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世界でも名だたる自動車メーカーが多く存在するドイツ。職人気質の高いドイツ人が造る自動車は、性能もデザインも各メーカーごとに相当のこだわりがあり、他メーカーとは一線を画します。
そんな魅力的な自動車を造るドイツの自動車メーカーを徹底分析し、ドイツ車の特徴や魅力、おすすめの車種などを紹介します。
ドイツを代表する五大メーカーの特徴まとめ
世界の自動車産業を牽引してきた自動車メーカーと言えば、やはりドイツの自動車メーカーだと言っても過言ではないと思います。
安全性能、走行性能はもちろん、内外装のデザインなど日本の自動車メーカーも見習ってきたことは沢山あると思います。
そこで今でも世界の先頭を走るドイツの自動車メーカーを紹介したいと思います。
メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)
高級車の代名詞的なメーカーであることは、世界中が認めているメーカーです。
前身のベンツ&シー・ライニッシェ・ガスモトーレン・ファブリークが世界最古の自動車メーカーで、1926年にダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフトとの合弁でメルセデス・ベンツが誕生しました。
高級車と言うイメージが強いメルセデス・ベンツですが、実はAクラスのようなコンパクトサイズからトラック、バスまで製造しています。
メルセデス・ベンツは、我が道を行くような社質があり、独自に開発したものも少なくありません。オートマシフトレバー部のジグザグ形状やドアミラーにウィンカーを内蔵したウィンカーミラーなど、今ではどこのメーカーも真似をして採用しているものも多数あります。
余談ですが、「ベンツ」と呼ぶのは日本人だけで、世界では「メルセデス」と呼んでいます。
ポルシェ(Porsche)
ポルシェは、日本でも極めて有名なブランドです。しかしながら、経営的には2020年現在においては、フォルクスワーゲンの傘下に属しています。経営的な属性は変化していますが、ポルシェの風格や魅力は健在です。
ポルシェの魅力は、何と言っても独特の上品なフォルムと圧倒的なパワーでしょう。スポーツカーでありながら、タキシードが映える車としても有名です。
車好きなら、一度はステアリングを握ってみたいと思っている人は多いのではないでしょうか。エンジンマウント・RR(リアエンジン・リアドライブ)が繰り出す、圧倒的なパワーと加速力、そして空冷ならではのエキゾーストなどは、マニアにとってはたまりません。
古い型式であっても、常に一定の需要があり、特に「911」などは、その希少価値と相まって、未だに高値で取引されています。
アウディ(Audi)
ドイツメーカーでいち早く4WD(クワトロ)を採用したのがアウディです。高級車も揃えていますが、どちらかと言うとSラインを始めTTクーペなどスポーツ性の高いラインナップが多いメーカーです。
現在は、フォルクスワーゲンが99%以上の株式を保有しています。あまり知られていない話ですが創業者は、アウグスト・ホルヒと言う人物で先に紹介したメルセデス・ベンツで工場長をしていました。
その後に独立しホルヒを設立しますが、コストを考えない性能重視の経営で役員達に会社を追放されホルヒの名前も使えず1910年にアウディとして復活しました。これがアウディの創業期です。
車種構成も幅広くA1からA8のコンパクトから高級車、スポーツクーペのTT、SUVのQクラスなどがあります。ラリーカーの製造やラリーへの参戦で培った技術やテクノロジーを市販車にフィードバックさせている為、スポーツ志向の高いメーカーなのかも知れません。
ビーエムダブリュー(BMW)
高級車が主流で、現在ではハイブリッドや電気自動車に力を入れているようです。オートバイでも有名なメーカーで、イギリスの最高級車を扱うロールス・ロイスとコンパクトカーを販売するMINIを傘下にしています。
BMWと聞くと個性的なエンブレムを連想されると思いますが、そもそもは航空機メーカーだった名残で回転するプロペラをイメージして、青と白はバイエルンの州旗から採用したものです。BMWは、4ドアセダンを中心にラインナップされ高級志向よりはスポーツ志向の方が強い車種が多いようです。
当初はモータースポーツにかなり積極的だったこともあり、FR(後輪駆動)に拘っていたようですが、最近はFF・4WDもラインナップに揃えています。ドイツ人らしく拘りが強いのもBMWの特徴で他社がパワーを出しやすいV型エンジンに切り替える中、直列6気筒に拘りこれを「シルキーシックス」と呼び、長いエンジンを搭載するために小型の車種でもボンネットを長くするなどの拘りようです。Z4やZ6を見ると、やたらボンネットが長く納得いくデザインです。
