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新型コロナウイルスによる感染者を抑えるために様々な対策が行われており、日本では緊急事態宣言でテレワークや外出自粛を呼びかけていました。
多くの感染者が出ている中国では、コロナウイルスを封じ込めるため、上海市などではロックダウンに踏み切り、工場稼働や物流の停止などを行っています。
その影響は大きく、玉ねぎの高騰や電化製品の新規受注停止などが起きており、自動車業界も被害を受けています。
ロックダウンで自動車業界は打撃を
中国自動車工業協会は5月11日に4月の新車販売台数を発表し、前年同月比から47.6%も減少した118万1000台だったことがわかりました。
日本メーカーの新車販売台数も減少しており、トヨタは30.7%、ホンダは36.3%、46%減少する結果になりました。
トヨタは上海市で実施されているロックダウンの影響で、半導体不足に悩まされており、5月の生産計画を見直し、工場の稼働を停止することを決定し、8工場14ラインが停止されることになります。
中国でのコロナの勢いが止まり、回復できるか
現在、中国での新型コロナウイルス感染者数は増加の勢いが弱まっており、工場や物流は徐々に回復しています。
中国の自動車産業情報サービスプラットフォームの盖世汽車は4月に新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けた中国国内の自動車関連企業1,779社に意識調査を行いました。
影響を受けている分野は「物流停滞」で33%、「工場封鎖もしくは閉鎖型管理が必要」が21%となっています。
中国自動車市場への影響については、51%が「影響が大きく、安定した成長は困難である」と回答しており、多くの企業が回復が困難と考えているという結果が出ました。
中国最大の自動車メーカーである上海汽車集団の工場は従業員の80%が職場に復帰しており、今月中には通常業務を再開することを目指しています。
自動車製造の重要拠点である上海市では、感染者数がピーク時の2万7,720人から減少し、5,000人を切り、回復の兆しを見せています。
都市のロックダウンでは工場なども停止に
中国は日本の最大の貿易相手国でもあるので、コロナウイルスなどで、都市部がロックダウンしてしまうと大きな影響を受けています。
中国自動車市場での販売台数の減少だけでなく、トヨタのように工場停止を余儀なくされる可能性も出てくるでしょう。
コロナ感染者数増加の勢いが止まり、ロックダウンがいち早く解かれることが望まれます。