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日本の信号機はバラエティ豊か!音響式(メロディー式)は減少傾向

信号機の豆知識
       
筆者たかまさ
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交差点で車や歩行者を安全かつスムーズに通行させることに欠かせない信号機ですが、日本の道路には207,848万基(警察庁発表2020年3月末現在)の交通用信号機が道路上に設置されているそうです。

種類はメーカー別や型式別など細かく分けると1,000種類を超えていると言われていますが用途別に大きく分けると、おなじみの赤青黄3色の車両用信号機と赤青2色の歩行者用信号機の2種類に分けられます。

また、ドライバーだけでなく歩行者も信号機は身近なものですが、あまり知られていないことが多いようです。

今回は私たちにとって身近な信号機について、最近の信号機事情や豆知識、近年増えているLED信号機のメリットやデメリットを中心に紹介させていただきます。

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信号機が一番多いのは、やはり東京都でした

警察庁発表による2020年3月末現在の都道府県別信号機数(車両用と歩行者用の総数)は、東京都が一番多く15,984基と日本全体の約7.7%を占めていました。

2番目に多いのは意外にも愛知県で13,245基、北海道が12,984基で続いています。

ちなみに人口の多い大阪府は12,338基で4位、神奈川県は9,555基で7位の結果でした。

逆に最も少なかったのが鳥取県で1,302基、島根県で1,424基、高知県で1,510基と続き、いずれも東京都の10分の1以下の数です。

次に同じく警察庁発表のデータ-にLED化率も発表されていますので、簡単に紹介しましょう。

東京都が車両用と歩行者用のどちらも100%となっていますが、長崎県と福岡県、沖縄県の3県も90%を大きく超えて100%に近く、ほぼLED化が完了している一方で、北海道の29%や広島県の37.4%などLED化が進んでいない地域もあり、普及率は大きく異なっているといえるようです。

音響式の中で「メロディ式」の信号機は減少傾向

音響式の中で「メロディ式」の歩行者用信号機が減少、その理由は?

「通りゃんせ」や「春の小川」など、以前は青信号の時には音楽が流れる「メロディ式」歩行者用信号機が全国でみられましたが、最近ではその数が減少しています。

警察庁の発表では、2020年3月末に「メロディ式」歩行者用信号機は全国で394基、「ピヨピヨ」や「カッコウ」などの擬音式は19.907基と、歩行者用信号機のほとんどが擬音式に切り替わっているようです。

歩行者用信号は視覚障害者が安全に歩行するためのものであることから、警察庁が混乱を避けるために全国的に音を統一する通達を出していることが、メロディ式が減少した理由のひとつになります。

また、擬音式に比べて夜間に騒音として捉えられてしまうことも、減少の理由として挙げられるでしょう。

信号機は制御盤が高額です

信号機単体の価格は1基あたり100万~200万円ほどですが、信号機の動作をコントロールしている制御盤が本体以上に高額となります。

一般的な制御盤ですと100万円ほどですが、大きな交差点などに設置されている高度なコントロールが可能なものでは、制御盤だけで200万円~300万円と高額なものもあるようです。

万が一、事故で破損させてしまった際には高額な費用を請求されますので、対物保険は高額な補償が付いた自動車保険に、加入しておきたいものです。

LED信号機のメリットとデメリットについて

LED信号機のメリットについて

消費電力も電球式信号機の約6分の1と少ないこと、電球式の半年~1年に対してLEDは6年~8年と寿命が長いことなど、ランニングコストが低いことが大きなメリットになります。

他にもLED自体が発光するので視認性に優れている点、重量が軽い、電球式に比べて薄型にできるなどのメリットがあります。

また、信号機自体の価格も、電球式に比べて1割以上安いようです。

ドラレコで撮影すると点滅して見えることもあります

ドラレコのフレームレート(1秒間に撮影や表示できる画像数)によっては、信号が点滅しているようにみえることや、消灯しているようにみえることがあります。

実際にLEDは目では判らないスピードで点滅を繰り返しているのですが、一部のドラレコではフレームレートと同調してしまうと、このような現象が起きるようです。

大量の積雪で信号機が見えないことも

雪や風に強いといわれているLED信号機ですが、庇(ひさし)がない薄型フラットタイプは、低温な地域では雪がレンズにはりつき、信号の色が確認できない事態も発生しています。

電球式信号機は発熱量も大きいので、信号機のレンズに付いた雪をある程度融かすことができますが、発熱量がわずかなLED信号機では雪を融かすことができないことが原因のようです。

特に冬場は低温となる北海道では、LED化が進まない一因となっています。

そのため最近では、積雪地の信号機は傾斜を付けて設置することや、融雪用のヒーターを搭載するなどの対策が取られているそうです。

信号機はこれからも進化し続ける

今回は、最近の信号機事情や豆知識、LED信号機のメリットやデメリットを中心に紹介させていただきました。

普段は何気なく見ている信号機ですが、時代とともに変化しています。

最近では、交差点の近くに設置したレーダーやセンサーを使用して歩行者やクルマを検知し、円滑な通行ができるように制御ができる、信号機にAI(人工知能)を搭載したものの実証実験が行われているそうです。

歩行者や車に優しい新たな技術に、今後も期待していきたいものです。
【参考】警察庁「都道府県別交通信号機等ストック数」

【サイト監修者】
Tomoki
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