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自動車業界では脱炭素化に向け、環境に考慮した再生可能エネルギーの活用は重要な取り組みの一つです。
日本では2050年カーボンニュートラル実現に向けて国と地方で協力して取り組みを進めています。
日産自動車が福島県浪江町で電気自動車とAIを組み合わせた充放電システムを利用して再生可能エネルギーを活用する実証実験をスタートさせました。
道の駅「なみえ」でのEV活用実証実験がスタート
日産自動車が昨年に2月に結んだ「福島県浜通り地域における新しいモビリティを活用したまちづくり連携協定」の取り組みとして電気自動車とAIを活用した再生可能エネルギーの活用に向けた実証実験をスタートさせたことを発表しました。
浪江町の道の駅「なみえ」で実験を行い、町内で発電した再生可能エネルギーをEVに充電し、町内施設に利用する取り組みになっています。
課題として太陽光発電など再生可能エネルギーが天候次第で発電量が変わってしまうことが上げられています。
期間は1月13日から2月末の予定で、浪江町の道の駅なみえで公用車の日産「リーフ」を利用して行われます。
ゼロカーボンシティに向けて
今回の実験では電気自動車とAIを組み合わせることで再生可能エネルギー利用の効率化や安定性が期待できるようです。
設置した太陽光発電機や風力発電機、水素を使って発電された電力をリーフに蓄え、施設の利用状況に応じて供給していきます。
あくまで試算ではありますがこの実験では電気代が月4万円ほど節約できると見込まれています。
浪江町は日本が目標としている2050年の脱炭素化に向けて、取り組むことを表明したゼロカーボンシティの一つなのでこれからも積極的に取り組みを行っていくでしょう。
また、浪江町では道の駅なみえおを拠点として日産自動車、イオン東北、日本郵便、長大、ゼンリンの5社が1月7日から「なみえスマートモビリティ」実証実験として配車サービスや買い物支援サービスを行っています。
様々な取り組みを行っている浪江町で今後につながるような良い結果がでることに期待をしたいですね。
EVの効果を福島県浪江町から発信
実証実験を1つするためにもしっかりと準備が必要となるにもかかわらず、2つも同時期にスタートさせるのは浪江町の意気込みを感じます。
これから、脱炭素化に向けた取り組みは積極的に行われていくと思うので浪江町がモデルケースの一つになるといいですね。