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車一括査定とは?売却の流れや向いている人・いない人の特徴を解説

車一括査定とは?売却の流れや向いている人・いない人の特徴を解説
       
啓太

車の一括査定とは、複数の買取業者に対して一度で同時に査定を依頼できるサービスのことです。複数の買取業者を比較検討できるため高価買取を狙いやすいのがメリットで、車をすぐに売りたいと思っている方や時間にゆとりがある方に向いています。

当記事では、車一括査定の概要や車を売却する流れ、メリット・デメリット、車一括査定が向いている人・向いていない人の特徴などを紹介します。車一括査定サービスを使用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

車の一括査定とは

車の一括査定とは、複数の業者に一斉に査定を依頼する方法です。一般的には、Web上の一括査定サイトを通じて査定を依頼します。一括査定サービスは、利用者の依頼を受けて、各サービスが提携業者を紹介する仕組みです。

一括査定と同時査定の違い

一括査定と似た言葉に同時査定がありますが、2つともまったく異なる方法です。大きく異なるのは、何を「一括」あるいは「同時」に行うかという点が挙げられます。

一括査定は各業者への申し込みを一括で行う方法である一方、同時査定は査定そのものを同時に行うことを指す言葉です。一般的に、同時査定は同日・同時刻・同じ場所に複数の業者を集めて査定してもらいます。複数の落札者が値をつけるオークションをイメージすると分かりやすいでしょう。

同時査定の場合、業者への依頼自体は各社に対してそれぞれ行った上で、スケジュールを調整して全員を集める必要があります。一括査定では、業者への依頼は一括で行うものの、査定を同時に行うとは限りません。

一括査定で車を売却する流れ

一括査定サービスを利用する前に、どのような流れで査定を申し込み、車を売るのかを理解しておきましょう。

ここでは、一括査定サービスを利用して査定を申し込む場合の一般的な流れを解説します。

一括査定サービスに車の情報を入力する

一括査定サイトにアクセスし、売却したい車の情報や自分の住所・連絡先など、査定に必要な情報を入力します。

車の情報としては、次のような項目を入力するのが一般的です。

  • メーカー
  • 車種
  • 年式
  • 走行距離 など

情報を入力した段階では、業者でおおよその査定額を算出します。最終的な査定額が提示されるタイミングは、業者が実車を見た後です。申し込み後は、入力した情報をもとにすぐに買取業者から電話やメール、システム内の通知などで連絡が来ます。各業者は自社で車を売ってもらうため、なるべく早く査定の申込人とコンタクトを取ろうとします。

一括査定サービスによっては、申し込んだ直後から大量の電話がかかってくるケースも少なくありません。大量の電話がかかってくると、仕事中などにも電話がかかってきたり、電話の応対に追われたりするだけでなく、判断力が奪われて業者の選択を誤る恐れもあります。

大量の電話を防ぐ対処法としては、査定をキャンセルする方法や、業者からの連絡をメールなどで受けられるサービスを選ぶ方法が効果的です。また、査定を依頼する業者を任意で選べるサービスや、一括査定の最大数が少ないサービスを選びましょう。

一括査定サービスによっては、申し込み後のキャンセルを受け付けていない場合や、連絡先にメールを指定できない場合もあります。電話での営業はサービスを選択する時点で防止できることも多いため、申し込み前にサービス内容を確認しましょう。

買取業者に車を査定してもらう

連絡があった複数の業者を比較した上で、実際に査定を受ける業者を3~5社程度に絞ります。基本的には、業者が自宅など指定の場所に出張し、実車の査定を行います。

車の売却には、車の名義変更などさまざまな手続きが必要です。査定までに次のような必要書類を準備しましょう。

  • 車検証
  • 自賠責保険証
  • 納税証明書
  • リサイクル券
  • 振込口座が分かるもの
  • 実印および印鑑証明書

車検証は期限が切れているものでも構いません。車検証・自賠責保険証・納税証明書は再発行できるので、万が一紛失した場合は事前に再発行してください。

実印と印鑑証明書は普通自動車の売却時にのみ必要です。軽自動車の場合は、認印のみで手続きが進められます。

見積金額を確認し納得できたら契約する

複数の業者から相見積もりを取って金額を比較し、査定内容に納得のいく業者と契約の上売却します。契約締結後は業者に車体を引き渡し、代金を入金してもらうと売却は完了です。

事故歴がある車の場合、買い取られた後海外に売却されたり、解体されてパーツとして売却されたりするため、買取自体は可能です。ただし、修復済みであっても、フレームを修復された車は修復歴があるとして、査定額が大幅に下がる可能性が高まります。

