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世界でも屈指の自動車メーカーになった日本国産自動車メーカー。車選びの方法から、各社国産自動車メーカーの特徴や方向性、独自に開発したエンジンの性能や燃費性能などをメーカー別に徹底解説します。
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常にトップを走るトヨタの特徴
トヨタ自動車は誰もが認める日本のトップ自動車メーカーです。そのトップであり続ける最大の理由はトヨタ車の安定感・安心感ではないでしょうか。
アメリカや欧州で認められた大きな要因となっているのが故障や不具合などがが少ない信頼性です。世界的にみても日本車は海外の自動車メーカーと比べ故障や不具合は少ないといえるのですが、なかでもトヨタ車が一番群を抜き安定感・安心感があるといえます。
またトヨタ自動車の強みはハイブリッドカーの技術が世界的にトップレベルにあることも強みの一つです。4代目プリウスのプリウスPHEVを例に挙げてみれば、その外観については賛否ががあるものの、燃費に関してはついに40.8Km/Lと40Kmを突破してしまいました。これは驚異的と言っていいでしょう。
ガソリンエンジンに関しても「ダイナミック・フォース・エンジン2.0」の開発で従来のエンジンより燃費が18%向上し、最新の排ガス規制もクリアしています。低速から高回転までのトルクも向上してハイブリッド車への供給や主力車のノア・ヴォクシーなどに搭載されます。
トヨタの車は、「性能や使い勝手の良さを重視しているので斬新なデザインが少ない」と言う特徴もあります。いい意味では万人受け、悪い意味では無個性ともいえますね。
ただその多くの人にスポットを当てたことで世界的な車メーカーにのし上がることができたのかもしれません。
世界の中小企業「スズキ」の特徴
スズキと言えばワゴンRやジムニーに代表される軽自動車に強い自動車メーカー。
日本では中堅どこののイメージがあるスズキですが、インドや周辺地域ではナンバー1のシェアを誇っています。
スズキの社長が「スズキは中小企業なのでコツコツやるだけです」といった発言をしたことが有りましたが、言うだけあって他メーカーに惑わされずに独自の開発を進めています。
最近ではスペーシアやハスラー、普通車ではクロスビーやイグニスなどヒット商品も多く販売されています。燃費性能に関してもスペーシアのハイブリッドモデルだとJC08モード28.2Km/Lを達成しトップクラスの燃費性能です。S-エネチャージも開発が進み更に燃費が向上し発進時の加速がスムーズになっています。
軽自動車を購入される際には、ぜひ「スズキの軽」はしっかりチェックしておきたいですね。
創業者魂を受け継ぐホンダ車の特徴
本田技研工業株式会社の創業者と言えば有名な本田宗一郎です。
意外に知られていませんがトヨタとも関わりがあり、創業した当時は自動車の部品を製造する会社でその会社をトヨタに売却した資金で作ったのが本田技研工業㈱なのです。
ホンダは世界でも稀な自動車メーカーで、どこのメーカーとも提携せず独自の自動車メーカーであること。
本田宗一郎の物造りへのこだわりが浸透しているからでしょう。車作りも独創的で、他メーカーがこぞってターボ車を投入するとV-TEHCエンジンを開発したり職人気質なメーカーと言えます。
その点は現在も同じで軽自動車で一番売れているN-BOXは、今までの軽自動車に無かったコンパクトカー以上の室内空間をつくりだしました。また軽自動車で本格的スポーツオープンカークーペのS660を発売するなど他メーカーではやらないこともやってしまいます。
しかし、燃費性能の分野では他メーカーから出遅れているのは否めません。ヴェゼルでハイブリッドは成功しましたが後が続かないのも現実です。他にもアコードやフリード、フィットにもハイブリッドモデルはありますが他メーカーに押されている状況です。
しかし最近新型ステップワゴンが投入されてハイブリッドは燃費25.0Km/Lと優秀で、更にパワーもモーターで184ps、エンジンで145psなのでとてもパワフルです。これから燃費性能の分野で巻き返しを図れるか注目。
軽自動車の車種が豊富なダイハツの特徴
トヨタの子会社になっているダイハツですが、軽自動車の分野ではスズキと二分するシェアを誇る自動車メーカーです。
ムーブやタントを始め、車種が豊富で多くのニーズに対応できるラインナップが魅力です。
ファミリー向けハイトワゴンならタント、女性から若者、ご年配の方まで支持を受けるムーブ、スポーティーな走りに追求したコペンなど多様な軽自動車が製造されています。
