が21.7%」と、高機能なドラレコを望むユーザーも多いことがうかがえます。

ドラレコの購入平均価格は23,052円でした

「主に運転している車に付いているドラレコの価格」についての質問では、不明の回答を除くと10,000円~20,000円未満が最も多く、19.5%のユーザーが回答しました。

次に多いのが20,000円~30,000円未満で13.2%、5,000円~10,000円未満の8.7%と続き、全体の平均値は23,052円となりました。

最近のドラレコ事情について

新型クラウンはADAS用カメラをドラレコに活用

今年発表された16代目の新型クラウンでは、ASAS(先進運転支援システム)用のカメラを活用したドラレコが搭載されています。

ADAS用のカメラはフロントの撮影を行い、リアはトランクリッドに搭載した電子ミラー用のカメラが対応するとのことで、SDカードではなくエンジンを制御するECUに保存されるそうです。

SDカードと違いECUへの保存は、「肝心な時に録画できなかった」などの心配も少なく安心だといえるでしょう。

メーカー純正のドラレコ、今後は他車にも拡大することに期待がもてます。

最近のドラレコは高機能です

最近ではドラレコも高機能化が進み、後続車の接近を知らせる「あおり運転対策機能」や、前方車への接近や走行レーンの逸脱などを知らせる「安全運転支援機能」が付いたものもあります。

他にも、夜間やトンネル内など暗い場所でも鮮明な撮影ができる「面照射型センサー」搭載したもの、トンネル出口など明るさが変わる場所でも映像が白トビしない「HDR」が付いたのなど、従来のドラレコが苦手としていたシチュエーションでも撮影可能となったものもあり、ドラレコの機能も近年は多様化してきました。

また、従来のSDカードへの画像データ-の保存から、最近ではクラウドへ自動的に保存できるドラレコも発売されています。

ドラレコのおかげで接触事故の過失割合が「5対5」から「10対0」に!

【動画】接触事故!ドラレコ画で過失割合が「10対0」に!

接触事故直後のミラーの状態

ミラーが、通常とは逆方向に!
接触事故画像※ 上の画像は、警察官の立会いの下、事故現場で撮った写真です。当該接触事故の影響で筆者車両(トヨタ クラウン)のサイドミラーが通常とは逆の方向を向いています。一見すると異常がなさそうに見えますが、鏡面が外側を向いているので、その異様さが認識できると思います。

筆者(たかまさ)もドラレコを装着していたおかげで、悔いのない事故処理ができた経験があります。

昨年、大型のミキサー車と軽微な接触事故(右側サイドミラー開閉軸の破損/内部モーターの破壊/フレームの損傷)を起こしたのですが、ドラレコの映像が決め手となり、当接触事故の過失割合が「10:0」になりました。

「10:0」になった理由は、ドラレコの映像によって以下の2点が証明できたからです。

  1. 接触の瞬間、ミキサー車側が明らかに車線を踏み越えていたこと
  2. 私の車両(トヨタ クラウン)は、でき得る限り左側に寄って接触回避操作を行っていたこと

ドラレコを再生したところ、上記の2点が一目瞭然でした。
相手方(大型ミキサー車)の運送会社も動画確認後は「10:0」に納得でした。

しかしながら、万が一、自車がドラレコを装着していなかった場合は、

  1. お互いの車両が動いていたこと
  2. 接触した瞬間の位置関係が不明であること

などの理由で「5:5」になっていた可能性が高い事故でした。

また、事故自体は軽微でしたが、

  1. サイドミラー一式交換
  2. 一部パネルの交換
  3. キズの修理&塗装&再コーティング

などで、30万円以上になりました。
もちろん、過失割合が「10:0」なので、全て相手側(ミキサー車)の保険にて対応してもらうことができました。

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もはやドラレコは標準装備品かも

今回はドラレコの普及率や最近のドラレコ事情について、紹介させていただきました。

ドラレコの普及は、あおり運転による事故などが社会問題としてもクローズアップされた影響もあって、ここ2~3年で急速に進んでいます。

また、普及率が高くなってきたことにより、今後は高画質なドラレコを手頃な価格で購入できるようになることを期待したいものです。

ニーズの高まりを考慮すると標準装備化するのも時間の問題かもしれません。

今回の記事をお読みいただきまして、ありがとうございました。

【参考】ソニー損害保険株式会社 「2022年 全国カーライフ実態調査 第4弾」

【サイト監修者】
Tomoki
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