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EV車には環境に優しく、静穏性が高い快適な車内空間などのメリットもありますが、デメリットの1つに「充電」があります。
ガソリン車では給油は数分で終わりますが、EV車は30分ほどかかってしまう上に充電可能な施設にも限りがあるでしょう。
しかし、ホンダがインドで2022年前半から開始するサービスはバッテリーのデメリットを解決する可能性を持っていますよ。
Benly e:(ベンリー イー)
ホンダは10月29日に2020年前半から着脱式可搬バッテリーを使用しているインドの電動三輪タクシー(リキシャ)を対象にしたバッテリーシェアリングサービスを開始します。
このサービスは設置されたバッテリー交換ステーションで、残り使用量が少なくなったバッテリーを満タンに充電されたバッテリーと交換できるサービスです。
ホンダは現地法人を設立して事業を始めていく予定でリキシャメーカーと協力しながら、運用開始を目指します。
新しい充電サービスはスタンダードになるのか
サービスで使われる着脱式可搬バッテリー「モバイルパワーパックe:」は30台のリキシャで20万㎞以上も営業走行を行って、実際に事業化できるのかチェックを行いました。
サイズは約298mm×177.3mm×156.3mm、重量は10kgでハンドルもついており片手でも持ち運びが可能になっており、スムーズに交換を行うことができます。
リキシャには4つのバッテリーが搭載されていて、テスト走行では走行可能距離は40km程度になっていました。
交換ステーションを最適な場所に設置することができれば、バッテリー残量を気にすることなく走行することができるでしょう。
また、インドネシアやフィリピンの実証実験で使用したバッテリーを回収して中古バッテリーの品質安定に向けても動き出しています。
インドでは経済発展の影響で大気汚染が深刻な社会問題になっている国で温室効果ガスの削減に力を入れています。
今回の発表されてサービスの運用が順調に行くと、新しいスタンダードとしてインドでのシェアを増やしていきそうですね。
また、ホンダは騒音問題になりがちな工事現場機材で「モバイルパワーパックe:」が使用できるように大手メーカー・コマツと共同で開発を進めています。
充電の手間の改善は利便性を格段に向上
「技術のホンダ」と言われるだけあって、素晴らしい開発力を持っているのだと改めて感じる発表でした。
EV車を運用するうえで大きなデメリットであった「充電」問題を解決できるサービスになると思うので非常に今後が楽しみなサービスですね。
※ ページ上部画像の出典
本田技研工業の広報発表ニュース