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「ながら運転」は危険!運転中の食事が違反になることも

ながら運転は危険
       
筆者たかまさ
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走行中にスマホの操作をすることや通話をすることや、カーナビの操作や画面注視は「ながら運転」と呼ばれ、2019年12月より道路交通法での罰則が強化されています。

罰則が強化される以前に比べて「ながら運転」が原因となった事故は減少こそしていますが、相変わらず多くの事故が発生しているようです。

今回は、「ながら運転」の危険性と罰則規定、運転中に避けたい行為について紹介いたします。

「ながら運転」の危険性と事故発生件数

スマホやカーナビの画面を注視しながら運転をしていると、画面に意識が集中してしまいがちです。

そのため、他車や自転車、歩行者の動きを見落としてしまうことや、赤信号の見落とし、対向車線へのはみ出しなどを引き起こすことによって、重大な事故を引き起こす可能性が高いといえます。

また、「ながら運転」が原因とされる事故は警察庁の発表では、2022年に1424件発生しており、そのうち死亡事故は28件に上りました。

内訳としては、スマホなど携帯電話の画面操作など画像使用目的が700件、カーナビの画面注視によるものが666件となっており、携帯電話使用などの場合は使用なしと比べて、死亡事故率は約2.4倍に達しています。

時速60㎞で走行中のクルマは、2秒間で約33.3mの距離を進んでしまいますので、スマホやカーナビの画面を注視することは、たいへん危険な行為だといえるでしょう。

厳罰化された「ながら運転」の罰則規定

「ながら運転」の取り締まり件数は減少傾向に

2019年12月の道路交通法改正以降は「ながら運転」の厳罰化もあり、取り締まり件数は2019年の716,820件に対して2022年は252,456件と減少傾向にあるようです。

とはいえ、2022年の交通違反全取り締まり件数が約500万件であったことから、「ながら運転」の取り締まり件数は全体の約5%の割合を占めています。

一発免停もある「ながら運転」の罰則規定

2019年12月の道路交通法改正から「ながら運転」への罰則規定が強化されていますが、画面注視や通話などの違反「携帯電話使用等(保持)」については、違反点数が1点から3点に、反則金も6,000円から3倍の18,000円に引き上げられました。

また、「ながら運転」で事故を引き起こした、もしくは事故を起こしかけた場合には、「携帯電話使用等(交通の危険)」が適用されます。

改正前は反則金9,000円と違反点数2点であったものが、1年以下の懲役または30万円以下の罰金および違反点数6点が科せられてしまい、1度の違反でも刑事罰と免許停止の重い罰則を受けることになってしまうのです。

その他の運転中に避けたい行為

運転をしながらの飲食は違反になることも

仕事が忙しく時間がない時などに運転しながら、おにぎりなどを手に持って食べてしまった経験のある人は、少なくないかもしれません。

運転しながらの飲食は「ながら運転」には該当しませんが、片手でハンドル操作をすることになり、運転に集中することもできないことから危険です。

また、運転しながらの飲食中に事故などを引き起こすと、「安全運転義務違反」などの違反を科せられる場合もあります。

どちらにせよ、飲食をするときには、クルマを安全な場所に停めるようにしましょう。

ハンズフリー通話は違反ではないが注意が必要

携帯電話などでの通話は、手で保持しないで通話をする場合には「ながら運転」に該当しません。

そのためハンズフリー通話自体は違反にはなりませんが、都道府県によっては運転中にイヤホンを使用することが条例違反となってしまうケースもあります。

例えば東京都では、「高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと」と定められていますので、お住いの都道府県によっては気を付ける必要があるようです。

赤信号で停止中のスマホ操作はセーフ

赤信号や渋滞で停止している際にスマホのメールをチェック、行った経験がある人も多いかと思われます。

クルマが完全に停止している状態であれば、スマホやカーナビ画面の操作は「ながら運転」には該当しませんので違反にはなりません。

ただし、青信号に変わった場合や渋滞の車列が動き出した場合にすぐに発進できるように、画面のチェックや操作は必要最小限に留めておきましょう。

また、通話はすぐに切ることができない場合も考えられますので、避けるべきといえます。

まとめ

今回は、「ながら運転」の危険性と罰則規定、運転中に避けたい行為について紹介いたしました。

罰則規定が強化されてからは減少傾向であった、「ながら運転」による事故ですが、2020年以降は増加傾向にあるようです。

また、衝突被害軽減ブレーキや追従機能付オートクルーズなど、運転の自動化が進んでいますが、まだまだ緊急時にはドライバーの判断や操作が必要になります。

システムが緊急時にも対応する自動運転レベル4が解禁されたとはいえ、ほとんどのクルマがレベル3以下の現状では、「ながら運転」はきわめて危険な行為だといえるでしょう。

【参考】
警察庁「やめよう!運転中のスマートフォン・携帯電話等使用」

【サイト監修者】
Tomoki
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