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スバルの中心車種でもあるインプレッサがフルモデルチェンジされ、4月20日より発売開始されました。
インプレッサは1992年に初代モデルが発売されましたが、今回は6代目のモデルとなり、車名も「インプレッサ スポーツ」から「インプレッサ」に変更されました。
フロントシートについては、群馬大学医学部と連携して、頭の揺れを抑えることで疲労感軽減を追求したシートを採用など、話題性も充分です。
今回は新型インプレッサの概要について紹介いたします。
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ボディバリエーションは5ドアのみに集約
今回のフルモデルチェンジでの大きな変更点の一つとしては、従来の4ドアセダンを廃止して5ドアハッチバックのみにボディバリエーションを集約させたことです。
また前モデルでは採用されていた1.6Lガソリンエンジン搭載車は廃止され、2Lガソリンエンジンと2Lガソリンエンジン+モーターのe-BOXER搭載車の2種類とパワートレインも整理されました。
グレードは2Lガソリン車のSTと、e-BOXER搭載車のST-GとST-Hの3種類のみで、全グレードでFFと4WDが選択可能になっています。
サイズはST-G で全長4475mm×全幅1780mm×全高1515mm(STは1,450mm)で、ホイールベースは2670mmとなっており、前モデルと比べても幅が5mm拡大されたのみで、ファミリーカーとしても使い勝手の良いサイズは、そのまま継承されました。
パワートレインに変更はないものの、燃費はわずかに向上
スバル伝統の水平対向エンジンは健在
前モデルから継承された2LのDOHC16バルブ水平対向エンジンは最高出力も、ガソリン車のSTで154PS、e-BOXER搭載車のST-GとST-Hで145PSと前モデルからの変更はありませんでした。
また燃費については、ガソリン車のSTではWLTC14.0km/L(4WDは13.6km/L)と同じ数値ですが、e-BOXER搭載車のST-GとST-HではWLTC16.6km/L(4WDは16.0km/L)と前モデルよりも0.8km/Lほど向上しています。
ステアリングには2ピニオン電動パワーステアリングを採用
新型インプレッサでは、プラットフォームが前モデルに採用されていた「SGP」から改良された「SGP×フルインナーフレーム構造」に変更されており、前モデルより乗り心地の良さと操縦性の向上が期待できそうです。
またハンドルの操作軸とアシスト軸を分ける「2ピニオン電動パワーステアリング」も採用されており、滑らかで上質感のある操作フィーリングの実現を図っています。
なお足回りの形式については前モデルと変更はなく、フロントがストラット、リアはダブルウィッシュボーンの4輪独立懸架が踏襲されていますが、ボディ剛性の強化やサスペンションのストロークの拡大に伴い、乗り心地や走行性能の面でもブラッシュアップされました。
インテリアや安全装備も更に進化!医学部との連携も
11.6インチマルチインフォメーションディスプレイを搭載
新型インプレッサでは、最新のスバル共通の「11.6インチマルチインフォメーションディスプレイ」をST-GとST-Hに標準装備(STはメーカーオプション)しており、エアコンやオーディオの操作以外にもスマホのアプリが利用できるApple CarPlayとAndroid Autoにも対応しています。
またインテリアでは群馬大学医学部と連携して、頭の揺れを抑えることで疲労感軽減を追求したフロントシートを採用、前モデルよりも静粛性がアップしたことも伴って、快適な車内空間が期待できそうです。
安全装備では新世代アイサイトを搭載
今回のモデルチェンジでは安全運転支援システムに、より広範囲で遠方まで認識できる新型ステレオカメラの搭載に加えて、二輪車や歩行者をより広く認識できる超広角単眼カメラが搭載された新世代アイサイトが採用されました。
これにより、右左折時のクルマやバイク、歩行者、自転車まで幅広く認識できるため、衝突の危険がある場合に注意喚起とブレーキ制御で衝突回避をサポートする「プリクラッシュブレーキ」の対応範囲も広がっています。
まとめ
今回はインプレッサのフルモデルチェンジについて、主要な変更点を中心に紹介いたしました。
新型インプレッサはボディのサイズやデザインなどは前モデルから引き継ぎながらも、新世代アイサイトの搭載などスバルの新技術が結集された車といえるでしょう。
群大医学部との連携も、今後に注目です。
最後に気になる価格ですが、ガソリン車のSTで2,299,000円(FF/消費税込)からe-BOXER搭載車のST-Hで3,212,000円(4WD /消費税込)と、上質なファミリーカーとしてもリーズナブルな価格となっています。
【参考】
● スバル公式ホームページ「新型インプレッサの特徴」