燃費性能でもミライースに代表されるようにJC08モードで35.2Km/Lと最高レベルの燃費性能を実現。
安全面にも力を入れていてスマートアシスト機能や車線逸脱警報機能、誤発進抑制制御機能なども搭載されます。
デザインが魅力のマツダの特徴
松だといえば一昔前は、3番煎じ4番煎じ的な自動車メーカーでしたが近頃はデザインが一新されどのラインナップもシャープで格好良いスタイルが多くなりました!どこかヨーロッパ風で、統一されたフロントグリルは国産車にはない斬新なデザインではないでしょうか。
もう一つ、マツダといえばとしてクリーンディーゼルエンジンの存在です。長らく敬遠されていたディーゼルエンジンをガソリンエンジンよりもCO2の発生を抑えて投入してきました。
他メーカーが違う方法で燃費性能を競う中、そもそも安い燃料を使う発想はマツダらしいものでしょう。
若干、他メーカーからハイブリッドの開発は遅れていると言われていますが、アクセラを例に挙げると、クリーンディーゼルでJC08モード18.0~21.6Km/L、ガソリンエンジンで20.4~20.6Km/L、ハイブリッドで28.0~30.8Km/Lと他メーカーと比べても遜色ないレベルの燃費性能です。ただ、巷で言われている、買取金額が安いと言う難点はありますが。
常にトヨタのライバル、日産
トヨタに次ぐ日本の自動車メーカーである日産は、「技術の日産」をコンセプトに掲げています。
かつて、トヨタより早くV型エンジンやターボ車を市場に投入したり、なにかにつけてトヨタより先に開発し販売してきました。
それが原因の一つで一時期は経営破たん寸前までいき、カルロスゴーンが社長を務めルノーと業務提携することで現在はV字回復しています。失敗することもありますが、日産はトヨタに無いものを市場に投入することが社風のような面白いメーカーです。
今はスマートキーと言われる鍵も当初は日産が先に出したインテリジュントキーが先でした。
昔はスカイラインを筆頭にスポーツカが強かったメーカーですが、現在はセレナを中心としたミニバン、ファミリーカーが主要ライナップになっています。
最近ではe-POWER搭載の新型セレナが発表され話題になっています。これもトヨタのノア・ヴォクシーに対抗した車でトヨタのハイブリッドではなく、独自に開発したe-POWERエンジンです。
これは、搭載しているエンジンを使って発電し、その電力を使ってモーターを駆動させる構造です。これで燃費をJC08モード26.2Km/Lを実現しています。
まだまだ目が離せない「やっちゃえ日産」です。
独自路線のスバルの特徴
昔は戦闘機を作っていたメーカーのスバル。そんなスバルの特徴は、独自路線の発想とラインナップにあると思います。
まず、水平対向エンジン。
このエンジンはスバルとポルシェしか製造していませんし、大衆車に搭載しているのはスバルのみです。モタースポーツのラリーに深く精通していたこともあり代表的な車は、レガシーやインプレッサでラリーで培った4WDの技術が市販車にもフィードバックされている点もスバルの特徴でしょう。
スバルの独自性は現在のラインナップでも分かりますが他メーカーが燃費性能を追求する中、安全性能に特化したラインナップになっています。
レヴォーグであればJC08モードで16.0Km/Lで特出して優れているわけではありませんが、安定性を重視した新世代アクティブトルクスプリットAWDや2017年JNCAP予防安全性能評価で最高ランクを獲得したアイサイトなどを搭載しています。
エンジンもスバルらしく1.6Lのダウンサイジングターボでスポーツモードの切り替え可能で小排気量ながら170馬力はスバルならではです。
再起を目指す三菱自動車の特徴
かつてのリコール隠しや燃費不正問題で今だイメージが払拭できないミツビシですが、eKワゴンやデリカD-5など人気の高いラインナップも揃っています。
中でも根強く人気があるのはeKワゴンで燃費性能もJC08モードで25.8Km/Lで、安全性能も横滑り安全機能ASCや走行安定性を高めるフロントスタビライザー、坂道発進でのヒルスタートアシスト、ブレーキアシスト機能などが全車標準装備で充実しています。
またデリカD-5ではクリーンディーゼルエンジンを搭載しているグレードもあり様々なニーズに対応した車種構成になっています。
軽自動車をメインに製造しているメーカーがあれば4WDが中心のメーカーがあったり、安全性能に力を入れているメーカーや燃費性能を第一に考えるメーカーなどそのメーカーによって車の捉え方は十車(人)十色なんです。
このメーカーの特徴を知ったうえで車選びをすると、楽しさ倍増です!自分のニーズや考え方とマッチするメーカーの車種はぜひとも車を買い替える際にはチェックしてみてくださいね。