rank_bana_img
 
   soudankai_bana_img
 ※当ページでは筆者が実際に利用もしくは取材し良質と感じたサービスの広告を掲載

ユーザー車検で車検費用を節約!メリットとデメリットを解説

ユーザー車検のメリットとデメリット
       
筆者たかまさ
Follow me

自動車を保有して公道で走行させるのには避けて通れないものが車検制度ですが、多くのユーザーはディーラーや自動車整備工場で車検を受けることが多いようです。

ただし業者に車検を依頼すると、自賠責保険や重量税といった法定費用のほかに、検査代行手数料などの車検基本料金や整備費用が発生することから、お財布には決してやさしいとは言えません。

そこで車検費用を抑えるために自分自身で運輸支局などに車を持ち込み、ユーザー車検を受けるユーザーも少なからずいます。

そこで今回は、ユーザー車検の流れやメリットとデメリットを中心に解説いたします。

ユーザー車検を受けるには

ユーザー車検を受けるには

普通自動車はネットからの予約が必要

普通自動車のユーザー車検を受ける際には、「自動車検査インターネット予約システム(URL:https://www.reserve.naltec.go.jp/web/ap-entry?slinky___page=forward:A1001_01)から検査を受ける予約をすることが必要です。

現在ではインターネットからのみ予約が可能ですが、車検を受けたい運輸支局と日時を指定することができ、車検を受ける日の2週間前から受け付けています。

また軽自動車の場合は、軽自動車検査協会のホームページから「軽自動車検査予約システム」または電話での予約が可能です。

必要書類を揃える

普通自動車でユーザー車検を受ける場合は、以下の書類などをあらかじめ準備しておくことが必要です。

  1. 自動車検査証
  2. 点検整備記録簿(検査の前に定期点検を行っている場合)
  3. 自動車損害賠償責任保険(共済)証明書
  4. 自動車税納税証明書(継続検査の場合は原則として省略可)
  5. 使用者の認印

当日、重量税および検査手数料の支払いを行い、窓口で受け取った継続検査申請書などの必要書類に記入を行い、準備してきた上記書類とともに提出します。

予備検査を受けることもおすすめ

検査場の周辺には、車検と同等の検査を行ってもらえる民間の予備検査場がある場合もありますので、点検・整備に自信がなく車検に合格するかどうか不安な際には予備検査を受けておくのもよいでしょう。

継続検査の実施

検査を受ける際には指示された検査コースを検査官や電光掲示板、音声の指示に従って進めていきます。

また、ホイールキャップやセンターキャップなど付属物は、事前に外しておきましょう。

わからないことがあれば、あらかじめ検査官に聞いておくことをおすすめします。

ユーザー車検のメリット

ユーザー車検のメリット

車検費用を抑えることができる

ユーザー車検で一番のメリットは、車に不具合がなければ法定費用(自賠責保険保険料・重量税・検査手数料など)だけで済ませることが可能なため、車検費用を低く抑えることができることでしょう。

一般的にディーラーや自動車整備工場に車検の代行を依頼すると、車の不具合の有無によって金額は変わりますが、車検基本料金+整備費用で数万円かかることもあります。

自分の車について詳しくなれる

車検では車が保安基準に適合しているかどうか数多くの検査項目があることから、業者任せにしていた場合に比べて自分の車の状態を把握することができます。

また、自賠責保険や重量税や車に関する知識を得ることもできることや、車検証の住所変更などを行う際に必要な手続きも、自分で行うことができるようになることも考えられそうです。

ユーザー車検のデメリット

時間と手間がかかってしまう

ディーラーや自動車整備工場に依頼すれば車を預けるだけで、書類の作成や整備から車検を通すまでの作業をすべてお任せできますが、ユーザー車検はすべて自分自身で行わなければなりません。

検査場への持ち込みは平日の日中のみと時間も制約され、希望通りの予約が取れないことも考えられます。

また、検査に通らない箇所が判明した際は、その場で修正ができなければ整備や部品交換を行った後に日時を改めて検査を受けることが必要になります。

そのため、ユーザー車検は時間的にある程度の余裕がある人でなければ難しいといえるでしょう。

車の知識が必要

ユーザー車検を受けて合格するためには、国が定めた保安基準を満たしていることが求められます。

そのため、車の点検・整備についての知識がある程度は必要とされるため、まったく車に対する知識がない人ではユーザー車検で合格するのは困難といえるでしょう。

法定点検を受けることが必要

ユーザー車検では自分自身で整備や部品交換を行うため、不具合を見落としてしまう可能性があることや、車検は合格したものの不具合が後から発生する恐れも考えらそうです。

また、罰則規定はなくても法律で法定点検(定期点検整備)が義務付けられていることから、車検を受ける際または車検後にはディーラーや自動車整備工場などで受ける必要があります。

なお、ディーラーや自動車整備工場に車検を依頼した際には、車検基本料金の中に定期点検整備の費用が含まれていることも多いようです。

筆者たかまさの「ここだけの話し」

たかまさのここだけの話

ユーザー車検は車好きでなければ続かない

先ずは、費用の面では明らかにユーザー車検の方が有利です。

ディーラーや業者に支払う手数料や作業費を節約できるため、全体の費用を大幅に削減することが可能です。ただし、これには車の装備や機器に対する理解と、必要な作業を自分で行う技術が求められます。

また、自分の車の状態を把握するという点ぬおいても、ユーザー車検は極めて有効な手段です。
準備する過程を踏まえ、自分で車を確認しなければならないので、その車の細部に至るまでチェックすることになります。

こうした準備作業を通じて、どの部分が摩耗しているか、あるいは劣化しているのか、どのようなメンテナンスが必要かが明確になり、結果としてより良い状態で車を維持することができます。

私自身、過去に何度かユーザー車検を行った経験がありますが、その都度、車のコンディションを詳細に把握することができ、日常の走行でも安心できます。

また、ちょっとしたトラブルが発生しても、自分で対処可能な幅が広がり、色々な意味でカーライフを楽しむことができています。

しかし、ユーザー車検はすべてのオーナーに推奨できるわけではありません。

ユーザー車検は、一般的な車検と異なり、必要な知識と技術、そして何よりも時間と労力を要求されます。
それを踏まえた上で、自己責任においてユーザー車検に挑戦するかどうかを決めることが重要です。

恐らく、「節約したい」とする願望よりも、「車が好き」が上回ってないと厳しいでしょう。

筆者としては、自分の車に手をかけることの喜びと、その成果を実感できるユーザー車検には満足しており、多くの車好きにとって魅力的な選択肢であることは間違いありません。

まとめ

今回はユーザー車検の流れやメリットとデメリットを中心に解説いたしました。

ユーザー車検にはいくつかのデメリットがありますが、車検費用を抑えることができる大きなメリットがあります。

日ごろのメンテナンスを自分自身でしっかり実施しているドライバーにとっては、点検・整備の知識を更に充実させる目的でチャレンジしてみるのもよいかもしれません。

【参考】
チューリッヒ保険会社「ユーザー車検とは。予約方法や必要書類・費用。軽自動車のやり方」

【サイト監修者】
Tomoki
Latest posts by Tomoki (see all)

    目次へ

    GO