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もと中古車販売店員が暴露!ダメな業者の見極め方・選び方7選

ダメな中古車業者の選び方
【コンテンツ監修者】
Sato Tomoki
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    Sato Tomoki

    生活環境の変化による車の乗り換え、気になっていた車への買い換え、やむを得ない事情による代替えなど、車を売却するタイミングはいつ訪れるかわかりません。

    車の売却には、新しい車を購入するのと引き換えに車を売り渡す「下取り」と、車を売るだけの「買取り」という2通りの方法があります。

    特に買取りは、近年急激に店舗数や業者数が増えたため、実際に車を売却しようとしたとき、どの業者に売却をすれば良いのか悩んでしまうほどです。

    そこで今回は、元中古車販売店員が”こんな業者はやめた方がいい“という中古車業者・車買取業者を7つのポイントに分けて解説します。

    こんな中古車業者・車買取業者はやめた方が良い

    車を中古車業者・車買取業者で車を売却する方法には、実際の店舗に車を持ち込んで買取査定や売却をする「持ち込み査定」と、査定員が自宅や指定場所まで出向いて買取査定や車両引き上げをする「出張査定」の2パターンがあります。

    ここで解説するのは、「持ち込み査定」と「出張査定」のどちらであっても、通用する”やめた方がいい業者”の見分け方です。

    業者の見分け方にはさまざまな方法がありますが、元中古車販売店員だからこそわかる見極め方を7つご紹介します。

    明らかな高額査定の業者は避けるべし!

    持ち込み査定であっても、出張査定であっても、買取相場を大幅に上回る高額な査定額を提示する業者は避けましょう。
    愛車が高い金額で売れるのは嬉しいことですが、後にトラブルとなる可能性が高くなります。そのトラブルとは「二重査定」です。

    二重査定とは、買取契約成立後に、業者が買取額の減額をすることを言います。具体的には、買取車両を引き上げ後に、“修復歴が見つかった”などの理由をつけて買取額の減額をしてきます。

    二重査定による減額は、明らかに業者側の査定・評価ミスであり、車を売却した側に責任はありません。もし、買取契約後に業者から買取額の減額を求められた場合には、車売却消費者相談室などに相談してください。

    この”二重査定”は、持ち込み査定・出張査定のどちらであっても起こり得るトラブルです。特に気を付けなければならないのは、即日買取・即日車両引き上げをする業者や契約を執拗に迫る業者です。

    車のおおよその買取相場は、インターネットなどを使えば調べられます。買取相場を大幅に上回る明らかな高額査定や即日契約・即日車両引き上げようとする業者は要注意です。

    極端に低い査定額の業者は避けるべし!

    極端に低い買取額を提示する業者は避けた方が良いです。業者からすれば、安く買い取って、高く売る方が利益を多く出せるため、なるべく安く買い取ろうとします。

    車を売却するときの注意点としては、「車のことは詳しくない」や「相場が全然わからない」という言葉を発しないようにすることです。

    “車のことや相場を知らない”と言ってしまうと、業者は”実際の買取相場よりも安い金額を言ってもわからないだろう”と考え、安く買い叩いてくる可能性があります。

    車の売却をするときは、インターネットなどを利用して、事前に車の買取相場を調べておくようにしてください。おおよその買取相場がわかっていれば、相場より買取額が安いとき、評価額が低い理由を聞くことができます。

    買取相場よりも安い理由を説明できる業者は良心的ですが、理由を説明できない業者は安く買い叩きたいだけの可能性があるため避けましょう。

    また、おおよその買取相場がわかっていれば、「相場の○○万円くらいまで買取額を上げることは難しいですか?」といった買取額の値上げ交渉にも利用できます。

    名義変更をしない業者は避けるべし!

    一般的に車の買取をした業者は、車両の引き上げをすると、車検証の名義変更を行います。
    また、業者によっては、名義変更が完了すると連絡をしてくれるところもあるようです。車の売却において、名義変更が重要な理由は、主に2つあります。

    まずは、自動車税です。自動車税は4月1日時点で車検証に記載されている所有者に請求されます。業者が買取した車両の名義変更をしないまま4月1日を迎えてしまうと、売却したはずの車の自動車税請求書が届いてしまいます。
    所有していない車の自動車税を払わないようにするためにも、売却後に業者が名義変更をしたかどうか確かめるようにしましょう。

    次に、事故や交通違反のトラブルです。業者が買取した車両の名義変更をしないまま、事故や交通違反をしてしまうと、車検証に記載されている所有者に連絡がくることがあります。

    例えば、業者が名義変更をしていない買取車両でスピード違反などの取り締まりを受けたとき、運転者が反則金の支払いをせずに放置していると、車検証の所有者に連絡がいき、反則金を支払うよう催促されます。

    身に覚えのない事故や交通違反のトラブルに巻き込まれないようにするためにも、業者が名義変更をしたかどうかを確かめるようにしてください。スムーズな方法としては、買取契約をするときに、名義変更が完了したら連絡してほしいと伝えておくことです。

    店員や査定員の態度が良くない業者は避けるべし!