フォルクスワーゲン(Volkswagen)
世界でも最大級の自動車メーカーです。傘下にはポルシェ、アウディ、ベントレー、ブガッティ、シュコダ、ランボルギーニ、セアトなど名だたるメーカーを保有しています。
有名な話は、戦時中にヒトラーが国民車計画として販売させたのが、世界中の人々が知っているタイプ1、いわゆるビートルです。ビートルの製造には、捕虜としてアウシュビッツに収容されていた者達もいたようです。
ビートルでの大成功の影響か、SUVのトゥアレグや高級車よりもゴルフに代表される一般大衆車のラインナップが多く揃えられています。
フィアットにも言えることですが、世界のトップメーカーは大衆が強いという事。販売するターゲットが広く比較的安価で販売しやすく輸出もしやすい。
徹底してこの大衆をマーケットととした経営がぶれていないのもフォルクスワーゲンが世界のトップメーカーであることの証でしょう。日本のスズキと業務資本提携をしているのもスズキが日本では大衆車をメインに取り扱っているからだと思います。
職人が集まるドイツメーカー
モノ造りの技術やこだわりは、ドイツ人の伝統的な気質です。
車の製造においても技術やデザインに高いこだわりがあり、それを証明するとガソリンエンジン(オットーエンジン)、ディーゼルエンジン、ミラーサイクルエンジンは開発したドイツ人の名前が付けられています。
日本にはないアウトバーン(無料高速速度無制限区間)がドイツには幾つかあります。
必然的に高速走行に対応した自動車の性能が問われます。安定性や安全性、耐久性などが車造りの基本になります。
その一つ一つがドイツ車の特徴で、安定性を高めるためにサスペンションやハンドリングを重視する。
安全性のためにエアバックをいち早く採用し重厚なボディ剛性を作る。耐久性を増すためにエンジンにこだわり、新しいものだけ開発すのではなく従来のエンジン性能も高める。
また独自のブランド志向も高く、デザインを他に真似るのでなく、どの車種を見てもグリルや全体のイメージでメーカーが分かるデザインになっているところもドイツ車の独特の特徴ではないでしょうか。
ドイツ車おすすめ車種3
ではそんなドイツ車の中でも特にドイツ車らしいおすすめ車種をメルセデス、アウディ、BMWから3車種ご紹介します。
「おすすめのドイツ車」メルセデス・ベンツ Cクラス
日本で販売されているメルセデス・ベンツの中でトップクラスの車種で、現行で4代目になります。
Cクラスは、アジリティ(敏捷性)とインテリジェンス(知性)をコンセプトに製造されていてアルミ素材を多く使い軽量でボディ剛性が高く、Sクラスと同等の安全性とハンドリング性能を持っています。サイズもさほど大きくなく街乗りでも違和感なく運転ができ長距離の運転も苦になりません。
価格帯 | 燃費 |
---|---|
427万~1325万円 | 20.3Km(JC08モード) |
「おすすめのドイツ車」アウディ Q5
出典:アウディジャパン
Q3では、ちょっと小さくQ7は大きいし手が出ないと思うとQ5が丁度良い車種だと思います。国産のSUVにはないデザインも良いですが、ボディ剛性が高い割りに先代モデルより60Kgも軽くなっていて動力性能が向上しています。またハンドリング性能も高く静粛性に優れています。
インテリアも水平基調に整われてスポーティで格好良いデザインです。運転席にあるモニターで色々な情報を見ることができますが、MIMIマルチメディアインターフェイスでスマホみたいに操作できます。
価格帯 | 燃費 |
---|---|
662万~892万円 | 11.9~13.9Km(IC08モード) |
「おすすめのドイツ車」BMW 1シリーズ
出典:BMWジャパン
BMWのこだわりが感じられる一台。
他メーカーがコンパクトカーにこぞってコストが割安なFF(前輪駆動)を採用する中、あえてコストがかかるFR(後輪駆動)を搭載するあたりがBMWらしいと言うかスポーツ感覚へのこだわり。
さすがはBMWでコンパクトカーでも一切手を抜く事はなく車重バランスはきっちり50:50で乗り心地と走行性能は抜群です。リアはハッチバックでラゲッジスペースも確保されていますので、とても使い勝手の良いデザインになっています。
ボディサイズも全長4.345mmとコンパクトで、最小回転半径も5.1mと扱いやすく女性にもおすすめの一台です。
価格帯 | 燃費 |
---|---|
317万~463万円 | 13.4~22.2Km(JC08モード) |