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 ※当ページでは筆者が実際に利用もしくは取材し良質と感じたサービスの広告を掲載

サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)違いは意外なもの

サービスエリアとパーキングエリア
       
筆者たかまさ
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サービスエリアとパーキングエリアは、高速道路を走行する際に休憩や食事、給油など、誰でも気軽に立ち寄れるスペースです。

みなさんの中にもご利用された経験がある方も、多いのではないでしょうか。

最近では休憩や食事をする場所としてだけでなく、ドッグランや温泉、グルメモールなども併設されていて、観光の目的になっているサービスエリアやパーキングエリアもあります。

国内の高速道路には数多くのサービスエリアとパーキングエリアがありますが、その数は886ヵ所(2021年3月現在)にも及び、高速道路にはなくてはならない存在になっているのです。

今回はサービスエリアとパーキングエリアにスポットをあてて、どのような違いがあるかなどを紹介していきます。

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日本初のサービスエリア(SA)、高速道路開通と同時に登場しました

まずは、その歴史を簡単に紹介していきましょう。

1963年7月に日本初の高速道路となる、名神高速道路が滋賀県栗東町と兵庫県尼崎市の間に開通しました。

その際に同時にオープンしたのが日本初のサービスエリアとなる、大津サービスエリア(滋賀県大津市)です。

現在も大津サービスエリアは上り下りに設置されていますが、どちらからも琵琶湖を見ることができるので、平日休日を問わず賑わっています。

以後は、高速道路網が整備されていくのと同時に、サービスエリアやパーキングエリアが各地に次々と設置されていきました。

現在サービスエリアがない都道府県は、東京、京都、長崎の3つだけですが、いずれもパーキングエリアは設置されています。

サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)の違いは?

ここでは、サービスエリアとパーキングエリアどこが違うのか、解説していきましょう。

区分する法的な決まりは、ありませんでした

国土交通省のホームページには、「一般的にはサービスエリアには休憩所、駐車場、トイレに加え売店、食堂、給油所などが備わっており、パーキングエリアには駐車場、トイレ、必要に応じ売店が備わっております。」と説明文が書かれています。

この文面を読む限りでは、あくまでも説明だけで、法的な決まりなどはないようです。

ご利用されたことがある方は気づかれたかも知れませんが、ガソリンスタンドがない、食堂やレストランがない、そのようなサービスエリアもあります。

また逆に、どちらも設置されており敷地も広大な、テーマパークのようなパーキングエリアもいくつか存在しているので、やはり施設の種類や規模などではありません。

設置する距離が区分のもとになっていました

まずは設置はどのように決められているのか、紹介していきましょう。

NEXCOではサービスエリアは、おおむね50km間隔(北海道では80km間隔)、パーキングエリアはおおむね15km間隔(北海道では25km間隔)を設置の目安としています。

ただしあくまでも目安で、道路事情など総合的に判断されているそうです。

全国的にサービスエリアとサービスエリアの間には、2~3ヵ所のパーキングエリアが設置されているケースが多いことも、設置間隔の違いが理由になっています。

この設置する距離の目安を基にして、新しく作る休憩施設をサービスエリアにするのかパーキングエリアにするのかを決めて命名されているようです

2つを分ける明確な基準はなく設置距離の目安により、どちらに命名されるかが謎の真相でした。

とは言え、一般的には、駐車場やトイレがあるのがパーキングエリア、それに加えてレストランやスタンドがあるのがサービスエリアと、イメージされる方も多いでしょう。

パーキングスペースの豆知識

ここでは、パーキングスペースにまつわる話を3つ紹介します。

本線上の電光掲示板、「空有・混雑・満車」の謎

本線を走行していると、何kmも先にあるサービスエリアやパーキングエリアで駐車スペースの混雑状況が、「空有・混雑・満車」と、電光掲示板に表示されます。

これは、カメラで駐車スペースを撮影した画像をコンピューターで処理して、自動的に表示させているそうです。

ちなみに電光掲示板の正式名称は、「休憩施設混雑情報板」になります。

混雑時にゼブラゾーンへの駐車は違反?

駐車違反にはならないのですが、NEXCO各社では「あくまでも駐車スペースが空くまでの待機場所としての利用」を呼びかけています。

その際には車から離れないことも付け加えられていますので、注意が必要です。

駐車スペースの白線が斜めな理由

駐車時に車を入れやすく、また出やすくするために、あえて斜めに白線がひかれています。

それに加えて、斜めにすることで逆走を防ぐ効果も期待されているようです。

また最近では、新東名高速道路などの一部では、通常の前向き駐車ではなくバックでの駐車用に変更されている駐車スペースもあります。

サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)のまとめ

今回は、サービスエリアとパーキングエリアについて、設置の決まりやその違いを中心に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

高速道路と同じく、60年近い歴史をもつサービスエリアとパーキングエリアですが、ただの休憩スペースだけではなく、観光やレジャー、ショッピングのスペースとしても発展をしてきました。

また最近では24時間営業の飲食店やコンビニも設置され、ドライバーが24時間いつでも利用でき、以前よりも利便性も高くなっています。

その一方で、深夜の大型車駐車スペースが一部では飽和状態などの問題もあり、今後の改善が望まれていることも、いくつかあるようです。

サービスエリアやパーキングエリアは、今後もより便利で楽しい時間を過ごせる場所として、またドライバーのオアシスとして、ますます発展していくことを期待しましょう。

【サイト監修者】
Tomoki
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