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1987年にスイスで開始されたカーシェアリングは、2002年頃より国内でも首都圏を中心に開始され、公益法人交通エコロジー・モビリティ財団によると2022年には車両台数が51,000台を超えて、会員数も260万人以上と急速に普及してきました。
カーシェアリングは、海外ではエネルギー対策の一環として普及してきましたが、国内では駐車場代の高騰をはじめとして、車の維持費が上がっていることなどの理由から、車をあまり必要としない人々から注目を集めているようです。
国内ではカーシェアリングの運営会社に、大手の駐車場運営会社やリース・レンタカー会社を中心に、数多くの会社が参入しています。
今回はカーシェアリングのメリットとデメリットを中心に、紹介していきましょう。
このページの目次
料金は初期費用、基本料金、利用料金の3種類に分かれます
カーシェアリングで車を利用するには、まず運営会社に申し込みをしますが、大きく分けると以下の3つの料金が発生します。
初期費用
入会する際には、カード発行手数料や登録手数料などで1,000円~1,500円の初期費用が発生します。
中には無料の運営会社もありますので、入会時にご確認ください。
基本料金
月の利用回数に関係なく、またサービスを利用しなくても、月額800円~2,000円程度の一定金額の基本料金を徴収する運営会社が一般的ですが、運営会社や利用するプランによっては無料になる場合もあります。
利用料金
車を使用した際に支払う利用料金は、利用時間に応じた料金と走行距離に応じた料金の合算した金額が徴収されますが、走行距離に関係なく利用時間にだけ料金がかかる会社もあります。
また利用時間の単位も、10分や15分と会社によって違いがあるようです。
カーシェアリングのメリット
ここでは、カーシェアリングには、どのようなメリットがあるのか紹介させていただきます。
車の購入費用やガソリン代、維持費がかからない
車を購入すると車両本体の金額だけではなく、税金や保険料などのまとまった初期費用が発生します。
また購入後にも、駐車場代やガソリン代、車検費用、自働車税などの維持費も、車を所有して利用している限りは必要です。
またオイル交換などのメンテナンス、故障の際の修理などは、運営会社で行ってくれるので、費用だけでなく手間や時間もかかりません。
このような費用や手間がかからないことが、カーシェアリングの大きなメリットといえるでしょう。
短時間の利用ができる
レンタカーでは6時間や12時間などの単位が一般的ですが、カーシェアリングは会社によって異なりますが、10分~15分単位での利用が可能です。
買い物で車が必要な時、最寄りの駅への送迎などで車が必要な時など、会員になっておけば短い時間でも利用が可能なことはメリットになります。
全国展開している運営会社であれば、旅行先などでも利用が可能
全国展開している運営会社で目的地にステーション(シェアする車の駐車場)があれば、旅行先や出張先などで車が必要な場合には利用できます。
短時間の利用であれば、タクシーなどで移動するよりも安くなる可能性もあるでしょう。
意外にも多いカーシェアリングのデメリット
次にデメリットについて紹介させていただきます。
予約時には返却時間も決めておく必要がある
カーシェアリングでは、車の予約時に返却時間を決めておく必要があります。
次に車を利用する人に迷惑をかけないためにも、設定した返却時間にはステーションに戻る必要があるので、渋滞なども考慮して返却時間を決めることが必要です。
ただし、次に予約が入っていない場合は、延長が可能な場合もありますので、返却時間に遅れそうな時には運営会社への確認が必要になります。
乗り捨てサービスがない
レンタカーなどでは、出発した営業所とは別の営業所に車を返却できる、乗り捨てサービスがありますが、カーシェアリングでは一部を除いてありません。
出発したステーションに車を返却する必要があるので、目的地で車が不要になっても出発地まで戻る必要があることは、遠方への利用はレンタカーの方が便利だといえるでしょう。
使いたい時間に予約が入っていると借りられない
カーシェアリングは1台の車をシェアするシステムですので、車両の台数もレンタカー会社に比べて台数が少ないことがほとんどです。
とくに休日などの繁忙期は、他の利用者が予約をしていて、車を借りられないこともあります。
ステーションが近くにないと不便
カーシェアリングでは車を借りるのも返却するのもステーションなので、自宅の近くなどにステーションがない場合は移動手段が別に必要となり、不便に感じることが多いようです。
カーシェアリングを選ぶべきか?
今回はカーシェアリングのメリットとデメリットを中心に、料金体系なども紹介させていただきました。
車を複数の人がシェアして使う合理的なシステムでメリットもありますが、利用者にとって不便に感じることも数多くみられます。
駐車場が不足している都心部に住み、近所への買い物などで短時間のみ車を利用される人には、カーシェアリングは適しているようです。
一方で、遠方への旅行や引っ越しなどで長時間にわたって車を利用する際には、レンタカーの方が時間が乗り捨てサービスもあり、目的に合った車種も選べるので便利でしょう。
また、毎日の通勤などで車を使用される頻度が高い人は、車のリースを活用する選択肢も考えられます。
車の利用目的に合わせて、カーシェアリングにするか、カーリースなどの他の手段にするか、よく考えることが必要だといえるようです。
契約期間後に必ず自分の車になるカーリースもある
カーリースと聞くと、契約期間の満了で最終的には車を返さなければならないのが一般的です。
ところが、カーリースも多様化していて、リースでありながら最後には必ず自分の車になるサービスも存在しています。
このサービスを提供しているのが「MOTAカーリース」です。
カーシェアリングで迷っている人は、並行してリースも検討してみるのも良いでしょう。