また、フレームの修復歴は表示義務があります。高く売るために故意に修復歴を隠しても、売却時に発覚して不利に働くことがほとんどです。修復を伴う事故については、業者に正直に申告しましょう。

車一括査定のメリットとデメリット

一括査定には、さまざまなメリットとデメリットがあります。主なメリット・デメリットは次の通りです。

車一括査定のメリット車一括査定のデメリット
  • 複数の買取業者を比較検討できる
  • 高価買取を狙いやすい
  • 大量の電話がかかってくる
  • 地域によっては買取業者が見つかりにくい
  • 業者によっては強引な買取をされる

一括査定のメリットは、手間をかけずに複数の業者と相見積もりが取れ、買取価格の高い業者を探しやすい点が挙げられます。

ただし、業者の強引な営業にあう可能性が高い点がデメリットです。大量の営業電話がかかってくるだけでなく、査定時にも即決を迫られる可能性があります。即決すると一括査定の「価格を比較できる」というメリットを生かせないので、高値で買い取ってもらいたい場合は即決しないほうがよいでしょう。

また、買取業者が見つかりにくい地域で一括査定を行うと、業者が遠方から出張してくる場合があります。地域や業者によっては出張費を取られる場合があるので、依頼する前に必ず出張費の有無などを確認しましょう。

一括査定のデメリットは、ある程度事前に予防策をとることで防げたり軽減したりできるものばかりです。デメリットに注意を払えば、十分に一括査定の恩恵を受けられるでしょう。

車一括査定でよくあるトラブル例

一括査定ではトラブルに見舞われる恐れもありますが、あらかじめ知ることでトラブルを回避できる可能性があります。よくあるトラブルとしては、次のような例が挙げられます。

強引に契約を迫られる
  • 強引に即決を迫り契約させようとする
  • いつまでも居座って契約を迫ってくる
高額なキャンセル料を請求される
  • 契約後のキャンセルで高額な料金を請求された
  • キャンセル料の明細が出ない
契約後に買取金額を減額される
  • 傷や修復歴を「後から見つかった」と言うなど、理由をつけて査定額を減額する
  • 2度も査定をして決定されたはずの売却額が突然減額された

車一括査定でよくあるトラブル例に関しては、下記の記事で対処法と合わせて紹介しているのでぜひ参考にしてください。

業者に悪意がある場合は、事前に対策をしても防げるとは限りません。悪質なトラブルが発生した場合は、消費者センターに相談するのも1つの方法です。

車一括査定が向いている人・向いていない人の特徴

一括査定にはメリット・デメリットがあり、人によって向き不向きがあります。一括査定が向いている人・向いていない人の特徴は次の通りです。

車一括査定が向いている人車一括査定が向いていない人
  • 車を売りたいと思っている
  • 時間にゆとりがある
  • 電話対応が得意
  • 売買交渉が得意
  • きちんと相手にNOと言える
  • まずは相場を知りたいと思っている
  • 電話対応が苦手
  • 流されやすい性格をしている

一括査定は、デメリットを把握した上で対処できる人や、実際に売却を検討する段階にある人におすすめです。

一括査定を使わずに車を高く売る方法

一括査定に向いていない人でも、車を高く売る方法はあります。一括査定を使わない場合、自分で車買取の専門店に持ち込むとよいでしょう。専門店であれば買い取った車の販路を確保し、市場での需要が高い車であれば高く買い取ってもらえる可能性が高まります。

日本自動車査定協会に査定を依頼するのも1つの方法です。査定協会は経済産業省・国土交通省の認可を受けた査定専門の第三者機関です。車の売買は行っていないものの、査定協会で目安となる査定額を出してもらうと、他の業者で査定を受ける際にも安く買われるのを防げるでしょう。

まとめ

車の一括査定とは、複数の業者に一斉に査定を依頼できるサービスのことです。一括査定で車を売却するときは、まずは一括査定サイトにアクセスして自分の情報や売却したい車の情報などを入力し、買取業者に査定してもらいます。査定後の見積金額に納得できたら契約をして車体を引き渡し、代金を入金してもらうという流れです。

車一括査定は複数の買取業者を比較検討できるので高価買取を狙いやすいメリットがありますが、サービスによっては大量の電話がかかってくるデメリットもあります。車一括査定サービスを利用するときは、メリット・デメリットを踏まえた上で利用を検討しましょう。

【サイト監修者】
Tomoki
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