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新型コロナウイルスの影響による工場の稼働停止や世界的な半導体不足で厳しい状況にあった自動車業界。
国内自動車メーカー大手8社は2021年度の国内生産台数を発表し、前年度よりも合計が下回ったことがわかりました。
生産数の減少は部品不足が大きな原因か
27日に自動車大手8社は2021年度の国内生産台数を発表しました。
合計は709万3641台になっており、前年度比6.8%減で販売台数は3年連続の減少になります。
減少の背景には半導体不足が長期間続いていることや新型コロナウイルスの影響で海外からの部品調達が滞っていることがあります。
最も生産台数が減少したのは日産自動車で44万5836台で13.8%減少になっていて、三菱自動車だけが102万4888台で25.9%増加で3年ぶりのプラスになりました。
福島県沖地震やウクライナ侵攻も逆風に
三菱自動車以外の大手7社は生産台数は減少しています。
トヨタ自動車も例外ではなく前年度より5.4%減少していますが、世界生産は856万9549台で4.7%増加しており、3年ぶりに前年を上回る結果になっているのが2期ぶりの黒字に繋がったのでしょう。
今年は安定した生産ラインを確保し、生産台数を増加させるのは厳しい状況にあると言えるでしょう。
3月には福島県沖地震で東北にあった拠点は一時的に稼働停止をすることになり、生産が止まってしまいました。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、今後もレアメタルや部品不足に影響を及ぼす可能性があるので、2022年度もかなり苦しい状況で生産が続けられるでしょう。
このまま生産台数が落ちてしまうと、納車待ちをする期間がどんどん増えていき、自動車購入に対するモチベーションが下がってしまう恐れがあります。
今年は大手メーカーから、新型のEV発表やモデルチェンジなど様々なトピックが発表されています。
その状況で納車待ちや半導体不足による減産は、大きなストッパーになる可能性があるので、新型コロナウイルスも落着き、部品供給の安定が望まれます。
部品不足は生産に大きく影響
やはり、2021年度も生産台数は減少していました。
新型コロナウイルスなどの影響で工場の一時停止や、部品不足による減産が相次いであったので減少はやむを得ないことでしょう。
今年もまだ前半ですが、さらに自動車業界に厳しい展開になる可能性も充分にあり、大きな損益を出していたSUBARUの経営は不安になりますね。