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スズキ自動車は軽自動車を中心として、国内第三位の販売台数を誇り、二輪車や船外機などでも世界的なシェアを誇ります。
スズキは電気自動車や社債電池などをインドで生産することを目指し、約1500億円の投資をすることを発表しました。
スズキは2025年に向け、1500億円を投資
スズキ自動車は岸田文雄首相の訪印に合わせて行われた日印経済フォーラムでインド西部のグジャラート州と電気自動車に関する投資の覚書きを締結しました。
以前からインドでの実証実験を行うなどしていましたが、2025年に電気自動車を生産開始するために子会社であるスズキモーターグジャラートの増強や電池工場建設のために大規模な投資を行います。
資本提携をしているトヨタからの協力も受けながら、低価格帯の電気自動車開発を進めていくと見られています。
スズキは電気自動車以外にも車両リサイクルを行っているマルチスズキと豊田通称グループの合併会社にも投資を行い、車両の解体やリサイクルを行う工場も建設する方針です。
インドから逆輸入か
スズキ自動車はインドで高いシェア率を誇っているため、積極的な投資を行いやすい環境だったと考えられます。
また、インドのモディ首相は2021年11月に行われた国連気候変動枠組み条約締約国会議において2070年までにカーボンニュートラル達成を目指すと宣言しています。
そのため、世界第3位の二酸化炭素排出量のインドは環境対策に追われている状況です。
インド政府は2030年に販売される新車の30%を電気自動車にするという目標を掲げており、大きな需要が見込まれるでしょう。
世界第5位の巨大な市場となるインドで電気自動車でシェアを獲得することが出来れば、海外進出の大きな足がかりとなります。
スズキは小型ハッチバック車「バレーノ」、中型二輪「ジクサーSF250」、コンパクトSUV「S-CROSS」をインドから逆輸入する形で販売していました。
電気自動車をインドで先行発売をして日本に逆輸入という形も大いに考えられるでしょう。
インドの悪路はスズキに有利か
スズキの小型車はジムニーやハスラー、スペーシア、ワゴンRなどの人気車種が多いので小型電気自動車の開発に期待がかかりますね。
資本提携しているトヨタとの連携にも注目です。
日本よりも過酷な道が多いインドでも走り抜けられる走破性の高い電気自動車が出てくる可能性もあり、どのようなモデルが発表されるか今から楽しみです。