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運転免許証は旧姓併記もOK!12桁の番号にも意味がある

運転免許は旧姓併記が可能
       
筆者たかまさ
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車を公道で運転する際には欠かせない運転免許証ですが、警察庁発表の2019年時点での運転免許証保有者は、約8200万人にも達しています。

日本の人口が約1億2000万人ですので、3人に2人が運転免許証を保有していることになりますが、ここ数年は少子化の影響もあって人数はほぼ横ばいのようです。

今回は運転免許証のあまり知られていないことに加えて、2019年に導入された運転免許証への旧姓併記について紹介させていただきます。

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日本での運転免許証は約120年前に誕生

日本で初めて車が走ったのは1898年といわれていますが、運転免許証ができたのは5年後の1903年のことです。

愛知県が1903年8月に制定した「乗合自動車営業取締規則」により、乗合自動車のドライバーに発行された許可証がその始まりだといわれています。

その後は、全国統一の交通法規「自動車取締令」が1912年に発令され、全国的に運転免許証の制度が広まりました。

当時の免許はどの車でも運転ができる「甲種」と、車種を特定した「乙種」に分かれていましたが、現在のような更新制度ではなく5年ごとに再試験が行われ、不合格の場合は免許が取り消しになるものです。

また、現在の運転免許制度が導入されたのは、道路交通法が施行された1960年になりますので、戦後しばらくは古い免許制度「自動車取締令」が続いていたことになります。

運転免許証に記載されている数字の謎

交付年月日の右側にある数字の謎

みなさんの運転免許証をご覧いただくと、交付年月日の右側に5桁の数字が記載されているかと思います。

この数字は「照会番号」と呼ばれるもので、各都道府県公安委員会の内部検索用の番号になりますが、数字が表すものは交付日ごとの連番、優良講習や違反者講習、初回交付を表すなどとされていますが、各公安委員会ごとに数字が表す意味は違っており、公表はされていないようです。

運転免許証番号の謎

運転免許証の条件欄の下には、12桁の運転免許証番号が記載されていますが、各番号はグループ分けされており、数字には下記の意味があります。

<運転免許証番号>第AABBCCCCCCDE号
左側から1桁目と2桁目の数字(A)は 、最初に免許証を取得した都道府県公安委員会を番号で表しています。
(例 北海道10、宮城22、東京30、茨城40、愛知54、京都61、大阪62、兵庫63、広島73、愛媛82、高知83、福岡90、佐賀91、長崎92、鹿児島96など)

左側から3桁目と4桁目の数字(B)は、2012年に免許を取得した場合は12など、免許を取得した西暦の下2桁を表しています。

左側から5桁目から10桁目までの数字(C)は、各都道府県が免許証を管理する番号で、左側から11桁目の数字(D)は前10桁の数字が正しいかチェックするための「チェックデジット」と呼ばれる数字になっています。

一番右側の一桁の数字(E)は、紛失や破損、盗難などによる免許証の再発行回数を表しています。

SDカードを提示すると特定のお店では優待が受けられます

1年以上無事故・無違反で経過すると、自動車安全運転センターに申請することで、SDカード(Safe・Driverカード)を発行してもらうことができます。

あまり知られていませんが、提携された飲食店やガソリンスタンドなどでSDカードを提示することで、割引などの優待を受けることが可能です。

SDカードの証明書申込用紙は、各自動車安全運転センター以外に、警察署や派出所などにも用意されていますので、1年間以上事故や違反などをされていないかたは、650円ほどの料金はかかりますが、申し込んでみるのもよいでしょう。

運転免許証も旧姓併記も可能になっています

2019年12月より、運転免許証にも更新や再発行時に、裏面への追加記入または現在の名前の後ろにかっこ書きで旧姓併記が可能になっていますので、こちらで紹介させていただきます。

旧姓併記をするメリット

運転免許証に旧姓を併記しておけば、銀行口座や契約などで旧姓が使用されている場合に現在の姓との紐づけが可能なため、他の公的書類がなくても本人確認ができることは、一番のメリットだといえるでしょう。

手続きには書類が必要です

運転免許証の旧姓併記は運転免許試験場や免許更新センター、免許更新を行う警察署などで可能ですが、手続きには旧姓が記載された住民票または旧姓併記されたマイナンバーカードのどちらかが必要です。

旧姓の併記がされていないかたは、先にお住まいの市町村で手続きをされた後に、免許証への併記手続きをする必要があります。

運転免許証の豆知識のまとめ

今回は、運転免許証の歴史、記載されている数字の謎、旧姓併記について、紹介させていただきました。

運転免許証が誕生して120年近くになりますが、2024年度の実現を目指してマイナンバーカードへの一体化も検討されており、今後は大きな変化があるかもしれません。

また高齢者ドライバー向けに「サポートカー限定免許」が導入されるなど、高齢化社会を見据えた動きも開始されています。

ドライバーにとっての必需品でもある運転免許証を巡る動きには、今後も注目していきたいものです。

この記事を最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

【参考】警視庁「運転免許証の旧姓表記について」

【サイト監修者】
Tomoki
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