    業者の店員や査定員の態度が良くないところは避けた方が良いでしょう。近年ではインターネットでの査定申込みが多いものの、査定日時の調整や車の状態をヒアリングするために、業者が査定の申込者に電話をすることがあります。

    電話での口調や声のトーンなど、電話越しの態度が良くない業者は、査定時や価格交渉時に強気な態度で接してくる可能性が高いため、避けた方が良いでしょう。

    また、買取査定の時には、査定員の態度をよく観察してください。ドア・ボンネットの開け方や閉め方、車検証や自賠責保険証など書類の扱い方が乱雑な場合、良心的な業者とは言い難いです。

    軽自動車であっても、高級車であっても、所有者が大切に乗り続けてきた愛車であることに変わりはありません。店員や査定員の態度、車の扱い方をよく観察し、車の所有者や車両を大切にしない業者とは、気持ちいい取引ができないため、避けた方が良いでしょう。

    無理やり契約を迫る業者は避けるべし!

    無理やり買取契約を迫る業者は避けましょう。
    業者も商売であるためノルマがあります。しかし、車を売却する側が、業者のノルマ達成に協力する必要はありません。特に出張査定では、無理やり買取契約を迫るケースが多いため注意が必要です。

    出張査定は、自宅にいながら買取査定や売却の取引ができるため、便利に感じますが、ノルマに迫られている業者が自宅に来てしまうと、車を売却するまで長時間にわたり交渉を続けられることがあります。

    長時間の交渉持久戦の末、売却しようか悩んでいる段階であったのにも関わらず、無理やり買取契約させられてしまったという事例もあるほどです。

    売却の意志が固まっていなかったり、迷いがあったりする時は、しつこい営業であっても「今すぐに契約できません」とハッキリ伝え、業者に帰ってもらいましょう。

    また、車の買取においては、クーリングオフ制度が適応されません。車の売却をするときは、売却意志が固まったタイミングで手放すようにしましょう。

    「今なら」や「今しか」を多用する業者は避けるべし!

    業者がよく使う「今なら」や「今しか」という言葉を頻繁に使う業者は避けましょう。

    「今なら」や「今しか」という言葉は、どの業者も使う営業トークですが、頻繁に使う場合、他社と比較されないよう買取契約を急かしていたり、ノルマに追われていたりすることがほとんどです。

    安易に営業トークの「今なら」や「今しか」という言葉を信じてしまうと、高額売却できたはずの愛車が安く買い叩かれてしまいます。車を売却するときは、少なくとも3社以上に買取査定をしてもらい、買取額の比較や値上げ交渉をしてから、売却先の最終決断をしましましょう。

    「JADRI」や「JPUC」に加盟していない業者は避けるべし!

    「JADRI」や「JPUC」に加盟していない業者は、避けた方が良いでしょう。

    「JADRI」や「JPUC」は、車を売却する側が不利にならないように、情報提供や相談窓口を設けている団体や協会です。それぞれの団体や協会が、どのようなことをしているのかを簡単に説明します。

    「JADRI(ジャドリ)」は、一般社団法人 日本自動車流通研究所(Japan Automobile Distribution Research Institute)という自動車流通業界の団体です。車を売却する側にとって真に有益な情報を提供し、優良な中古車業者・車買取業者のみを会員とすることで、中古車流通業界の質の向上を目指している団体であるため、信頼性が高いといえるでしょう。

    「JPUC(ジェイパック)」は、一般社団法人 日本自動車購入協会(Japan Purchase Used Car Association)という協会です。JPUCは、車の買取に関わる消費者トラブル等の問題を解消するため、業界内における自主規制やルールづくりをしています。また、一括査定サイト運営事業者や車買取事業者とのやりとりで困ったことや悩みごと受け付けているため、何かあったときの相談窓口として利用できる心強い協会です。

    業者とのトラブルを防止するためにも、「JADRI」や「JPUC」に加盟しているかどうかを調べ、信頼できる取引ができるかどうかを確かめてから、査定や買取の申込みをしましょう。

    まとめ

    元中古車販売店員が、”こんな業者はやめた方がいい”という業者を7つ紹介してきました。中古車業者・車買取業者とのトラブルにならないためにも、ここで解説してきた避けるべきポイントを押さえて業者を選ぶようにしましょう。

    また、今乗っている車のおおよその買取相場は、インターネットなどを利用すれば調べることができます。業者への連絡や査定の依頼をする前に、買取相場を調べておき、買取額の交渉材料として利用し、少しでも高い価格で車を売却しましょう。

    そして、万が一、車の売却や中古車業者・車買取業者とのトラブルになったときには、車売却消費者相談室に連絡するということを覚えておいてください。

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